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価格(税込)
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\132,000 |
商品番号
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【7438】 |
英 名
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Shanxi Type 65 modified Artillery Carbine |
種 類
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ボルト・アクション、無可動実銃買取品 2021年 春、大阪店在庫品 |
国 名
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中華民国(台湾) / 日本 |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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965mm(実測) |
口 径
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6,5mm×50 |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【六五歩槍 について】
六五歩槍は中華民国の山西省において、1920年代末から1930年代初頭にかけて日本の三八式歩兵銃をコピー生産した品です。 刻印を除き、各部の仕様はオリジナルの三八式と基本的に同様となっています。
20世紀前半の軍閥時代と呼ばれる時代、山西省は北洋軍閥の派閥の1つである山西派 (晋系) により統治されており、本銃もそのような状況下で山西派統治下の太原造兵廠で製造されました。 当時の中華民国において、山西省は閻錫山の指導下で一種の独立国家の様相を呈しており、銃器製造なども独自に行われていました。 元々北洋軍閥では日本製小銃が多数輸入されて運用されており、1917年に日本の武器輸出業者である泰平組合を通じて4万挺の三八式歩兵銃が輸入された他、その後1926年にもロシアから4千挺の三八式が輸入されました。 当時中国では三八式歩兵銃をその遊底覆から「三八大蓋」と呼称して使用しました。
そのような流れの中で、山西派では6,5mm×50弾が主要な歩兵銃用弾薬として運用されていましたが、山西派以外の中華民国の軍閥の多くが7,92mm×57弾 (8mmモーゼル弾) を使用していた事から、その後日中戦争が勃発すると、相互の弾薬供給に問題が発生する事となりました。 日中戦争中の1937年に日本軍が太原作戦により山西省の太原を占領すると、山西派は主要な弾薬製造施設を失う事となり、その後使用弾薬を7,92mm弾へと更新していく事となりました。 (KK)
【本個体の説明】
本品は六五歩槍の全長を切り詰めて砲兵銃サイズ (三八式砲兵銃とほぼ同サイズ) に改造した品です。 機関部上面には「六五歩槍」のモデル名刻印が入っており、機関部側面にはシリアルNo.26483及び「田」の刻印が入っています。 この「田」の刻印は、閻錫山の娘婿で当時造兵廠の長を務めていた人物の名と関連があるとも言われています。 シリアルNo.は機関部、銃身基部でマッチしています。 本品は六五歩槍の中でも比較的初期に生産された品と考えられ、機関部は三八式からの流用で、菊花紋章を削り取った上からモデル名刻印が入っています。 機関部上面には山西派により製造された事を示す「晋造」の刻印が入っていますが、この「晋造」が入った六五歩槍は初期に生産されたシリアルNo.が60,000までの個体が該当すると言われています。
本品は全体に使用感が見受けられ、機関部や銃身等の金属部は全体に時代錆や経年による褪色、一部に仕上げが落ちて金属の地肌が表れている箇所が見受けられます。 銃身下部には米国へ輸入された際の輸入業者刻印が入っています。 薬室周辺にはやや目立つ線傷が見られる他、照星のガードに若干の変形が見受けられます。 また、安全子の下部に溶接痕が見られます。 木製銃床は全体に赤みがかった色合いの仕上げとなっており、バット・ストックは上下の継ぎ目が無い単材製で左側面に「民」の文字が大きく入っています。 銃床は上帯後方の銃床右側面にやや目立つ欠けが見られる他、銃把前方の銃床右側面に6cm程度のひびが見られます。 床尾板と銃床の取り付け部にやや隙間やひびが見られますが、取り付け自体は現状ガタつきもなくしっかりとしています。 その他、バット・ストック上部にひびをピンにより補強した痕跡が見受けられます。 木被と下帯に若干のガタつきが見られますが、固定自体はしっかりとしています。 照尺の起倒は問題なく行う事が可能ですが、スライダーについては現状ロックが甘くなっています。 尚、エキストラクター及びエキストラクター・リングは欠品しています。 さく杖は付属致しません。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (KK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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