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【TK栄追】アルバニア タンツィーカ フリント・ロック 騎兵銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【7315】
英  名
 Albanian Tancika Flintlock Carbine
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、長野倉庫在庫品、ガゼット Vol.19
国  名
 アルバニア / トルコ
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,030mm
口  径
 17mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【アルバニア タンツィーカ フリント・ロック 騎兵銃 について】
東ヨーロッパのバルカン半島南西部に位置するアルバニアで19世紀に製造された、タンツィーカ (TancikaもしくはTanchika) と呼ばれるフリント・ロック式 (火打石式) の騎兵銃です。
フリント・ロックは約200年間にわたり使用されたため、スナップ・ロック (Snaplock) 式、スナップ・ハンス (SnaphanceもしくはSnaphaunce) 式、ミケレット (Miquelet) 式、ドッグ・ロック (Doglock) 式など、世界中の多くの地域で様々なシステムが開発されました。 ミケレット式は1570年ごろスペインのマドリードで発明され、スペインを中心に製造されました。 通常ハンマーのメイン・スプリングはサイド・プレートの裏に収められているのに対し、ミケレット式はメイン・スプリングとシアがサイド・プレートの外側に露出しているのが特徴です。 サイド・プレート表面に露出したシアの先端がハンマーをロックする仕組みになっており、外部からコックされている状態を確認出来るのが長所であった一方、シア部分に外部から圧力がかかると暴発する危険性がありました。 実射する事の無い古式銃では、メカニカルな部分が外部から見える点でより魅力的といえます。
本品が製造された当時のアルバニアはオスマン帝国の支配下にあり、本銃もトルコ製銃器の影響が一部見られますが、ストックの肩当て部分はRat Tail (鼠の尻尾) とも呼ばれる、他のフリント・ロック マスケットには見られない細身でT字型の形状となっているなど、アルバニア独自のデザインとなっています。 尚、タンツィーカ マスケットには、銃身等の主要な部品をイタリアのLazarino CominazzoやBecalossi Franzini等の製造業者から輸入して製作された品も見られ、ヨーロッパ系銃器からの影響も感じさせます。 本品の銃身には製造者を示す刻印は見られませんが、銃身基部に馬を象った刻印と共に、フルール・ド・リスと呼ばれるアヤメの紋章が複数打刻されています。 このフルール・ド・リスは、オスマン帝国支配下に入る前にアルバニア公国を治めていたトピア家 (Thopia family) の紋章にも使用されていました。 銃身は白磨き仕上げで、前半部が丸型 (ラウンド・バレル) で、後半部が八角型 (オクタゴン・バレル) となっており、銃口は特徴的なチューリップ型となっています。 銃身後部にはUノッチ型のリア・サイトが設けられており、銃口部のビード・タイプのフロント・サイトと組み合わせて照準を行う構造となっています。 銃床は外縁部を取り囲むように植物を象った彫刻の施された白磨き仕上げの補強板が取り付けられています。 機関部左右のサイド・プレートにも同様に植物を象った彫刻が施されており、銃把上面の左右には真鍮製と思われる金色の金属板がピンにより固定されています。 銃身は真鍮製のバンド及び銃身後部のアッパー・タングにより銃床に固定される構造となっています。 本品は騎兵用として製造された品で、全長が103cmと一般的なマスケットに比べてやや短く、機関部左側面にはサドル・リングが取り付けられています。 (KK)

【本個体の説明】
本品は全体に適度な時代感が付いた良い雰囲気となっています。 銃身やサイド・ロック等の白磨き仕上げについても若干の時代錆や表面錆等は見られるものの、製造された時代を考慮すると比較的良好な状態が保たれています。 銃身や銃床の金属板といった各部に施された彫刻についてもはっきりと確認出来ます。 特徴的な細身のT字型銃床についても、木部に大きな破損は見受けられず、しっかりとした強度が保たれています。 銃把上部の補強板や鉄板製の銃床左側面の一部にやや欠け及び変形が見られますが、全体としてはガタつき等も少なく、総じてしっかりとした状態が保たれています。 尚、各部の金属板については、手袋などが引っ掛かり破損し易いため、取り扱い時にはご注意ください。 サイド・ロック前方の銃床右側面1箇所、トリガー・ガード前方の本体下部2箇所に円形の埋込式飾り金具の欠品が見られますが、外観上はそれほど気になりません。 真鍮製のバレル・バンドに一部亀裂が見受けられ、バレル・バンドより前方の銃床先端部の木部に修復が施されているのが確認できます。 サイド・ロックの作動については完全で、ハンマーを起こすとハーフ・コック及びフル・コック位置でしっかりとロックが掛かり、引金を引くとハンマーが力強く落ちます。 フリント (火打石) を挟んで固定するためのジョーズ (Jaws) と呼ばれる爪状部品のネジによる開閉についてもスムーズに行う事が可能です。 尚、フリズン (火皿上部の開閉式の蓋) のテンションは現状殆どありません。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火皿から銃身にかけての火穴も通っています。
アルバニア製のタンツィーカ フリント・ロック小銃は、海外でも現存数が少なく希少となっています。 中近東や北アフリカ等で製造されたフリント・ロック マスケット等とは異なる、アルバニア独自のデザインが魅力の逸品です。 (KK)

【その他の情報】
昭和45年8月28日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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