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ベルギー ルフォーショー 6連発 リボルバー(ルフォーショー社ベルギー工場製、銃砲刀剣類登録証付古式銃、#166491) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【7314】 |
英 名
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Belgian Lefaucheux 6 shot Pinfire Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品、ガゼット Vol.19 |
国 名
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ベルギー / フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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270mm |
口 径
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9mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ベルギー ルフォーショー 6連発 リボルバー (ルフォーショー社ベルギー工場製) について】
ルフォーショー (Lefaucheux) リボルバーはピン・ファイア式 (カニ目打ち式) の金属製薬莢を使用するリボルバーで、フランス人のユージーン・ルフォーショーによって1854年に考案され、フランス及びベルギーでパテントが取得された後、1860-70年代頃にかけて様々な製品が製造されました。 ピン・ファイア式は従来のパーカッション (管打ち) 式に比べて装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配がなく、迅速に装填が可能といった長所がありました。
ルフォーショー リボルバーは装弾数が5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションが作られた他、銃身長についても3cmほどのラウンド・バレルから15cm以上のオクタゴン・バレルまで様々な長さの物が存在します。 ルフォーショー・リボルバーはその用途も様々で、大型の無骨な軍用モデル以外にも、全体に彫刻の入った小型の護身用モデルまで多数のバリエーションが存在しました。 現存しているルフォーショー・リボルバーの多くにはベルギーのプルーフ・マークが刻印されている個体が多く見られます。 また、王冠の下にメーカー名のイニシャル等が刻印されている個体が多いのもベルギー製ルフォーショーの特徴となっています。
ピン・ファイア式リボルバーは、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、パテントの関係か、アメリカでは殆ど生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞となっており、その後リムファイア方式が登場した後も生産が続けられ、センター・ファイア式が普及する頃までヨーロッパで多種多様な品が作られました。 これらのルフォーショー・リボルバーはヨーロッパを始め、アメリカなど世界各国に輸出されましたが、特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に輸入されました。
ルフォーショー・リボルバーには、形状や刻印のバリエーション等、大量生産品のリボルバーとは違った魅力が有り、世界的に愛好家が数多く存在しています。 また、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイア式は金属製薬莢を使用し、シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかしながら、旧式の金属薬莢を使用し現代実包は使用出来ない為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、日本国内でも古式銃として合法的に所持できます。
本品は口径9mmの6連発モデルで、ルフォーショー・リボルバーとしては中型に分類されるモデルです。 グリップはルフォーショー・リボルバーの中で最も一般的なサード・タイプと呼ばれる精巧なタイプで、掌にフィットし易いようにグリップ上部に突起が追加されています。 グリップ下部には携行用の紐 (ランヤード) を取り付ける為のリングが取り付けられています。 本品はルフォーショーのベルギー・リェージュ工場で製造された品で、シリンダー表面には楕円形の中に「ELG」の文字が打たれたリェージュのプルーフ・ハウス刻印の他、Eugѐne Lefaucheuxのイニシャルである「EL」の文字が打たれたルフォーショー社のプルーフ刻印が入っています。 また、銃身基部左側面にも同様に王冠と「EL」の刻印が入っていることから本家ルフォーショー社のベルギー工場製であることが判ります。 本銃はダブル・アクション及びシングル・アクションの両方で使用可能なモデルで、ハンマーにはスパー (指掛け) が設けられています。 右側面の装弾孔には蝶番によって開閉可能な蓋 (ローディング・ゲート) が設けられています。 また、本品にはエジェクション・ロッドが銃身右下に装着されており、空薬莢を装弾孔から容易に排出出来るようになっています。
【本個体の説明】
本品のフレーム左側面のトリガー・ガード上部には、シリアルNo.166491が打刻されています。 また、シリンダーやフレーム、銃身基部には植物を象った彫刻が施されています。 その他、銃身を取り外した状態でシリンダー軸穴付近に「JC」と読めるプルーフ刻印が確認出来る他、シリンダーを取り外した状態でフレーム側のリコイル・シールドにも同様に「JC」の刻印が確認できます。 シリンダーや銃身の各プルーフ刻印は一部表面錆により薄くなっていますが、確認が可能です。
本品は全体に適度な時代感が付いており、銃身やフレーム、シリンダーなど全体に時代錆が表れています。 金属部はローディング・ゲート後部等にやや目立つ打ち傷が見受けられる他、一部にやや表面錆が表れているものの、大きな欠損等はみられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 ウォールナット製と思われる木製グリップについては、やや打ち傷や取り付けネジの座金周辺に僅かに欠けが見受けられるものの、目立った破損等は見られず、適度な艶のある良い色合いとなっています。 グリップは本体への取り付けもガタつきもなくしっかりとしています。 繊細な形状のフロント・サイトはやや打ち傷が見られますが、大きな変形や欠損は見られません。 本品の作動については完全で、シングル/ダブル・アクションともに問題なく作動し、シリンダーも正常に回転します。 尚、ハンマーにはハーフ・コック位置は元々存在せず、フル・コック位置のみとなっています。 また、エジェクター・ロッドの機能やローディング・ゲートの開閉についても問題ありません。 銃身内は銃口から銃身後部まで通って (抜けて) おり、若干の表面錆が見られるものの、ライフリングも比較的残っています。 銃身とフレームの取り付けについてもガタつき等は見受けられず、総じてしっかりとした状態が保たれています。
(KK)
【その他の情報】
平成8年3月21日に香川県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約160年以上前の古い骨董品ですので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり、作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身でされる事をお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただき、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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