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【TKS/D栄】129.5火縄銃 堺細筒 松鳥色絵象嵌 (登録証付古式、在銘:巻張 寛政四□子春 □並屋作□) (西)�� |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
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商品番号
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【7316】 |
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英 名
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Japanese Matchlock Musket, SAKAI Style |
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種 類
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古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品 |
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国 名
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日本 |
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時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
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全 長
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1,289mm |
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口 径
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12mm |
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装 弾
数
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単発 |
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在 庫
数
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SOLD OUT |
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画像について
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画像は現物です。 |
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コメント
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【火縄銃 堺細筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘:巻張 寛政四□子春 □並屋作□) について】
本品は全長129cmの火縄銃の細筒 (小筒) で、口径は12mmとなっています。 細筒は主に狩猟用や標的射撃用として使用されました。
本品の筒 (銃身) は、後方に向かって緩やかに広がった形状の八角銃身で、銃口部には筋立ての施された芥子柑子が設けられています。 先目当はたんけん形、元目当は富士形となっており、全体に典型的な堺筒の特徴を有しています。 銃身後方には松や鳥を象った象嵌による飾りが施されています。 尚、銃身は台 (銃床) に対して4か所の目釘により固定される構造となっています。 台についても堺筒らしい華やかな作りとなっており、目釘穴や鋲裏座金、火縄消し穴の周囲には菊を象った飾りが施されています。 また、胴金周辺に兜武者を象った飾りが取り付けられている他、銃床下面の胴金前方から用心金にかけて松、竹、亀、鶴の飾りが取り付けられているなど、堺筒に多く用いられるモチーフが各所に見受けられます。 台尻部の上面に雲と兎を合わせた飾り板が取り付けられている点もユニークです。 カラクリは外カラクリで、地板金や火挟、胴金といった金属部は全て真鍮製となっており、菊を象った蟹目隠しが取り付けられています。 引金は丸引金で、真鍮製の用心金が取り付けられています。
本品には非常に珍しい「寛政四□子春」と寛政年間に製作された事を示す銘が銃身下部に切られています。 寛政とは1789年から1801年までの期間を示す元号で、第11代将軍 徳川家斉の治世下でした。 寛政四年は十二支では「子」に当たるので「寛政四□子春」は「1792年春」になります。 寛政の年紀の下には表面錆により判読が難しくなっていますが、「□並屋作□」と読める銘が切られており、摂州堺の鉄砲鍛冶である「榎並屋作兵衛」の作である事を示唆するものとなっています。 榎並屋作兵衛は摂州住の鉄砲鍛冶の一門で、「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.51及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.203に掲載されています。
本品には「寛政四」とある事から寛政4年 (1792年) に製作された事が窺え、その当時から本品のような堺筒のスタイルが確立されていた事を示す史料といえます。 このような寛政の年紀が入った製作年が判る品は、現存数が非常に少なく極めて希少です。 (KK)(MM)
【本個体の説明】
本品は全体に適度な時代感が付いた良い雰囲気となっています。 筒 (銃身) は全体にやや時代錆が表れている他、銃身下面などにやや表面錆や一部に朽ち込み痕が見られるものの、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身後部上面の象嵌による装飾については、一部剥落は見受けられるものの、比較的良く残っています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は4箇所とも一致しています。 尚、目釘は付属しておりません。 銃床についても全体に適度な時代が付いています。 銃床先端に一部欠けが見られますが、それほど気にならないレベルのものです。 芝引金具の後端に若干の欠損が見受けられますが、それ以外の飾り金具は目立った欠損も見られず、概ね揃っています。 用心金に若干のガタつきが見られますが、銃床への取り付け自体はしっかりとしています。
カラクリの作動については完全で、火挟を指で起こすとしっかりとロックが掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 銃身内はやや錆が見受けられ、火穴は現状抜けておらず、尾栓については固着により外れなくなっています。 火蓋の開閉については問題なく行う事が可能です。 かるか (さく杖) が付属致します。
本品のような製作年がはっきりと判る火縄銃は現存数が少なく、特に末ではありますが1700年代の年期入りは弊社でも初めてです。 現存する火縄銃の銘をまとめた唯一の資料である「全国鉄砲鍛冶銘鑑」及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」でも年期が刻まれた品は極僅かで、もしあったとしても幕末期に集中しています。 江戸中期(1796年)にこの銃が製作された事が裏付けできる資料的にもとても重要な品ですが、お値打ちな価格となっています。 (KK)(MM)
【その他の情報】
昭和46年10月27日に兵庫県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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