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ルフォーショー・パリ 20連発 ダブル・アクション・リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
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価格(税込)
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\2,750,000 |
商品番号
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【7303】 |
英 名
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Lefaucheux Paris 20 shot D/A Pinfire Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、ガゼット Vol.18、大阪店在庫品、Curio Magazine、✕ |
国 名
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フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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245mm |
口 径
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7mm |
装 弾
数
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20発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ルフォーショー・パリ 20連発 ダブル・アクション・リボルバー について】
ルフォーショー (Lefaucheux) リボルバーはピン・ファイア式 (カニ目打ち式) の金属製薬莢を使用するリボルバーで、フランス人のユージーン・ルフォーショーによって1854年に考案され、フランス及びベルギーでパテントが取得された後、1860-70年代頃にかけて様々な製品が製造されました。 ピン・ファイア式は従来のパーカッション (管打ち) 式に比べて装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配がなく、迅速に装填が可能といった長所がありました。
ルフォーショー リボルバーは装弾数が5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションが作られた他、銃身長についても3cmほどのラウンド・バレルから15cm以上のオクタゴン・バレルまで様々な長さの物が存在します。 ルフォーショー・リボルバーはその用途も様々で、大型の無骨な軍用モデル以外にも、全体に彫刻の入った小型の護身用モデルまで多数のバリエーションが存在しました。 現存しているルフォーショー・リボルバーの多くにはベルギーのプルーフ・マークが刻印されている個体が多く見られます。 また、王冠の下にメーカー名のイニシャル等が刻印されている個体が多いのもベルギー製ルフォーショーの特徴となっています。
ピン・ファイア式リボルバーは、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、パテントの関係か、アメリカでは殆ど生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞となっており、その後リムファイア方式が登場した後も生産が続けられ、センター・ファイア式が普及する頃までヨーロッパで多種多様な品が作られました。 これらのルフォーショー・リボルバーはヨーロッパを始め、アメリカなど世界各国に輸出されましたが、特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に輸入されました。
ルフォーショー・リボルバーには、形状や刻印のバリエーション等、大量生産品のリボルバーとは違った魅力が有り、世界的に愛好家が数多く存在しています。 また、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイア式は金属製薬莢を使用し、シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかしながら、旧式の金属薬莢を使用し現代実包は使用出来ない為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、日本国内でも古式銃として合法的に所持できます。
本品は装弾数20発の非常に珍しいタイプのルフォーショー・リボルバーです。 多弾数を実現するためシリンダーは外周と内周の二重構造となっており、それぞれに対応した銃身が上下二連に並んでいます。 シリンダーの薬室は外周と内周で配置角度を変えて互い違いに設けられており、射撃をする毎に外周と内周で交互にハンマーがピン・ファイア・カートリッジのピンを撃発する構造となっています。 本体右側のローディング・ゲートを開くと、シリンダーの外周と内周に弾薬を同時に装填する事が可能です。 また、排莢用のエジェクター・ロッドはシリンダーの外周と内周で位置を切り替えられるようになっています。 作動はダブル・アクション方式で、指で撃鉄 (ハンマー) を起こしてのシングル・アクション操作も可能です。 ハンマーにはリア・サイトとして機能するノッチ (溝) が設けられており、ハンマーを起こした状態でハンマー頂部のノッチとフロント・サイトを組み合わせて照準を行います。 尚、ハンマーの指掛け部分 (ハンマー・スパー) には滑り止めの緻密なチェッカリングが施されています。 トリガーはホルスターに収める際に引っ掛からないよう折り畳み式となっており、トリガー・ガードは設けられていません。 グリップ下部には携行用のランヤード (紐) を取り付ける為のリングが装備されています。
本品はルフォーショー・リボルバーの開発者であるユージーン・ルフォーショー (Eugène Lefaucheux) がパリのラファイエット通りで経営していたE. LEFAUCHEUX et Cie社で製造された品で、銃身基部左側面にはブレイク・オープンした銃を図案化した同社のロゴ及び「LF」の刻印が確認できます。 (KK)
【本個体の説明】
本品の銃身基部 (ヨーク部分) 左側面にはE. LEFAUCHEUX et Cie社のロゴ及び「LF」の刻印に加えて、781のシリアルNo.が入っています。 また、折り畳み式のトリガー裏面には口径を示すと思われる「.28」の刻印及びプルーフ刻印が確認できます。
本品の銃身やシリンダーといった金属部は全体に白磨き仕上げとなっており、やや時代錆や表面錆痕等は見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられず、概ね良好な状態が保たれています。 リコイル・シールド部分の左側面には製造時の鋳造の巣と思われる窪みが見られますが、あまり気にならないレベルのものです。 ウォールナット製と思われる木製グリップについては、やや打ち傷等は見られますが、大きな割れや欠け、取り付けのガタつき等は見受けられず、艶のある仕上げも比較的残っています。 グリップ下部のランヤード・リングの取り付け金具は取り付けに若干の遊びが見られるものの、本体への固定自体はしっかりとしています。 銃身及びフレームの組付けについてはガタつき等は殆ど見られません。
作動については完全で、ハーフ・コック及びフル・コックともにしっかりと掛かり、ハンマーの動きに合わせてシリンダーが正常に回転します。 フル・コック状態でトリガーを引くとハンマーがスムーズに落ちます。 下側のハンマーの付け根付近に極小のヘアライン・クラックが見られますが、強度的には殆ど影響の無いレベルのものです。 ローディング・ゲートの開閉やトリガーの折り畳みについても問題なく行う事が可能です。 エジェクター・ロッドの切り替えについても問題なく、抜け止めのテンションもしっかりと掛かっています。 銃身内は上下ともに銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、ライフリングもはっきりと残っています。 内部に本品が収まるサイズの時代の下る木箱が付属致します。
ルフォーショー・リボルバーには口径や装弾数の異なる様々なバリエーションが製造されましたが、本品のようにフランスの本家ルフォーショー社で製造された20連発モデルは現存数が非常に少なく希少となっています。
(KK)
【その他の情報】
昭和49年9月6日に愛知県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約160年以上前の古い骨董品ですので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり、作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身でされる事をお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただき、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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