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青銅製狼煙 (のろし) 筒 (銃砲刀剣類登録証不要品、指火式点火法) (ヤ) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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\385,000 |
商品番号
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【7320】 |
英 名
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Bronze Signal Cannon |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、Curio Magazine 広告掲載品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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250mm |
口 径
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41mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【青銅製狼煙筒について】
文献では短火矢筒とも呼ばれている青銅鋳造製の砲で、弊社では火矢を発射するものではなく信号砲の一種ではないかと考えています。全高約250mm、重量約13kgと、小ぶりながら非常に重量感のある品となっており、口径は約41mmと百匁相当の大口径となっています。ヨーロッパでは古くは12世紀頃から17世紀にかけて造られた全く同様の構造を持つ青銅製のSalute Cannon(Signal Cannon、Bombardelle)が現存しています。 弊社で確認した十数点はドイツ、英国などで作られた装飾(取手の無い品もあり)の無いシンプルな品です。
本品は前装式で、点火法は指火式となっており、本体側面には点火孔が設けられています。 底部は平らな形状となっており、地面など平坦な場所に設置した後、上方に向けて火薬を使用した狼煙 (のろし) や信号弾等を発射したものと思われます。 垂直に打ち上げる為、目当 (照準具) などは設けられていません。 また、本体重量が非常に重くなっているのは地面に据えて発射する際に安定して設置させるためであったと思われます。 本体は砲口から下部に向かって膨らんだ形状となっていますが、砲身内部の径は砲口から砲身後部まで変わらず、円柱状に抜けて (通って) います。 用途は確かではありませんが砲として作られたのは間違いがないと思われます。 かなりの本体重量があり、さらに全体に丸みを帯びて掴みにくい形状である事から、本体左右には縄などを通して運搬に用いたと思われる穴の開いた取手が設けられています。 本体表面には雷紋と梅と思われる花弁を組み合わせた模様と唐草文様の装飾が施されています。 砲全体のデザインは中国風ですが、唐草文様は葉にあたる部分が省略されて図案化された和風のものとなっています。 そのため、製造時期は現時点では不明ではあるものの、本品も日本において製造された可能性が高いと思われます。 (KK)(MM)
【本個体の説明】
本品は全体に程よい時代が付いており、青銅表面には一部僅かに緑青が生じているものの、目立った欠損や腐食等も見受けられず、総じて良好な状態が保たれています。 砲表面の雷紋や唐草模様といった装飾についても全体にはっきりと残っています。 砲身内についても目立った腐食は見られず、砲口から砲身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 全体に堂々とした佇まいで重量感のある品です。 本砲が歴史上のどのような場面で運用されたのか思いを馳せてみるのも面白いかもしれません。 現存している西洋製の品に比べて遥かに装飾性が高く、世界的にみても類似品が全くない大袈裟ではありますが博物館級の資料である可能性もあります、
和製の品は現存品が殆どなく情報がないため、本説明に誤りがあるかも知れませんのでご了承ください。 しかしながら作り/装飾が素晴らしいので美術品としての価値は高いものと考えられます。(KK)(MM)
【その他の情報】
本品は銃刀法上「指火式点火法」と呼ばれる「手で火種をそのまま火口 (火穴) に付けて点火する原始的な銃砲」であり、銃砲刀剣類登録証は不要です。 本品について銃砲刀剣類登録証不要の旨を記した大分県教育委員会による通知文書が付属致します。
本品には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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