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和製管打式 ゲベール銃 (ハーフ・ストック・モデル、銃砲刀剣類登録証付古式銃) (幸) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【6652】 |
英 名
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Japanese made Percussion Musket |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、アウトレット、登録証付古式銃買取品、お値打ち価格商品 (税別10万円以下)、東京店在庫品、ガゼット Vol.19 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,371mm |
口 径
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19mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【和製管打式ゲベール銃について】
和製ゲベール小銃とは、幕末に日本で倣作された前装滑腔銃のことです。 古いものでは火打ち式 (フリント・ロック=燧石式) の撃発装置が付いた品もありましたが、日本で倣作された品の多くは本品と同じ管打ち式(パーカッション・ロック)です。 ゲベールとはオランダ語で小銃を意味し、幕末では洋式前装式小銃の固有名詞になっていました。 フランス軍が1670年に採用したフリント・ロック式小銃を改良した小銃を1777年にオランダ軍も採用し、そのタイプの銃を天保二年 (1832年) に長崎の高島秋帆が輸入したのが始まりです。 そのタイプと言うのは当時ヨーロッパ諸国は概ね同じようなタイプの小銃を制式化しており、M○○○○を輸入したとモデル名までは断定できません。 当時欧米諸国で唯一日本と貿易ができたオランダが輸出したので、その際の言葉 (オランダ語) のゲベール (小銃) が一般化しました。 よって当時輸入されたゲベール銃は必ずしもオランダ製小銃であったとは言えません。
NHK大河ドラマ「八重の桜 (一巻)」で幼少の八重が兄の使うフリント・ロック式小銃を見て何かと聞いたときに、兄が「ゲベール (銃)だ」と答えたように使われていました。 あくまでもドラマの中でのやり取りですが洋式小銃=ゲベール銃というのが一般的だったのではないでしょうか。
弘化年間 (1844-47年) に雷管式が日本に伝わると従来のフリント・ロックはパーカッションに改造されました。 また日本で倣作された品の殆どがこのパーカッション式です。 本銃のその内の一挺です。 同じパーカッション式でも、ライフリングのない前装滑腔銃をゲベールと呼び、ライフリングのある前装施条銃は使用弾薬によって当時はミニエー銃、またはエンピール銃 (=エンフィールド銃)、鳥羽銃 (鳥羽=タワー、タワー刻印が入ったエンフィールド銃) と呼ばれました。 これらの銃は文久年間 (1861-64年) 頃に輸入されましたが、形状が良く似ていたので日本では混同されており、はっきりとエンフィールドとミニエーの違いを区別するようになったのは慶応三年 (1867年) 頃と言われています。
日本製のゲベール銃は日本各地の(火縄銃を作っていた)銃工によって作られたので一挺一挺に小差があります。 しかしながら原型となったのが1840年頃に作られたオランダ製コロニアル マスケットではないかと言われています。
【本個体の説明】
本品は銃床前部が銃身下部を半分程だけ覆うハーフ・ストックになっています。 本品の銃身はラウンド・バレルとなっており、リア・サイトはVノッチ・タイプの物が取り付けられています。 サイド・ロック、ハンマー、トリガー・ガード、バット・プレートといった金属部は全て鉄製となっています。 バレル・バンド及びバット・ストック下部にはスリング・スイベル・リングが取り付けられています。 尚、本品は銃床前部が短縮されている為、銃身下部には元々さく杖取り付け用の金具が2箇所追加されていたものと思われますが、現状では前方の金具が基部ごと欠品しており、後方の金具についてもリング部分が欠品しています。
本品は全体に時代感が付いており、銃身や機関部といった鉄部については全体に時代錆が表れており、やや表面錆や朽ち込みが見受けられます。 木部については、全体にやや打ち傷が散見され、アッパー・タング周辺の木部に若干の欠けが見られるものの、大きな破損等は見受けられず、比較的しっかりとした強度が保たれています。 バット・プレート部は全体に時代錆や表面錆が表れていますが、大きな変形は見られず、銃床への取り付けもガタつきもなくしっかりとしています。 機関部の作動についてはハーフ・コックとフル・コック共に完全にコックされます。 パーカッション・ニップルが潰れています。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けていますが、火穴は通っていません。 かるか (さく杖) は付属致しません。
現状での販売となる為、お値打ち価格に設定しております。
【その他の情報】
平成12年11月10日に秋田県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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