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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【6766】 |
英 名
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Swiss Proto-type Percussion In-line Rifle mfd. by Moray |
種 類
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古式銃(無可動) 、単発、無可動実銃買取品 2019年 冬、ガゼット Vol.18、東京店在庫品 |
国 名
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スイス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,340mm (実測) |
口 径
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18mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【スイス軍用試作 "In-line" 管打式歩兵銃について】
十九世紀中頃にベルギー、LiegeのMoray社で制作されたと思う単発前装管打式歩兵銃です。 特徴は銃身の後部にニップルが位置し、ハンマーで直接、雷管を被せたニップルを叩く、英語で"In-line"と呼べれるシンプルな構造です。 銃身後部にニップルを配するのは制作過程が一つ省略された最もシンプルな構造ですが、発射の際のガス圧が全て後部に集まり、ニップル孔から噴出する可能性がある危険な構造になっています。 ガス圧でーニップル孔に逆噴射する事故を防ぐ為に、ハンマーはグリップ・セーフティを解放しない限りは起きないようになっており、それによってニップル孔からの吹き戻しを防いでいると思います。 また他に特徴的なことはネジを使わずにトリガー・ガードを含むユニットを取り外す事が可能です。
外部に刻印が一切なく、僅かに銃身下部後方(薬室下部)にMORAYの文字が見られ、本品を制作した銃工の名前であると思われます.現時点での調査ではユダヤ系の苗字と推測されます。 また その刻印の近くに王冠に「M」のプルーフ・マークらしき刻印が刻印が見受けられます。 全体の作りはフランス系のマスケッの流れを汲み、チロル地方独特のチロリアン・バット・プレートと呼ばれるバット・プレート下部が突き出た形状をしています。 バット・ストックの木部の形状はスイス軍用銃に準じた形になっています。 購入した際の説明はスイス製になっていましたが、王冠のプルーフ刻印から十九世紀に王政がひかれた国で制作された品と考えられます。 オリジナルのさく杖付。(MM)
【本個体の説明】
本銃は1800年代中頃に製造された銃と考えると、欠点は全くないオリジナルの状態を非常に良く残した素晴らしい品です。 試作品であった為か金属部分には使用された形跡はあまりありません。 銃身や機関部などの金属部分の全ては白磨き仕上げで時代錆びも殆どありません。 古い軍用銃独特の飴色の木製ストックには僅かな気にならない程度の小傷があるだけで大きな欠けやヒビなどは全くなく、当時の仕上げを良く残した美しい品です。 スイス軍用銃らしいタイトな作りの4段調節フリップ式のリア・サイトの作動も非常に固いですが完全です。 先端が大きな真鍮製のオリジナルの鉄製さく杖も付属しています。スプリング・テンションはありませんがハンマーは前後に可動します。 シアは取り外されておりハンマーとトリガーとの連動はありません。トリガーのテンションはありません。 銃口部溶接で閉鎖されていますが、くっきりとしたライフリングの一部が確認できます。 工具を使わずにトリガー・ガードの前後の蝶ネジを手で回すだけで簡単にトリガー・ガードを含むユニットを取り外す事が可能です。 銃身前方右側面には「ヤダカン式」と思われる大型銃剣を取り付ける為の着剣装置が付いています。 "In-line"機能が判るメカニズム的にも非常に面白い一品です。 世界に二挺とないかも知れない珍しい試作品と考えれば破格のお値打ち価格です。(MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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