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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【6578】 |
英 名
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M1D Sniper Rifle |
種 類
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自動小銃、狙撃銃、無可動実銃買取品 2019年 夏 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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1,103mm |
口 径
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.30-06in. |
装 弾
数
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8発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【M1D ガーランド 狙撃銃 について】
M1ライフルは1936年にアメリカ軍に採用された自動小銃で、開発者ジョン・ガーランドの名前を取ってガーランド ライフルと呼ばれました。 M1D 狙撃銃はそのM1ライフルにM84スコープを取り付けたスナイパー・モデルです。 M1ライフル自体は1937年より生産が始まりましたが、量産体制が整ったのは1940年頃からです。 しかしながら、1945年の大戦終了までに400万挺以上作られ、その後朝鮮戦争で生産を再開し更に200万挺作られました。 特殊な装弾子 (クリップ) を使用するため弾の補充が難しいなどの欠点を指摘されますが、他国がボルトアクションのライフルを使っている時代には画期的なライフルだったのではないでしょうか。
M1D狙撃銃は、先に採用されたM1C 狙撃銃の後継銃です。 M1Cはレシーバー左側面に直接にスコープ・マウントをネジ止めされており、スコープはM81/82と呼ばれるM1DのM84スコープとは異なるタイプが使用されました。 M1Cは第二次世界大戦中にSpringfield造兵廠だけで7,971挺製造されましたが、終戦前に実戦部隊の手に渡る事はありませんでした。 その為、M1Cは大戦中には戦場における試験 (Battle Test) を行う事ができませんでした。 その後勃発した朝鮮戦争でM1Cは米国陸軍の標準狙撃銃として配備されました。 朝鮮戦争中に追加で4,796挺のM1Cが生産され、実戦で最大有効射程が600ヤード (約550m) で450ヤード (約400m) から600ヤード (約550m) の距離でもある程度信頼できる性能があると証明されました。 しかし2,5倍のスコープでは600ヤード (550m) の最大有効射程を得るには、マッチ・ターゲット弾を使用しなければ難しいものでした。 M1Cは1960年中頃のベトナム戦争勃発時まで制式狙撃銃として使用されました。 1950年代には、M1Cの後継狙撃銃であるM1DがM1Cよりも優れており、特にM1Cが抱えていたスコープ・マウントの問題を解決しました。 その為、M1DはM1Cに比べ生産数が多く、21,380挺生産されたと記録されています。 M1Cは米国海兵隊でも独自のStith-Kollmorgen社製の4倍スコープである4XDを標準装備し1951/2年に制式採用されました。 この海兵隊モデルは、MC52狙撃銃としても知られています。 しかしながら、朝鮮戦争 (1951-53年) では極限られた挺数が使用されただけで、ベトナム戦争の初期まで実戦で使用されました。 M1CとM1Dはベトナム戦争でその任務は終わり、海兵隊ではレミントンM40を採用し、その後陸軍もM14の狙撃銃モデルであるM21狙撃銃を採用しました。
M1D狙撃銃の開発は大戦中から行われていましたが、実際に配備・使用されたのは朝鮮戦争に入ってからのようで、基本的には大戦中に製造されたものを再整備してDタイプに改造しました。(MM)
【本個体の説明】
本品は通常のM1ガーランドをM1D仕様に改造した品です。 付属のM84スコープはオリジナルです。 銃本体はWinchester製で、レシーバー後端上面にはシリアルNo.1296690の他、やや薄くなっていますが「U.S.RIFLE CAL. 30 M1」のモデル名刻印及びWinchester社のメーカー刻印が入っています。 本品はシリアルNo.から1943年3月に製造された個体である事が判ります。 トリガー・ガードは削り出しのWinchester製で、トリガー・ハウジングについてもWinchester製となっています。これらはドローイング・ナンバーからレシーバーの製造時期とマッチしています。 オペレーティング・ハンドルとボルトについてはSpringfield製となっています。その他ガス・シリンダーはワイド・ベースでリア・バンドの頂上に削りのあるタイプ、ガス・シリンダー・ロックは戦中型、ガス・シリンダー・ロック・スクリューは溝が十字のタイプとなっています。 リア・サイトについて、エレベーション・ノブは戦後型、ウィンデージ・ノブはクローズド・アロ−の表示となっています。
本品の金属部はやや小傷や擦れ、若干の表面錆痕が見受けられるものの、外観上は大きな朽ち込み等は見られず、パーカー仕上げも比較的残ったしっかりとした状態が保たれています。 木製銃床については全体に仕上げ直しが行われており、バット・プレート取り付け部付近にやや隙間が見受けられますが、大きな破損や欠損は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 傷み易いバット・プレートについては、やや打ち傷や若干の摩耗等が見受けられますが、大きな変形等は見られず、銃床への取り付けについてもガタつきもなくしっかりとしています。 ストック内コンパートメントの蓋の開閉については問題なく行う事が可能です。 フロント及びリア・ハンドガードについても、若干の打ち傷の他、フロント・ハンドガード前部右側面に僅かに欠けが見られるものの、他に大きな破損等も見られず、比較的良好な状態が保たれています。 付属のM84スコープは、視界内に若干の曇り及び塵の混入は見られるものの、現状では大きな破損等も見られません。 ゴム製のアイピースについても大きな経年劣化は見受けられず、適度な弾力が保たれています。 付属の革製チークパッドは「MRT 1 52」のスタンプが入っており、やや鳩目金具に緑青が表れているものの、革部分は経年劣化も少なく、総じて良好な状態が保たれています。 銃本体側のリア・サイトの調整やセーフティ・レバーの切り替えについては問題なく、セーフティの安全位置でトリガーがロックされます。
トリガーテンションのある、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 東京店在庫品 (KK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
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