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モーゼル Kar.98a 小銃 (後期型)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【6741】
英  名
 Kar.98a Rifle
種  類
 ボルト・アクション、無可動実銃買取品 2020年 秋、東京店在庫品
国  名
 帝政ドイツ / ワイマール共和国
時  代
 第一次大戦〜第二次大戦
全  長
 1,100mm
口  径
 7,92mm×57
装 弾 数
 5発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【モーゼル Kar.98a 小銃 について】
20世紀に入り、世界各国では主力小銃の短縮化が行われ始め、ドイツ軍でもGew.98 歩兵銃を短縮化した新型小銃の開発が開始されました。 この短縮化は1902年6月に決定され、Kar.98 騎兵銃として1903年より生産が始められました。 この短縮型は1903年より導入された新型の7,92mm×57S弾を使用しましたが、強力な "S" 弾によるリコイルは強く、マズル・フラシュも大きい欠点があり、早くも1905年には生産が中止されました。 その後、GPK (Gewehr Prufungs Kommission=小銃試験委員会) は、Gew.98 歩兵銃を基に銃身長を740mmから600mmに短縮化改良し、Kar.98a 騎兵銃として1908年1月に採用しました。 (尚、最初のKar.98 騎兵銃はそれよりも更に20cmほど短いものでした)。 しかしながら、大多数の歩兵が使用する主力小銃はあくまでもGew.98 歩兵銃で、Kar.98aは騎兵銃としての位置付けであり、主に騎馬兵科に支給された他、西部戦線では機動力を重視した突撃兵 (Sturmtruppen) によって使用されました。 尚、Gew.とはGewehr (歩兵銃) の略で、Kar.とはKarabiner (騎兵銃) の略です。 Kar.98a 騎兵銃は、Amberg、Danzig、Erfurt、Spandauといったドイツ帝国国営造兵廠で約150万挺生産されました。
Gew.98 歩兵銃からの改良点としては、Gew.98では下方にあったスリング・スイベル (振り子型) タイプのスリング取付け金具をドイツ独特のバット・ストック貫通の横付け型に変更しました。 また、ハンド・ガードも薬室の前まで繋がった長いタイプに変更され、銃身を完全に覆うものとなりました。 リア・サイトが低いタンジェント・サイトになった為、全長が短くなった事も合わせてかなり近代的な外見になりました。 しかしながら、リア・バンドとフロント・バンドは何故か取り外しに手間のかかかる古い方式のネジ式に戻されています。 また、ストック前方が短縮化された事に伴い、銃床前端に取り付けるクリーニング・ロッドは着剣装置と干渉するため廃止されました。 この銃床前部のクリーニング・ロッドの廃止に伴い叉銃ができなくなった事から、新たに叉銃用のフックが追加されました。 その他、フロント・サイトの両側に丈夫な肉厚のガードが追加され、その前方にマズル・カバー用の突起が付くなど銃身前方部分に多くの改良が施されているのが特徴です。 銃身サイズやリア・サイト、スリング取り付け方法など、Kar.98aのスペックがKar.98kまで受け継がれた点もありましたが、Kar.98kにはGew.98に近い形状に戻された部分も見られます。
  第一次大戦後のヴァイマル共和国陸軍 (Reichsheer) においても主力小銃はなおGew.98 歩兵銃で、その後Gew.98を改良したKar.98b 小銃が制式となりました。 第一次大戦後にKar.98a 小銃の一部はヴァイマル共和国で使用され、それらの個体にはその際の年号が追加されている事から、海外では「ダブル・年号刻印 (Double dated)」と呼ばれています。
Kar.98a のストックには製造時期に応じてバリエーションが見られ、ボルト分解用ディスク及びリア・サイト下のストック中央付近に左手の指が入る溝 (グルーブ) が無い1915年から1916年まで生産された初期型モデル (Type 1) や、ボルト分解用ディスクがあり溝が無いモデル(Type 2)などが存在します。 本品はボルト分解用のディスクがバット・ストック部分にあり、リア・サイト下の銃床中央付近に左手の指が入る溝が付いた、Kar.98kに近い仕様の後期モデル (Type 3) です。 (MM)(KK Updated)

【本個体の説明】
Kar.98a 小銃は、トータルの生産数が主力歩兵銃であったGew.98 歩兵銃に比べて少なく、戦後放出品としてコレクター・マーケットに出た事がない、コレクターズ・アイテムとなっています。 本品は当時ドイツ帝国造兵廠の一つであったErfurt造兵廠で1917年に製造された品で、薬室上面には王冠刻印と「ERFURT 1917」の刻印が入っています。 Kar.98a 小銃は第一次大戦で使用され、第一次大戦後のヴァイマル共和国でも使用されました。 本品の薬室上面には再調整を1920年に行った際に打刻されたと考えられる「C55」の刻印が入っています。 また、その上に口径を示す「7,9」の小さな刻印が入っています。 薬室左側面に帝政ドイツの刻印、薬室右側面にプルーフ刻印が3個入っている他、バット・ストック右側面にもプルーフ刻印が入っています。 その他、アッパー・ハンドガード後部右側面に「7,9MM」の口径表示刻印が確認できます。 シリアルNo.は機関部とボルト、銃床、トリガー・ガード、バット・プレートでマッチしている他、ボルト・スリーブ、セーフティ・レバー、ボルト・ストップ、弾倉底板、トリガー・ガード・スクリュー、フロント/リア・バンド、フロント・サイト、リア・サイト、マガジン・フォロワーについても機関部と下2桁でマッチしているなど、外観から確認出来るシリアルNo.はほぼマッチしています。 尚、叉銃用のフックには薬室上部と同じ55の番号が入っています。
本品の機関部や銃身といった金属部はやや小傷や若干の経年による褪色、一部仕上げが薄くなっている箇所は見られるものの、目立った欠損や朽ち込み等は見受けられず、製造された時代を考慮すれば良好な状態が保たれています。 ボルトやエキストラクターについても、僅かに時代錆が表れているものの、白磨き仕上げが概ね良好に保たれています。 トリガー・ガードや弾倉底板はやや経年による褪色が目立ちますが、現状目立った朽ち込み等は見られません。 木製銃床についても同様に、若干の打ち傷等を除いて目立った割れや欠け等は見られず、こちらもコンディションは良好です。 アッパー・ハンドガードについては、薬室前からリア・サイトまでに一か所亀裂がみられますが、取り付けはしっかりとしています。 リア・バンドにやや打ち傷が目立ちますが、こちらも目立った変形は見られず、取り付けも僅かな遊びが見られるのみです。 叉銃用フックに僅かに変形が見られますが、殆ど気にならないレベルのものです。 バット・プレート部は全体にやや仕上げが薄くなり、ブラウン・パティーナと呼ばれる時代錆が表れていますが、目立った変形や腐食等は見られず、銃床への取り付けもガタつきもなくしっかりとしています。 リア・サイトの調整や弾倉底板の取り外しについても問題なく可能です。 弾倉内のフォロワーとバネは入っています。
Kar.98a 小銃は国内に数挺 (10挺以下) しか入荷していない希少価値が高いモデルです。 その中でも本品のようにほぼ全てのシリアルNo.のマッチした品は極端に少なくなっています。 多くの刻印からその歴史を知ることの出来る非常に興味深い品です。 ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。(KK)

【その他の情報】
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