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和製管打式 ゲベール猟銃 (ハーフ・ストック・モデル、銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【6651】 |
英 名
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Japanese made Percussion Hunting Musket |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、お値打ち価格商品 (税別10万円以下) |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,305mm |
口 径
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18mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【和製管打式ゲベール銃について】
和製ゲベール小銃とは、幕末に日本で倣作された前装滑腔銃のことです。 古いものでは火打ち式 (フリント・ロック=燧石式) の撃発装置が付いた品もありましたが、日本で倣作された品の多くは本品と同じ管打ち式(パーカッション・ロック)です。 ゲベールとはオランダ語で小銃を意味し、幕末では洋式前装式小銃の固有名詞になっていました。 フランス軍が1670年に採用したフリント・ロック式小銃を改良した小銃を1777年にオランダ軍も採用し、そのタイプの銃を天保二年 (1832年) に長崎の高島秋帆が輸入したのが始まりです。 そのタイプと言うのは当時ヨーロッパ諸国は概ね同じようなタイプの小銃を制式化しており、M○○○○を輸入したとモデル名までは断定できません。 当時欧米諸国で唯一日本と貿易ができたオランダが輸出したので、その際の言葉 (オランダ語) のゲベール (小銃) が一般化しました。 よって当時輸入されたゲベール銃は必ずしもオランダ製小銃であったとは言えません。
NHK大河ドラマ「八重の桜 (一巻)」で幼少の八重が兄の使うフリント・ロック式小銃を見て何かと聞いたときに、兄が「ゲベール (銃)だ」と答えたように使われていました。 あくまでもドラマの中でのやり取りですが洋式小銃=ゲベール銃というのが一般的だったのではないでしょうか。
弘化年間 (1844-47年) に雷管式が日本に伝わると従来のフリント・ロックはパーカッションに改造されました。 また日本で倣作された品の殆どがこのパーカッション式です。 本銃のその内の一挺です。 同じパーカッション式でも、ライフリングのない前装滑腔銃をゲベールと呼び、ライフリングのある前装施条銃は使用弾薬によって当時はミニエー銃、またはエンピール銃 (=エンフィールド銃)、鳥羽銃 (鳥羽=タワー、タワー刻印が入ったエンフィールド銃) と呼ばれました。 これらの銃は文久年間 (1861-64年) 頃に輸入されましたが、形状が良く似ていたので日本では混同されており、はっきりとエンフィールドとミニエーの違いを区別するようになったのは慶応三年 (1867年) 頃と言われています。
日本製のゲベール銃は日本各地の(火縄銃を作っていた)銃工によって作られたので一挺一挺に小差があります。 しかしながら原型となったのが1840年頃に作られたオランダ製コロニアル マスケットではないかと言われています。
【本個体の説明】
本品は銃床前部が銃身下部を半分程だけ覆うハーフ・ストックになっており、バット・ストックも短く切り詰められています。 この改造は本品を猟銃として使用する際に行われたものと思われます。 本品の銃身は、前半2/3がラウンド・バレル、後部1/3がオクタゴン・バレルとなっており、真鍮製のフロント・サイト及びVノッチ・タイプのリア・サイトが取り付けられています。 銃床前部が短縮されている為、銃身下部にはさく杖取り付け用の金具が2箇所追加されています。 サイド・ロック及びハンマーは鉄製、トリガー・ガード及びバット・プレートは真鍮製となっています。 本品は全体に適度な時代感が付いており、銃身や機関部といった鉄部については全体に時代錆が表れており、やや表面錆や若干の朽ち込みが見受けられますが、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 木部については、銃床前部両側面に接ぎ木による補修痕が見られる他、アッパー・タング左側の木部に若干の欠けが見受けられますが、それ以外には大きな割れ等も見られず、強度的にもしっかりとしています。 トリガー・ガードやバット・プレートといった真鍮部は適度な時代感が付いており、良い雰囲気となっています。 バット・プレートは元々付いていたものをバット・ストック切りつめ後に再度取り付けたものと思われ、やや銃床との間に段差が見られ、取り付けに僅かにガタつきがみられます。 機関部の作動については問題なく、ハンマーのフル・コックはしっかりと掛かり、フル・コック状態でトリガーを引くとハンマーが力強くスムーズに落ちます。 ハンマーやパーカッション・ニップルにはやや表面錆が見られますが、現状目立った変形や欠け等は見受けられません。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けていますが、火穴は通っていません。 先端に真鍮製金具の付いたかるか (さく杖) が付属致します。
現状での販売となる為、お値打ち価格に設定してあります。 東京店在庫品 (KK)
【その他の情報】
昭和50年5月22日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古い機械物の骨董品ですので、現物をご確認の上ご購入いただけますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクに追加予定の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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