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モント・ストーム パテント 後装式騎兵銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#6200) (幸)  
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価格(税込)
 \550,000
商品番号
 【6534】
英  名
 Mont Storm Patent Capping Breech-loading Carbine
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、大阪店在庫品、Curio Magazine 広告掲載品、ガゼット Vol.19
国  名
 イギリス / アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 900mm
口  径
 15mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【モント・ストーム パテント 後装式騎兵銃 について】
モント・ストーム パテント 後装式小銃は、英国のエンフィールド P1853 小銃をベースに後装式に改良した銃で、後装部分以外はエンフィールド小銃と基本的には同じです。 英語では.577 inch Mont Storms (Patent) Capping Breech-loading Rifle (Carbine) と呼ばれています。 後装部分は一見するとスプリングフィールド トラップ・ドアライフルやアルビー二 ライフルの様に見えますが、ブリーチ・ロックではなく薬室を兼ねた遊底が前方に開く「遊底こう起式」と呼ばれる特殊な後装式小銃の一つです。 所荘吉氏の「図解古銃事典」ではトラップ・ドアと同じ機構の前方枢軸活罨式とされていますが、トラップ・ドアを始め前方枢軸活罨式はブリーチ・ブロックが開くのに対して、モント・ストーム小銃は薬室自体が上方に開く点で異なります。 撃発機構は雷管外火式で、起き上がる薬室の上方右下にニップルが装着されます。 口径は英軍の標準であった.577口径 (約15mm) で、スキン・カートリッジ (Skin Cartdidge) と呼ばれる発射時に燃焼する紙で包まれた実包を使用しました。 発射時には撃発された雷管からの火花が紙薬包を突き抜け、内部の発射薬に点火しました。
モント・ストーム小銃は、アメリカ人のウィリアム モントゴメリー ストーム (Wiliam Montgomery Storm) が1860年に英国の特許を取得した後、前装式エンフィールド小銃の後継主力小銃のトライアルに提出されました。 1864年10月12日付の英軍兵器選定委員会の報告によると、モント・ストーム小銃は提出された47種類の中で、最終トライアルまで進んだ9挺に選ばれました。 最終トライアルには、モント・ストーム以外にもウィルソン、グリーン、ウエストリー・リチャーズ (モンキー・テイル)、ジョスリン、シェパード、スナイダーが選出されました。 しかしながら、モント・ストーム小銃はスキン・カートリッジの強度不足が問題視され、最終的にはエンフィールド小銃からの改良コストが安く、操作が容易で堅牢性に長けたスナイドルが次期英国主力小銃となりました。 モント・ストーム社 (Mont Storm Gun Works) は、1863年から1865年まで英国の33 Constitution Hill, Birminghamで小銃の製造を行い、アメリカ南北戦争中に北軍からの注文を受けた際に約5,000挺のみ製造が行われました。 その為、モント・ストーム小銃は海外でも非常に希少価値の高い品です。 尚、モント・ストーム社の工場は、その後Braendlin Armoury社の工場となりました。 南北戦争終結後の幕末にはアメリカよりストーム銃、若しくはモント・ストームが訛ったモストル銃の名称で日本にも輸入されました。

【本個体の説明】
本品はモント・ストームの後装機構のパテントに基づき、バーミンガムのR. Hughesが製造した騎兵銃です。 サイド・ロック・プレートには「R HUGHES BIRM」のメーカー刻印が入っており、アッパー・タングにはシリアルNo.6200が入っています。 また、アッパー・タングには判読が難しくなっているものの、モント・ストームのパテント刻印の一部が確認できます。 その他、銃床右側面にもやや読みづらいものの「ROBT HUGHES MAKER BIRMINGHAM」と読める刻印が入っています。 遊底を開いた際の裏側に二か所144の部品番号が入っており、銃身基部左側面にはBirmingam銃器製造協会会員のメーカー製の銃に多く見られる最終検査刻印 (Definitive Proof Mark)、ゲージ刻印、製造所検査刻印 (View Mark)、ゲージ・テスト刻印、暫定検査刻印 (1855-1904年の間にBirminghamプルーフ・ハウスで行われたライフリングを切る前の銃身の検査、Provisonal Proof Mark) が入っています。 本品のリア・サイトは、折り畳み式の2段階切り替え可能なタイプが装備されています。 本品は歩兵銃モデルからの改造品と思われ、銃床先端部に歩兵銃から改造された際の名残が見受けられます。 本品の銃身基部上面には「明治十四年七九四」の刻印が入っている他、遊底上面にはやや判読が難しいものの「滋賀縣」の刻印も確認出来ます。 この事から、本品がその当時 (1881年) から国内に存在していた事を示しています。 これらの刻印は古式銃の一種の戸籍番号とも呼ばれる物で、明治4年に6鎮台に分けられた明治陸軍が主力小銃の統一化をはかるため、旧藩の銃砲の種類や挺数の把握を目的として、明治5年 (1872年) から明治20年頃にかけて国内にあった銃砲の調査を行った際に打刻されたものです。
本品の銃身や遊底、機関部といった鉄部は、全体に時代錆が表れており、やや表面錆や朽ち込み痕が散見されるものの、大きな破損や欠損は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 真鍮製のトリガー・ガードについても、若干の打ち傷や擦れが見られますが、目立った変形や腐食は見受けられず、適度な時代感が付いた比較的良好な状態が保たれています。 木製銃床については、アッパー・タングやバット・プレートの取り付け部周辺にやや隙間や段差が見受けられ、リア・バンド後方の銃床左側面上部にひびを補修した痕跡が見られるものの、現状は全体に比較的しっかりとした状態が保たれており、各部のガタつき等も殆ど見られません。 サイド・ロック・プレート後部付近にも長さ約2,5cmのひびが見られますが、強度的に影響のないレベルの物です。 銃床先端部両面の上部にも樹脂のようなもので補修された痕跡が見られますが、色味は落ち着いておりあまり違和感はありません。 銃床下部にスイベル金具を取り付けていたと思われる痕跡 (ネジ穴) が見られます。 傷み易いバット・プレートについては全体に黒染め仕上げとなっており、若干の小傷は見られるものの、目立った変形等は見られず、銃床への取り付けもガタつきもなくしっかりとしています。 銃身内は銃口から薬室まで通っており、銃身内のライフリングも比較的はっきりと残っています。 特徴的な遊底部の開閉操作については問題なく、ハンマーがフル・コック状態で遊底を上方に持ち上げて開放することが可能です。 ハンマーはしっかりとしたテンションが効いており、ハーフ・コック、フル・コックともにしっかりと掛かります。 トリガーを引いた際のハンマーの作動についても問題ありません。 尚、機構上、遊底が完全に閉鎖していない場合にはハンマーが落ちない場合がございます。 本品は遊底内部までオーバー・ホールが行われており、ガス・シール・リングの取り外しも可能となっています。 パーカッション・ニップルやハンマーについても大きな変形や欠けは見受けられず、しっかりとした状態が保たれています。 リア・サイトの起倒についても問題なく行う事が可能です。 オリジナルのさく杖が付属致します。
本品は歩兵銃から騎兵銃仕様に改修された品ですが、モント・ストーム パテントの後装システムを持つ騎兵銃は海外でも珍しい品となっています。(KK)

【その他の情報】
平成11年5月19日に京都府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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