|
|
|
|
|
トランター ダブル・トリガー 管打式拳銃 3rd モデル (木箱付、銃砲刀剣類登録証付古式銃、#8069T) ■ |
|
|
|
|
|
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
お客様ご連絡中 \3,520,000 |
商品番号
|
【7448】 |
英 名
|
Tranter Double Trigger Percussion Revolver, 3rd Model |
種 類
|
古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品、Curio Magazine、ガゼット Vol.19 |
国 名
|
イギリス |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
300mm |
口 径
|
11mm (54 Bore) |
装 弾
数
|
5発 |
在 庫
数
|
お客様ご連絡中 |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【トランター ダブル・トリガー 管打式拳銃 3rd モデル について】
英国のウィリアム・トランター (William Tranter) 社により製造された、特殊なトリガー・メカニズムを備えた54 Bore (.442 calibre=.44口径相当) の大型管打式リボルバーで、銃身とフレームが一体となった頑丈で非常に見栄えのする品です。
本品はトランター社製リボルバーの中でもダブル・トリガー・モデルと呼ばれるモデルで、現代リボルバーのようなシングル/ダブル・アクション機構が登場する以前の過渡期に開発されたダブル・アクション・リボルバーです。 トリガー・ガードの下から飛び出したセカンド・トリガーと呼ばれる指掛け部分を後方に引く事によりシリンダーが回転し、ハンマーがフル・コック位置まで持ち上がります。 この状態でセカンド・トリガーを引き続けたまま、トリガー・ガード内の本来の位置に設けられたトリガー (セカンド・トリガーに対して、ファースト・トリガーと呼ばれます) を引くと、シングル・アクション・リボルバーの様にハンマーがリリースされます。 また、ファースト・トリガーとセカンド・トリガーを同時に引くことにより、ハンマーがコックされた直後にリリースされるダブル・アクション (セルフ・コッキング) 操作も可能です。 これはウィリアム・トランター (William Tranter) が1853年1月28日に英国パテント第212号を取得したものを製品化したもので、その特徴的な作動は「ヘジテート・アクション」とも呼ばれます。 このダブル・トリガー・リボルバーは製造開始時期により1st モデル (1853〜1854年)、2nd モデル (1853〜1856年)、3rdモデル (1860年頃〜) と呼ばれ、細部の仕様が異なります。 最終型である3rdモデルでは、Kerrタイプに似たトランター・パテントによるネジ止めで固定されたローディング・レバーを備え、グリップがより角度の付いた形状に変更されています。 3rd モデルは、38ボア、54ボア、80ボア、120ボアの異なる口径のモデルに加えて、銃身長が4 1/2から6インチまでのバリエーションが製造されました。
その後トランター社ではボーモントのダブル・アクション機能を取り入れたオーソドックスな形状のリボルバーも製造されましたが、それらはシングル・トリガー・モデルと呼ばれ、大きく区別されています。 現在国内に存在しているトランター・リボルバーの殆どは「シングル・トリガー・モデル」で、本品のような「ダブル・トリガー・モデル」はいたって珍しい品となっています。 (KK)(MM)
【本個体の説明】
本品はトランター ダブル・トリガー・リボルバーの3rd モデルで、Kerrタイプにも似たトランター・パテントのローディング・レバーを備えた品です。 本品は口径が54ボア (=.44口径) の6インチ銃身を備えたホルスター・モデルと呼ばれる品です。 本品の最も大きな特徴であるトランター ダブル・トリガーの左側面及びローディング・レバーには「TRANTER PATENT」の刻印が入っています。 また、フレーム右側面にはシリアル No.が「8,069,T,」と入っており、その最後の「T」はTranter社製であること表しています。 その他、フレーム上面のトップ・ストラップ部分には「W PRITCHARD & SON」の刻印が入っています。 W. Pritchard (William Pritchard) 社は英国バーミンガムで銃器の製造・販売を行っていた会社ですが、本品はトランター社が生産した品をW. Pritchard社が販売した品と考えられます。 銃身左上側面後方に英国のLondon Proof Houseで1637年から使用されている「王冠にGP」の刻印 (Definitive Proof=最終耐久テスト終了刻印) と1670年から1955年まで使用された「王冠にV」の刻印 ((View Mark=目視検査終了刻印) 2つが入っています。 更にシリンダーの各チャンバーの間にも、「王冠にGP」及び「王冠にV」の刻印が交互に計5ヵ所入っています。 シリンダー後部には97の番号が打刻されています。 銃身後部の一部やフレーム、トリガー・ガード、グリップ・エンド・キャップに緻密な唐草模様が入っています。 また、銃身先端には英国製リボルバーの特徴でもある飾り彫刻が施されています。
本品の銃身やフレームといった金属部にはオリジナルのブルー仕上げが80%以上残っており、古式銃としては概ね良好な状態が保たれています。 シリンダーやトリガー・ガードはフレームに比べるとブルー仕上げが落ちてやや時代錆や僅かな表面錆痕が見られますが、目立った朽ち込み等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 元々白磨き仕上げのトリガーやローディング・レバーについても、やや時代錆が見られる以外は目立った朽ち込み等は見られません。 作動に関しては、セカンド・トリガーを引いてからファースト・トリガーを引いてハンマーを作動させるシングル・アクション操作及び、セカンド・トリガーとファースト・トリガーを同時に引いてハンマーを作動させるセルフ・コッキング操作のいずれもしっかりと動作し、シリンダーも正常に回転します。 また、本体左側面に設けられたY字型の板バネによるハンマー・セーフティも正常に機能しています。 緻密なチェッカリングが入ったグリップについても、僅かな打ち傷を除いて目立った割れや欠け等も見られないパーフェクトと呼べるものです。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、若干の表面錆は見られるもののライフリングははっきりと確認できます。 パーカッション・ニップルについても、一部僅かな変形は見られるものの、目立った欠けや腐食などは見受けられず、良好な状態が保たれています。 ローディング・レバーの操作についてもスムーズに行う事が可能です。
銃本体がぴったりと収まるオリジナルの木箱が付属致します。 木箱内にはフラスコ、トランター純正モールダー、 弾頭用缶ケース (弾頭は付属しません)、オイラー (James-Dixon & Sons製) が付属致します。 木箱は経年による打ち傷や線傷こそ見られるものの、目立った破損や欠損などは見られず、蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 尚、木箱の鍵は付属致しません。
小さな外見上の難点はありますが、全体的な程度は古式銃としては素晴らしく、作動的にも非常にしっかりとしたお勧めの逸品です。 (KK)(MM)
【その他の情報】
昭和46年6月4日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 無可動実銃とは異なり、作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただき、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| |