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US スプリングフィールド Model 1871 ウォード・バートン 歩兵銃 (#無) |
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価格(税込)
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\1,650,000 |
商品番号
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【6744】 |
英 名
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U.S. Springfield Model 1871 Ward-Burton Infantry Rifle |
種 類
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単発、ボルト・アクション、無可動実銃買取品 2019年 冬、ガゼット Vol.18、東京店在庫品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,310mm(実測) |
口 径
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.50-70 Govt. |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物とは異なります。 |
コメント
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【US スプリングフィールド Model 1871 ウォード・バートン 歩兵銃 について】
スプリングフィールド ウォード・バートン M1871 歩兵銃は、米国陸軍により使用された最初期のボルト・アクション ライフルの一つです。
米国陸軍のW.G. Ward将軍とBethel Burton将軍により設計された本銃は、当時の米軍制式小銃弾である50口径のセンター・ファイア弾(.50ー70 Govt.弾)を使用する単発の後装式小銃で、開放した薬室から弾薬を直接装填する方式となっていました。 また、コッキング操作はボルト閉鎖時に行われる構造となっていました。 フロント・サイトはソケット式銃剣の着剣ラグを兼ねています。
M1871 ウォード・バートン 小銃は、マサチューセッツ州のスプリングフィールド造兵廠で米陸軍のトライアルに向けて銃身長32 5/8インチの歩兵銃が1,011挺製造された他、銃身長22インチの騎兵銃モデルも316挺が製造されましたが、本体にはシリアルNo.は打刻されませんでした。 製造されたM1871 ウォード・バートン 小銃の大半は1871年に米軍が実施したトライアルに投入されましたが、当時トラップドア式小銃の優位性を疑わなかった軍部にとって本銃の評価は芳しいものでは無く、試験的な運用に留まりました。 トライアルでの審査は多くの保守的な将軍達の発言力が強く、古くからのサイド・プレートに装着されたハンマーによる外火式が撃発ポジション(フルコック、ハーフコック、セーフ)が明確であるのが安心(信頼性)の根拠でした。 M1871にもレシーバ右側面にレバー・セーフティが設けられており、ボルト・ハンドルが約15°開いた状態でロックされます。 それによってシアとファイアリング・ピンとの連動が切られて暴発を防ぐ構造になっていました。 トライアルの一環として第13歩兵部隊(US 13th Infantory)に支給されて、実際にYellowstone Expendition of 1873でも使用され実戦試験も行われました。 シンプルなボルト・アクション・メカニズムでありながらも、従来の小銃(トラップドア)と操作方法が全く異なっていた事もあり、トライアル部隊からも良い評価が得られませんでした。
しかしながら本銃は金属製薬莢を使用する米陸軍初のボルト・アクション ライフルであると共に、米国造兵廠が製造した最初のボルト・アクション式小銃であった点において、米国銃砲開発史を語る上で重要な一挺となっています。 (KK)(MM)
【本個体の説明】
本品の機関部左側面には「U.S. SPRINGFIELD 1871」の刻印の他、スプリングフィールド造兵廠を示す翼を広げたアメリカン・イーグルの刻印が入っています。 ボルト・ヘッド上面には「WARD BURTON. PATENT. DEC. 201859. FEB.21 1871」のパテント刻印が入っています。 その他、銃床右側面の機関部下部付近には楕円形の中に「EFA」の文字が入ったCartouchesと呼ばれる軍の検査官刻印が入っています。 また、バット・ストック後部上面にトライアル時の米軍の管理番号と思われる「13」の刻印が入っている他、バット・プレート上面にも「US 13」の刻印が入っています。
本品は製造時期を考慮すれば非常に良好な状態が保たれており、銃身やボルト、トリガー・ガード、バレル・バンドといった金属部は白磨きの仕上げが美しく保たれている他、機関部についてもオリジナルのケース・ハードゥン仕上げが確認できます。 木製銃床についても、若干の打ち傷や線傷は見受けられるものの、目立った破損や欠損等は見受けられず、オリジナルの艶のある仕上げが全体に残った良好なコンディションが保たれています。 銃床下面のさく付け取り付け溝周辺に僅かに欠けが見られるものの、殆ど気にならないレベルのものです。 傷み易いバット・プレート部についても若干の打ち傷や擦れが見られるものの、目立った腐食や変形等は見られず、こちらも白磨きの仕上げが比較的良好に保たれています。 オリジナルのさく杖が付属致します。 総じて希少性、コンディション共に申し分のない品です。 価格は張りますが、試作品としての希少性、程度の良さ、歴史的背景などを考えても価値のある、国内唯一の品です。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。(KK)(MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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