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ドントル銃 (鉄製銃身、銃砲刀剣類登録証付古式銃) ■  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【7359】
英  名
 Japanese Percussion Single Shot Pistol w/ Iron Barrel
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品、Curio Magazine 掲載品、Curio Magazine
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 250mm
口  径
 9mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ドントル銃 (鉄製銃身) について】
幕末に雷管式小銃が欧米から輸入されるようになってから、国内でもゲベール銃などの模作が盛んに行われました。 和製の小銃はオリジナルと大きな違いはありませんが、短銃は日本独自の形状になりました。 日本で製作された管打ち式拳銃には本体左側面に帯に差す際の突起が銃身と平行に付いた品が多く見られます。 西洋でもこのような突起 (ベルト・フック) が付いた品は存在しますが、和製の管打ち式拳銃ほど、必ず備えられるものではありませんでした。 また、銃口下部にさく杖 (ラム・ロッド) を固定する為のスイング式の金具 (ラム・ロッド・スイベル) を備え、銃身下部にさく杖の取り付けが可能となっている品も多く見られます。 このような短銃は当時「ドントル銃」と呼ばれました。
尚、1842年 (天保13年) 頃に蘭学者 吉雄常三によって著された火薬技術等に関する文献である「粉砲考」によると、当時西洋で開発された発火薬の一種を日本において「ドンドルプードル」と呼称していたという記述が見られます。 これはオランダ語で「雷 (Donder) の粉 (Poeder)」を意味する「ドンダー ポーダー (Donder Poeder)」が日本において訛ったものであると考えられます。 ドンダー ポーダーは熱や衝撃を加えると激しく爆轟する発火薬で、当時重要の雷管に用いられた雷汞 (雷酸水銀(II)) と同種の化学物質であると思われます。 「ドントル銃」の呼称は、この発火薬を雷管に使用する管打ち式の銃器について、ドンドルプードルの「ドンドル」部分のみが残り、更にこれが訛って生み出された呼称である可能性が高いと考えられます。
「ドントル」という呼称は当時は管打ち式の短銃だけに限ったものではありませんでしたが、現在では小型の和製管打ち式短筒の総称としてドントル銃と呼ばれています。 ドントル銃は基本的に護身用として使用されました。
ドントル銃には銃身と本体が真鍮により製作された品が多く見られますが、本品は真鍮製に比べて非常に珍しい鉄製銃身及び機関部を備えた品です。 通常、本体左側面の帯に差す為のフック部分は先端がへら状となっていますが、本品では短剣のような形状となっているのが特徴的です。 また、グリップ部分も一般的なドントル銃に比べて取り付け角度が浅く、グリップ下端が尖った形状となっているなど、全体に珍しい仕様の品となっています。 通常の鉄製ドントル銃は真鍮製より高い製作技術を要した為、作りが甘い(雑な)品が多い中、本品は真鍮製以上に丁寧な作りになっています。 真鍮製ドントル銃と同じ形状で作られた鉄製ドントル銃は真鍮製20挺に対して1挺ほどしかない希少価値の高いものとなっています。 (KK)

【本個体の説明】
  本品の銃身や本体は鉄製で、全体に適度な時代感が付いた雰囲気の良い品です。 銃身やハンマーといった金属部は経年によりブラウン・パティーナと呼ばれる良い雰囲気の時代錆が表れており、やや表面錆痕や鋳造時からのものと思われる巣が一部に見られますが、大きな欠損や腐食等は見受けられず、製造された時代を考慮すれば概ね良好な状態が保たれており、鉄製独特の地肌や時代感が楽しめます。 アッパー・タングまで延びる本体上部の板状部品は、左右の角が半月状に削り落とされており、凝った造りとなっています。 特徴的な帯差 (ベルト・フック) やハンマー、トリガー・ガード等にも目立った欠品等は見受けられず、ハンマー指掛け部分のチェッカリングもはっきりと残っています。 ロア・タング下端に僅かにひびが見られますが、強度的には影響の無いレベルのものです。 木製グリップ部分についても若干の打ち傷を除いて目立った割れや欠け等は見受けられず、本体への取り付けについてもガタつき等はみられません。 木製グリップは取り付け基部周辺に粗い鱗状の模様が彫られていますが、国内の資料館にも同様のグリップが取り付けられたドントル銃が収蔵されている事が確認されている事から、本品のようなグリップを備えた品が当時複数製造された事が窺えます。 グリップ下部の後端は尖った形状となっていますが、目立った欠け等は現状見受けられません。 銃口下部にはスイング式のさく杖保持金具 (ラム・ロッド・スイベル) を備えており、銃身下部にさく杖が付属致します。 さく杖の後端には螺子が切られており、トリガー・ガード前部に捻じ込んで固定されます。 ハンマーの先端やパーカッション・ニップルについては現状大きな変形や欠けは見受けられません。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 作動についてもしっかりとしており、ハンマーのコック操作も問題なく、フル・コック状態でトリガーを引くとハンマーがスムーズに落ちます。
鉄製銃身のドントル銃は真鍮製の品に比べて希少です。 真鍮製と一緒に二挺コレクションされても違いを楽しめるのではないでしょうか。(KK)

【その他の情報】
昭和42年7月20日に岡山県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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