|
|
|
|
|
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
SOLD OUT |
商品番号
|
【6706】 |
英 名
|
Type 97 Sniper Rifle |
種 類
|
ボルト・アクション、狙撃銃、無可動実銃買取品 2019年 冬 |
国 名
|
日本 |
時 代
|
第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
|
1,274mm(実測) |
口 径
|
6,5mm×50 |
装 弾
数
|
5発 |
在 庫
数
|
SOLD OUT |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【九七式狙撃銃 について】
九七式狙撃銃は三八式歩兵銃を基に製造された狙撃銃です。研究/開発は1920年代から始まっていましたが、戦間期で安定した時代であったことや狙撃眼鏡の開発に問題が発生したため大幅に遅れましたが、1931年から翌1932年の満州事変により開発が加速化1937年(皇紀2597年)に最終試験を実施し1939年に正式制定されました。その後本格的な生産が始まり約22,500万丁が小倉/名古屋工廠にて生産されました。
九七式狙撃銃は三八式歩兵銃の生産途中において銃身や機関部などの精度が高い物を選び出し、それに狙撃眼鏡台座を付し、さらに槓桿(ボルト・ハンドル)を光学照準器に干渉するのを防ぐため延長し約35度の角度に折り曲げ射撃調整を行い生産されました。
狙撃眼鏡台座は2.5倍用が取り付けられ出荷前に造兵廠にてゼロイン調整が行われました。狙撃眼鏡の生産は東京第一陸軍工廠を始め多くの民間企業が参加していました。
狙撃銃は一般の歩兵中隊内の選抜射手によって使用され九七式狙撃銃は6.5mm弾(三八式実包)装備部隊に配備され、九九式短狙撃銃は7.7mm弾(九九式普通実包)を運用している装備部隊に配備されました。
生産数は通常の三八式と混合しており正確な挺数は定かではありませんが、小倉工廠約8,000挺、名古屋工廠約14,500挺の計22,500挺と言われています。その他バリエーションとして既に生産済みである三八式歩兵銃の中から精度の高い物を選び出し、九七式狙撃銃に準じた改造を施した三八式改狙撃銃も存在しますが現存数は極めて少ないです。
【本個体の説明】
本品のシリアルNo.10931で名古屋工廠製シリーズ番号<イ>です。 通常の小銃では機関部左側面にシリアルが打刻されていますが、九七式狙撃銃ではその位置に狙撃眼鏡用の台座が配置されているため、通常の位置より銃身よりの場所に打刻されています。 菊の御紋章は輪郭が一部微かに確認できますが削られています。 九七式の刻印はしっかりと残っています。
下帯 (センター・バンド) は名古屋製の特徴である九九式の様にしっかりとした形状で、ロック方式も同じく九九式と同じネジでの固定仕様の品ですが、一脚は元々付かない仕様となっており、製造時期とマッチしています。 床尾板 (バット・プレート) はカップ型、照尺 (リア・サイト) はピープ型です。 特筆すべきは照尺で、名古屋製の三八式系小銃には二種類のピープ型があり、本個体に装着されている型は後期型にあたり、歩兵銃も含めあまり見ることのない型です。
金属部は接触面の多い弾倉底板付近や槓桿、安全子、床尾板、下帯などやや使用感が感じられますが、後期生産の名古屋製三八式に見られる落ち着いた仕上げが全体によく残っており金属部の仕上げは良好です。
木部は全体に打ち傷や線傷は散見され全体的に使用感を感じさせられます。 銃床弾倉底板付近の左右や、床尾右側面に一部打ち傷や欠けが見られますが時代が付いており、さほど気にならない落ち着いた雰囲気になっております。 床尾下部には名古屋工廠の「名」と名古屋工廠千種製造所検査刻印の「チ」の検査刻印が打刻されています。
狙撃眼鏡は2.5倍の東京第一造兵廠大宮工場製で本体シリアルNo.13574、アッセンブリーNo.<イ>8289となっています。 銃のシリアルNoとマッチはしていませんが、現存している旧軍狙撃銃で本体とマッチしている個体はまずみつかりません。 又、本狙撃眼鏡はアッセンブリーNo.の打ち方から名古屋工廠でゼロインされたことがわかります。 ロック機能はしっかりと機能していますが、銃への取り付きは固くなっておりやや取り付けに力を要しますが、取り付けは行なえます。 本体は黒の焼付け塗装仕上げが大半に残っていますが、小さな塗装の剥げが散見しており、その部分に錆が見受けられます。 視界自体はやや経年が感じられ、視界内に若干の曇り及び塵の混入は見られるものの、十分にクリアといえ、特徴的なレティクルもはっきりと視認することができます。 ラバー・アイピースは残念ながら付属していません。
ボルトの先端部分を切除し、ボルト・ハンドルを閉じた状態で固定した新加工品です。 東京店在庫品 (AM)
三十年式銃剣も同時に入荷しております。 今回入荷した銃と同時にお買い上げのお客様には、対象の三十年式銃剣を特別価格\18,000(税別)にて販売致します。 尚、銃剣単品でご購入の場合は、\25,000(税別)での販売となります。
対象となります三十年式銃剣はこちら
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| |