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三八式歩兵銃 初期型 (小石川製、#798002) | 
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 価格(税込) 
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 SOLD OUT | 
 
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 商品番号 
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 【6935】 | 
 
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 英  名 
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 Type 38 Infantry Rifle, Early Production | 
 
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 種  類 
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 ボルト・アクション、無可動実銃買取品 2019年 冬 | 
 
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 国  名 
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 日本 | 
 
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 時  代 
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 第一次大戦〜第二次大戦 | 
 
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 全  長 
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 1,276mm | 
 
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 口  径 
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 6,5mm×50 | 
 
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 装 弾
数 
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 5発 | 
 
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 在 庫
数 
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 SOLD OUT | 
 
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 画像について 
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 画像は現物です。 | 
 
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 コメント 
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 【三八式歩兵銃 初期型について】 
三八式歩兵銃は日露戦争後の 1905年(明治38年、皇紀2565年)に日本陸軍が制式採用した小銃です。 
三十五年式海軍銃と三十年式をベースにして、主任設計には南部麒次郎大尉が担当しました(海外ではアリサカ・ライフルと呼称されることが多いのは、原型となった三十年式歩兵銃の開発者が有坂成章陸軍砲兵大佐であるため)。機構的には殆ど完成されていた三十年式小銃でしたが、中国大陸での厳しい自然環境の中でいくつかの欠点が見つかり、三十五年式海軍銃の特徴 (遊底覆など)も取り入れて、明治38年に改良型が制式となりました。 部隊配備は日露戦争終戦後の1908年から始められ、約2年ほどで三十年式歩兵銃からの更新を完了されました。 初の実戦投入は第一次世界大戦(青島の戦いなど)で以来日本軍の主力小銃となり日本の小銃の代名詞ともなり九九式小銃と共に終戦まで使用されました。 6,5mm弾は威力的に力不足でしたが、機能的には信頼性が高く前線兵士の間でも好評だったようです。 
戦前にはイギリス、フィンランド、メキシコ等、数ヵ国にわたり輸出されました。 また中国で武装解除された部隊が使用した相当数の旧日本軍小火器は、戦後中国軍によって使用され旧軍の小銃を元にした小銃が現地でも製造されました。 
三八式歩兵銃は1942年(昭和17年)まで国内工廠にて生産され、その後も国外工廠の奉天工廠(南満陸軍造兵廠)では1944年まで生産されました。国産銃としては最多の約340万挺が生産されました(九九式短小銃は約250万挺)。 また、バリエーションとして三八式騎兵銃、三八式短小銃、四四式騎兵銃、九七式狙撃銃、三八式改狙撃銃があります。 初期型は主東京砲兵工廠で生産された品で軍用銃としては非常に綺麗な仕上がりをしていますが、多くの初期型は教練用などに払い下げがおこなわれ、程度の良いは非常に希少となっています。弊社での初期型定義は照星にガードがなく、床尾板がプレート型の東京砲兵工廠を初期型としております。  
その他の三八式歩兵銃の特色や、弊社での分類を説明したブログがございますので、詳しくはこちらをご覧下さい。
  
【本個体の説明】 
本品は三八式騎兵銃初期型の東京砲兵工廠(小石川)製で機関部左側面にはシリアルNo.の他、東京砲兵工廠製を示す刻印が入っています。 東京砲兵工廠では1923年(大正12年)の関東大震災により甚大な被害を受け、一部機能を残しその役目を小倉工廠に移すまで生産されました。 本品は床尾版がプレート型の初期型で、照星もガードの無い初期型仕様、照尺はVノッチ・タイプの初期型、安全子は大きめの突起のある初期型から中期型に見られるタイプが取り付けられており、全体として初期型の仕様で統一されています。 本品の薬室上部にはやや薄くなっているものの、菊花紋章及び「三八式」の刻印が残っています。 
本品は全体にやや使用感が見受けられ、金属部はやや小傷や擦れの他、機関部など一部に仕上げが薄くなって金属の地肌が表れている箇所が見られるものの、大きな欠損等は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 ボルト及びエキストラクターは白磨きとなっており、やや時代錆が表れているものの、こちらも大きな朽ち込み等は見受けられません。 銃床については上下の継ぎ目の無い単材製で、奉天工廠で製造された品である可能性が考えられます。 銃床左側面に戦後中国で使用された際に彫られたとみられる星と「解」と思われる漢字を組み合わせた刻印が入っています。 全体にやや打ち傷や線傷が見受けられ、銃床左側面及び右側面の機関部付近に一部ひびが見受けられる他、遊底止下部付近の木部に一部欠けが見られます。 木被は後部に一部ヘアライン・クラックが見られるものの、現状では強度に影響の無いレベルのもので、取り付けについてもガタつきもなくしっかりとしています。 また、上帯及び下帯の取り付けについても目立ったガタつきは見られません。 傷み易い床尾板については全体にやや表面錆及び若干の朽ち込み痕が見受けられるものの、銃床への取り付け自体はガタつきもなくしっかりとしています。 銃口はクラウンの形状が残った丁寧な処理が施されています。 照尺はやや遊標のロックが甘くなっていますが、起倒や調整操作は可能です。 弾倉底板は取り外しがかなり固くなっていますが、弾受 (フォロワー) 及び弾倉バネは入っています。 尚、さく杖は付属致しません。 
トリガーテンションのある、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 東京店在庫品 (KK)
  
三十年式銃剣も入荷しております。 本品と同時にお買い上げのお客様には、対象の三十年式銃剣を特別価格\18,000(税別)にて販売致します。 尚、銃剣単品でご購入の場合は、\25,000(税別)での販売となります。 
対象となります三十年式銃剣はこちら
  
【その他の情報】 
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、上記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
  
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
 
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