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US スプリングフィールド M1866 トラップドア 歩兵銃 (無可動古式銃、アリンII型、#無)  
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価格(税込)
 \495,000
商品番号
 【6755】
英  名
 US Springfield M1866 2nd Allin Conversion Trapdoor Rifle
種  類
 古式銃(無可動) 、単発、ガゼット Vol.18、東京店在庫品
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,418mm(実測)
口  径
 .50-.70 Center Fire
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【US スプリングフィールド M1866 トラップドア 歩兵銃について】
スプリングフィールド M1866 ライフルはスプリングフィールド造兵廠の主任銃技師(Master Armorer)であったE. S. アリン(Erskine S. Allin)の設計したトラップドア後装式メカニズムを使用した二番目のモデルで(一番目はM1865)です。 1967年を境に列強は大量に残された前装式のライフルド・マスケットを後発装式に改造し再利用する構想が一般的でこのアリン・コンバージョンは量産とは言えない挺数ですが、1865年の採用とその先駆けとなりました。 実際にアリン・コンバージョンをほぼそのままコピーしたスペイン軍用のベルダン M1867 小銃、独自の改良を加えたスイス軍用のミルバンク・アムスラー M1867 小銃など、他国の後装式コンバージョンに多くの影響を与えました。 M1866は一般的には2nd Allin Conversionと呼ばれ、M1865は1st Allin Conversionと呼ばれました。 アリン・コンバージョンは米軍(United States War Department)が初めて大規模に採用した後装式の金属薬莢を使用する単発ライフルで、ブリーチ・ブロック (閉鎖器) を手動で開き弾薬の装填/排莢を行う形態から跳ね上げ扉 (トラップドア=TRAPDOOR) と呼ばれました。 アリン・コンバージョンはトラップドアの代表的なモデルでM1873に受け継がれました。 M1866 ライフルは試作品でもあるM1865のエキストラクター等の簡略化を行って改良し問題を解決したモデルです。 また使用弾薬もM1865が前装式のライフルド・マスケットと同じ.58口径リム・ファイアであったのに対して.50口径のセンター・ファイアでした。 多くのトラップドアのバリエーションの中で最大の特徴はM1865とM1866は前装式を後装式に改造してあるので、後装式部分(トラップドア部分)が明らかに後から取り付けた感じになっています。 そのため薬室の上半分を切り取ってトラップドア基部部分を二本のネジによって固定されているのが外見からも明らかに判ります。 後の当初(製造時)から後装式として製造されたM1868以降のモデルは、このトラップドア基部部分が一体成型されておりよりスマートな形になっています。 M1865とM1866はこのような歴史的背景と外見的特徴が、後発モデルと異なっており、また製造数(改造数)も極端に少ないので米軍用小銃を集めているコレクターにとってなくてはならない希少なモデルとなっています。

約25,000挺のスプリングフィールド M1863 ライフルド・マスケットがスプリングフィールド造兵廠において.50口径にリラインされて、後装式に改造されました。弾薬は.50-70と称され.50口径で黒色火薬70グレイン (4.5g) が充填されており、450グレイン (29g) の弾丸を撃ち出しました。 M1865の問題点はM1866においてかなり解消されましたが、エキストラクターとエキストラクター・スプリングの破損問題は少なからず残りました。 18671年発行のマニュアル“Description and Rules for the Management of the Springfield Breech-Loading Rifle Musket, Model 1866”ではエキストラクター/エジェクターが破損した場合指先でも空薬莢を取り出すことが可能で、万が一の場合はラム・ロット゛を使用する事によって確実に排莢出来ると記述されています。 問題点を抱えながらもM1866は1867年に初めて部隊に配備されました。
M1866トラップドア ライフルがワイオミング州のボーズマン・トレイルの戦いで使用されています。 記録では1867年8月2日に起こったThe Wagon Boxの戦いでインディアンに対してヘンリー ライフルと共に使用されて、ウィンチェスター 連発銃を使用したインディアンの攻撃を撃退できたのは、威力の強い後装式であったことが実戦で有効であった事を証明しました。

その後、改良された完成型のスプリングフィールドM1873トラップドアのカービンは19世紀後期の対インデイアン戦争時に米国騎兵隊によって多数使用されました。 インディアンが多く使用するウィンチェスターとは弾薬の威力の点で勝っていましたが、単発であるという弱点もありました。 しかしながら、本銃はその耐久性から軍用としては高い評価を得ていました。 スプリングフィールド トラップドアは生産時期によって小改良が加えられており、最終モデルはM1888と呼ばれ、1890年から1894年まで生産されました。 1865年モデル (本品は1866年モデル) から最も小火器の発展がみられた19世紀後半に約30年間も同じ機構のまま米国陸軍の主要小銃であった事を考えるとレバー・アクション連発銃を愛したアメリカ人気質の別の側面が窺える品です。 (MM)

【本個体の説明】
本品のサイド・プレートには米国軍用銃である事を示すフェデラル・イーグル紋章及びスプリングフィールド造兵廠製の「US SPRINGFIELD」の刻印が入っています。 フェデラル・イーグルは脚の辺りがやや薄れていますが上半身しっかりと確認する事が出来ます。 サイド・ロック左端の「1864」から1864年製である事が判ります。 バット・プレート上面には軍用を表す「US」の刻印が入っている他、フロント・バンドとセンター・バンドの側面にも軍用を表す「U」の刻印が入っています。 ブリーチ・ブロックの前上方にはM1866のモデル名を表す「1866」の刻印とイーグル・へッドの刻印が入っています。
本品の金属部分について、ブリーチ・ブロック及びサイド・ロックはややくすんだ色合いで雰囲気の良い経年が感じられます。 トリガー・ガードや銃身部分は、赤茶色っぽく退色していますが錆が進行している様子はありません。 3つのバンドはそれぞれ側面が擦れて地金っぽくなっていますが、どれも色味は鈍く輝いて落ち着いている印象です。 製造されてからの時間を考えれば充分に良い状態であると言えます。トラップドアの機能も残っており、オリジナルのスプリング・テンションがあるノブを押すとブリーチ・ブロックが開く構造が判る嬉しい品です。  尚、トラップドア (ブリーチ・ブロック) の下部前方は外から見えない部分で無可動加工の為に下部が削り取られています。
木製ストックは古いニス仕上げ(当時の再仕上げ)ウォルナット製で、細かいうち傷が散見されますが打ち傷自体に時代が付いている為周囲と馴染んでいます。 下面のクリーニング・ロッド(さく杖)が収まる溝の縁が、センター・バンドから薬室方向に15cmほど細く欠けていますが、溝に沿って綺麗に欠けており、やはり相応の時代が付いている為それ程目立たない印象です。 その他強度に影響を与えるような大きなダメージは見受けられず、やはり製造された年代を考慮すれば全体的に良好な状態が保たれています。 傷み易いバット・プレートについては赤茶色っぽい退色が見られますが、表面は荒れておらず滑らかです。 ストックにガタつきはなくしっかりと固定さています。 南北戦争当時の歩兵銃に標準装備されていたM1866モデルとマッチした初期型のフリップ・サイトの作動にも問題はありません。 フロント・サイト・ブレードについても変形等は見られません。 さく杖は付属しません。
ハンマーは前後に可動(スプリング・テンションはありません)しますが、シアは取り外されておりトリガーとの連動はありません。 無可動加工の為、撃針は取り外されています。 トリガーテンションはありません。 日本国内に2挺しか存在しないと思われる希少品です。 (YS)(MM)

【その他の情報】

無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。

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