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英国沿岸警備隊 P1842 管打式拳銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【7278】
英  名
 British Coast Guard Pattern 1842 Sea Service Pistol
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol.18
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 289mm
口  径
 17mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【英国沿岸警備隊 P1842 管打式拳銃 について】
1839年に英国沿岸警備隊制式となった管打式の単発拳銃です。
1822年に英国政府は沿岸警備隊 (Coast Guard) を正式に組織しました。 それ以前の英国では、沿岸地域での密輸を取り締まり、関税等を確実に徴収する事を目的として、税関や国税庁、海軍等といった様々な組織が沿岸警備任務を担っていました。 19世紀初頭に密輸取り締まりや人命救助、沿岸警備といった任務を総合的に担当できる部門として英国沿岸警備隊が税務局の一部門として設立されましたが、実際には沿岸警備隊は英国海軍の指揮下にありました。 このため、沿岸警備隊の活動や補給は英国海軍により管理が行われ、武器や装備品は基本的に同時代の英海軍のものと同様でした。 しかしながら、例外としてPattern 1831 (P1831) 拳銃と呼ばれる前装フリントロック式の大口径単発ピストルが新たに設立された沿岸警備隊用の専用装備として採用されました。 P1831沿岸警備隊拳銃は、15ボア (約.67口径) の4.5インチ オクタゴン銃身を持つ拳銃で、銃身はウェッジ (楔) により固定されていおり、銃身はライフリングの無いスムース・ボアとなっていました。 また、銃身下部には1802年頃に採用された陸軍用のNew Land Pattern Pistolと同様、ラム・ロッド (さく杖) がスイベル式の金具により取り付けられていました。 ベルト・フックを備えていた従来の海軍用拳銃とは異なり、P1831沿岸警備隊拳銃はグリップ下部にランヤード・スリングを取り付け可能なスイベルを備えていました。 P1831沿岸警備隊拳銃は1831年に採用されましたが、その時点で既に英軍では管打式小火器が試験段階に入っており、フリントロック式拳銃は時代遅れとなりつつありました。 同年に英海軍は最初の管打ち式拳銃100挺を受領し、翌年には沿岸警備隊向けに2,000挺が発注されました。 これら最初期の管打ち式拳銃のモデル名や形状は未だに知られていませんが、既存のフリントロック式拳銃からの改造、既存のフリントロックのロック部分を管打ち式へと改造して新規生産、もしくは未組立のフリントロックを流用・改造して生産が行われた可能性が存在します。 また、これらがその後のP1839沿岸警備隊拳銃の原型となったとも考えられています。
その後、1839年に沿岸警備隊制式となったP1839拳銃は、同時代の英陸軍用管打式拳銃であったP1842槍騎兵拳銃と同様の形状をしていましたが、12ボア (.71口径) の9インチ銃身を持つP1842槍騎兵拳銃に比べて一回り小さいサイズとなっていました。 P1831沿岸警備隊拳銃と同様にグリップ下部はフラットな形状となっていましたが、銃身は6インチと僅かに長くなっており、銃身形状もオクタゴン・バレルからラウンド・バレルへと変更されました。 ロック部分は管打式へと変更されましたが、ロック・プレートはNew Land Patternと呼ばれる古い形式のままで、フリントロックからロック部分を流用した品にはハンマー後方にスライド式のセーフティを備えた個体も見られます。 銃床はウォールナット製で、エンド・キャップやトリガー・ガード、ラム・ロッド・パイプ、サイド・ネイル・カップ (ロック・スクリュー座金) といった部品は真鍮製となっていました。 銃身はブルー仕上げで、ロック部分やハンマーはケース・ハードゥン仕上げ、スイベル・ラム・ロッドは白磨き仕上げとなっていました。 また、P1831と同様に、海軍用拳銃に見られるベルト・フックは備えておらず、グリップ下部にスリング・スイベルを備えていました。 P1839沿岸警備隊拳銃は、英国国営造兵廠を始め複数のコントラクターにより組み上げられました。
P1839沿岸警備隊拳銃の採用と同年に、英国海軍もPattern 1839 (P1839) とよばれる新型拳銃を採用しました。 この海軍向けのP1839拳銃は、P1839沿岸警備隊拳銃とほぼ同様でしたが、口径が26ボア (約.57口径) と小口径化されていた他、グリップ下端のスリング・スイベルの代わりに従来の海軍用拳銃と同様のベルト・フックを備えていた点で異なりました。 尚、P1839沿岸警備隊拳銃ではロック部分をフリントロックから流用した事でハンマー後方にスライド式のセーフティを備えた個体が存在したのに対し、海軍のP1839拳銃ではセーフティは当初から設けられていませんでした。
P1839拳銃は陸軍のP1842槍騎兵拳銃に比べて短い銃身と小さい口径により取り回しが良かった事から、輸送部隊などの地上部隊の他、警察や植民地の民兵組織へも支給されました。
1842年にはP1839沿岸警備隊拳銃のさらなる改良型として、George Lovellの設計によるPattern 1842 (P1842) 拳銃が採用されました。 P1842拳銃では従来のP1839拳銃で使用されていたNew Land Patternと呼ばれるフリント・ロック時代の名残りである古い形式のロック・プレートに代わり、Lovellが設計したP1842マスケットに近い形状の物が使われるようになりました。 (KK)

【本個体の説明】
本品はSea Service Pistolと呼ばれるP1842拳銃の中でも英国沿岸警備隊向けのモデルです。 口径は海軍用に比べて大口径の15ボア (約.67口径=17mm) となっており、ベルト・フックは装備されておらず、グリップ・エンドにはスリング・スイベルの取り付け金具が装備されています。 サイド・ロックはP1839拳銃のようなフリントロック時代の形式ではなく新規に製作されたもので、P1839沿岸警備隊拳銃の一部に見られたようなハンマー後方のスライド式セーフティも当初から装備されていません。 サイド・ロックには王冠の下にVictoria Regina (ヴィクトリア女王) を示す「V・R」と入った刻印に加えて、1854年に国営銃砲検査機関の検査刻印である「TOWER」刻印及び製造年を示す「1854」の刻印や、王冠とブロード・アローを組み合わせた刻印が入っています。 英国国営造兵廠製か国営造兵廠コントラクト製の品にはこの王冠と「V・R」を組み合わせた刻印が入っています。 当時の英国はBirminghamとLondonに銃器製造者が集中しており、この王冠はBirmingam銃器製造協会会員のメーカーで製造された品である事を示しています。 その他、銃身には王冠と数字・アルファベットを組み合わせた各種プルーフ刻印が確認できます。 尚、海軍用モデルとは異なり、フロント・サイトは当初より設けられていません。
本品の銃身やサイド・ロック、ハンマーといった金属部は全体にブルー仕上げの仕上げ直しが行われており、やや小傷や若干の表面錆痕が見受けられますが、大きな欠損等は見られず、総じてしっかりとした状態が保たれています。 ウォールナット製の銃床についても全体に仕上げ直しが施されており、サイド・ロックやトリガー・ガードの取り付け部周辺に若干の痩せが見受けられますが、各部の取り付けはガタつきも無くしっかりとしています。 銃床先端部右側面やサイド・ロック後部、左側面グリップ基部付近の木部に接木による正規の補修痕が見受けられますが、木部の色合いはマッチしており殆ど違和感はありません。 また、本体左側面のフロント・エンド・キャップから長さ6cm程度、ロック・スクリュー座金から銃身取り付け部付近にかけて3cm程度のヘアライン・クラックが見られますが、現状では強度的に影響の無いレベルのものです。 真鍮製部品についてもやや磨かれていますが、現状それほど違和感はありません。 スイベル式のラム・ロッドはブルーによる仕上げ直しが行われています。 ラム・ロッドを収納した際の抜け止めのテンションはしっかりと掛かっています。 ハンマーにやや欠けと変形が見受けられますが、パーカッション・ニップルは現状欠けは見られません。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尚、銃身内はやや表面錆が表れており、現状ラム・ロッドを銃身の奥まで挿し込む事は難しくなっています。 ロック部分の作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックともにしっかりと掛かり、フル・コック状態でトリガーを引くとハンマーが力強く落ちます。
東京店在庫品 (KK)

【その他の情報】
昭和44年10月22日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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