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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【6490】 |
英 名
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Type 38 Infantry Rifle, Middle Production |
種 類
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ボルト・アクション、無可動実銃買取品 2021年 春、大阪店在庫品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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1,276mm |
口 径
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6,5mm×50 |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【三八式歩兵銃 中期型 について】
三八式歩兵銃は日露戦争後の 1905年(明治38年、皇紀2565年)に日本陸軍が制式採用した小銃です。
三十五年式海軍銃と三十年式をベースにして、主任設計には南部麒次郎大尉が担当しました (海外ではアリサカ・ライフルと呼称されることが多いのは、原型となった三十年式歩兵銃の開発者が有坂成章陸軍砲兵大佐であるため)。 機構的には殆ど完成されていた三十年式小銃でしたが、中国大陸での厳しい自然環境の中でいくつかの欠点が見つかり、三十五年式海軍銃の特徴 (遊底覆など) も取り入れて、明治38年に改良型が制式となりました。 部隊配備は日露戦争終戦後の1908年から始められ、約2年ほどで三十年式歩兵銃からの更新を完了されました。 初の実戦投入は第一次世界大戦 (青島の戦いなど) で以来日本軍の主力小銃となり日本の小銃の代名詞ともなり九九式小銃と共に終戦まで使用されました。 6,5mm弾は威力的に力不足でしたが、機能的には信頼性が高く前線兵士の間でも好評だったようです。
戦前にはイギリス、フィンランド、メキシコ等、数ヵ国にわたり輸出されました。 また、中国で武装解除された部隊が使用した相当数の旧日本軍小火器は、戦後中国軍によって使用され旧軍の小銃を元にした小銃が現地でも製造されました。
三八式歩兵銃は1942年 (昭和17年) まで国内工廠にて生産され、その後も国外工廠の奉天工廠 (南満陸軍造兵廠) では1944年まで生産されました。 国産銃としては最多の約340万挺が生産されました (九九式短小銃は約250万挺)。 また、バリエーションとして三八式騎兵銃、三八式短小銃、四四式騎兵銃、九七式狙撃銃があります。
中期型は主に戦間期に製造され初期の特徴を残し非常に丁寧な仕上がりとなっています。 弊社での中期型定義は照星にガードがあり、床尾板がプレート型を中期型としております。
その他の三八式歩兵銃の特色や、弊社での分類を説明したブログがございますので、詳しくはこちらをご覧下さい。
【本個体の説明】
本品は三八式歩兵銃 中期型 (名古屋製) です。 機関部左側面にはシリアルNo.21191や「ノ」のシリーズ刻印の他、名古屋工廠の造兵廠刻印及び「名」の検査刻印が打刻されています。 機関部上面の菊花紋章削られた後で均されており、上半分の輪郭がぼんやりと残っています。 尚、「三八式」の刻印ははっきりと確認できます。 本品は床尾板がプレート型、照星はガードが付いた仕様で、照尺はVノッチ・タイプの仕様となっており、安全子についても突起の小さい中期タイプの物が取り付けられているなど、全体として中期型仕様となっています。
本品は全体にやや使用感が見受けられ、銃身や機関部といった金属部はやや小傷や擦れ、経年による褪色の他、若干の朽ち込み痕が見受けられますが、大きな欠損は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 機関部は遊底覆が取り付けられていた痕跡が見受けられ、一部に仕上げが擦れて薄くなり金属の地肌が表れている箇所が見受けられます。 用心鉄や弾倉底板については、大部分に仕上げが落ちて地金が表れており、やや時代錆や若干の朽ち込み痕が見受けられます。 照尺のガード上部にやや変形及び亀裂が見受けられますが、欠損には至っておらず、強度的な不安もそれほど感じられません。 木製の銃床についても機関部同様に使用感が見受けられ、やや打ち傷や線傷、若干の欠けが散見されますが、大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 木被についてはややガタつきが見られますが、固定自体はしっかりとしています。 旧軍小銃特有の銃床上下の継ぎ目については、やや隙間が生じていますが、それほど気にならないレベルのものです。 傷み易い床尾板についても、やや打ち傷や表面錆は見受けられるものの、大きな変形は見られず、銃床への取り付けもガタつきは見受けられません。 尚、床尾板の取り付けネジは代用品となっています。 弾倉内の弾受 (フォロワー) 及びバネは入っていますが、弾倉底板の取り外しはやや固くなっています。 照尺の既倒・調整については問題なく行う事が可能です。 安全子は押し込む事が可能でしっかりとしたテンションが残っていますが、回転させてのロックはかかりません。 復刻品のさく杖が付属致します。
トリガーテンションのある、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (YS)(KK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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