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【TKS/D栄】131.0嵌 火縄銃 堺筒 竹林虎図象嵌(銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘:□□左衛門作) (幸)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【6547】
英  名
 Japanese Matchlock Musket, SAKAI Style with Inlay
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,310mm
口  径
 14mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【火縄銃 堺筒 (在銘:□□左衛門作、竹林虎図象嵌) について】
本品は全長131cmと、火縄銃の細筒 (小筒) としては一般的なサイズの品です。 口径は銃口部でやや内部が広がっており15mmとなっていますが、一段奥まった箇所では口径が12mmとなり、こちらも細筒としては一般的なものです。 細筒は主に狩猟用や標的射撃用として使用されました。 本品は在銘ですが、銃身下部の銘は薄くなっており「□□左衛門作」と一部のみ判読可能となっています。 このため作者は現状では不明ですが、銃床等の豪華な装飾など各部の特徴から、摂州堺で製作された堺筒であると考えられます。 銃身は後方に向かってやや広がった形状の八角銃身で、銃口部には筋立てが施された芥子柑子が設けられています。 また、先目当はたんけん形、元目当は富士型と典型的な堺筒の形態を有しています。 銃身基部上面には竹林虎図が象嵌により入っています。 銃身は銃床に4か所の目釘により固定される構造となっています。 胴金後方の銃床上面に兜武者、台かぶ右側面に兎と思われる動物、銃床下面に松竹梅や鳥をそれぞれ象った真鍮製の飾り板が取り付けられています。 目釘穴やカラクリの留め具に桜の花弁を象った飾り金具が取り付けられている他、火縄通しや火縄消しにも菊を象った飾り金具が見られます。 カラクリは外カラクリで、菊を象った蟹ノ目隠しが取り付けられており、カラクリの地板金や火挟、火蓋、雨覆、胴金といった部品は真鍮製となっています。 引金は涙滴型で、真鍮製の用心金が取り付けられています。 (KK)

【本個体の説明】
本品の銃身を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃床に隠れる銃身下部等にやや表面錆や若干の朽ち込み痕が見受けられるものの、大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は4か所とも一致しています。 尚、目釘は付属しておりません。 銃身上面の象嵌についても、一部に摩耗や変色は見られるものの、大部分に残っています。 火皿周辺の鉄部にやや朽ち込みが目立ちます。 銃床は火皿の下部の木部にやや目立つ欠けが見受けられる他、銃床下部の合わせ部分にも若干の欠けが見られますが、それ以外は大きな破損は見受けられません。 また、銃床各部の真鍮製の飾り金具についても、芝引金具の後端に一部欠損が見受けられる他、用心金前方の火縄下げの輪に欠品が見らます。 また、飾り金具の一部に摩耗が見られるものの、それ以外には目立った欠品は見られません。 尚、用心金及び胴金にややガタつきが見られます。
銃身内は銃口から銃身後部まで通っていますが、火穴は抜けていません。 尾栓は現状では固着しているため取り外しが出来なくなっており、一部にひびが見受けられます。 カラクリの作動については完全で、火挟を起こした状態でロックがしっかりと掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 やや短いかるか (さく杖) が付属致します。(KK)

【その他の情報】
昭和40年8月19日に兵庫県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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