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ルフォーショー M1854 6連発 官給品 リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#64022) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【6431】 |
英 名
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Lefaucheux M1854 Pinfire Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品 |
国 名
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フランス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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300mm |
口 径
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10mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ルフォーショー M1854 6連発 官給品 リボルバーについて】
ルフォーショー (ル・フォーショウ=Lefaucheux) リボルバーは、フランスのガンスミスであったカジミール ルフォーショー (Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式 (カニ目打ち式) の金属製薬莢を使用するリボルバーです。 主にフランス、ベルギーで1850-70年代に多種多数製造されました。 ドイツ、英国、スペインなどでも極少数が製造されました。1858年にはフランス軍初の金属製薬莢を使用するリボルバーとして軍用に採用されました。
ルフォーショー拳銃のパテントは、1854年6月10日にEugene Lefaucheuxによってフランスで取得されました (No.019083)。 このパテントの主な要点としては、回転式拳銃としては初めて金属製の一体型弾薬 (ルフォーショー・カートリッジ) が使用できるようになった他、未使用の弾薬を安全かつ簡単に取り出す事が出来るようになった事等が含まれています。 薬莢の装填、排莢を容易にするためにローデング・ゲートも追加されました。 また、1854年のパテントでは、銃身とフレームが一体構造とはなっておらず、コルト社製リボルバーのようにフレーム下端の一カ所で銃身を固定する方式が用いられていました。
ルフォーショー・リボルバーは、フランス軍によって1857年にM1854として採用されてから世界各国で軍用として採用されました。 特にM1854モデルはロシア軍 (M1854)、スウェーデン軍 (M1863)、ノルウェー軍 (M1864)、イタリア軍 (M1861)、スペイン軍等でも採用された、独特の形状をした品です。 本品は最も有名なM1854の典型的なモデルで、指掛け (Spur) の付いたトリガー・ガードの形状から海外のコレクターの間では「Cavalry Model」と呼ばれています。 本品はルフォーショーを始めとするピンファイア・ピストル唯一の英語専門書「Systeme Lefaucheux」のP.42に掲載されている「Standard Lefaucheux M1854 Pinfire Revolver」と全く同じです。 ルフォーショー製のM1854はハンマーや銃身、ローディング・ゲートの形状により初期、中期 (過渡期)、後期生産型の三種類に分けられますが、多くのバリエーションがあるルフォーショー・タイプの中では比較的分類が明確になっています。 本品は典型的な後期型です。
ルフォーショー リボルバーは5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションがあります。 長さが3cmほどのラウンド・バレルから18cm以上もあるオクタゴン・バレルまで色々な銃身長がありました。 用途も色々で、大型の無骨な軍用モデルもあれば、全体に見事な彫刻の入った小型の護身用までバリエーションが豊富です。 ピン・ファイア式のリボルバーは、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、パテントの関係かアメリカではあまり生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞で、リム・ファイア式が普及されるまで、フランス、ベルギーからヨーロッパを始め、アメリカ、日本など世界各国に輸出されました。 特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に入っています。 本品には日本の壬申刻印などは入っていません。 ルフォーショー リボルバーはバリエーションが多く、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイアは日本ではカニ目打ち式と呼ばれる最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション (管打ち式) に比べて紙薬包 (装薬と弾頭を紙で包んで一体化したもの) と雷管を別々に装填しなくてもよい長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかし現代実包が使用出来ない旧式の金属薬莢を使用する為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、国内で古式銃として合法的に所持できます。
【本個体の説明】
本品の特徴として、ローディング・ゲートのロック機構が通常のルフォーショーのようにロック・レバーを摘まんで解除するタイプではなく、ローディング・ゲート下部にスプリング内蔵のプランジャーが設けられており、一定以上の力でローディング・ゲートの指掛けを上方に持ち上げると開く構造となっています。 純正のルフォーショー・リボルバーでこのようなロック機構を持つタイプは数が少なく珍しい品です。 また本品のシリンダー・ストップは、ハンマーと連動してリコイル・プレート下側から前向きにピンが飛び出して、シリンダー外周のノッチを押さえる初期モデル独特の機構となっています。
本品の金属部は全体にプロの職人による仕上げ直しが行われており、一部に若干の朽ち込み痕や刻印が薄くなっている箇所が見受けられるものの、大きな破損や欠損等は見受けられず、各部のエッジもまだまだはっきりと立っています。 ウォールナット製のグリップについてはグリップ・フレームの間に僅かに隙間が見られる他、グリップ上部や右側面の金具周辺に若干のひびや僅かな欠けが見られるものの、それ以外に大きな破損等は見られず、艶のある仕上げが大部分に残ったしっかりとした状態が保たれています。 グリップの取り付けについてもガタつきも見られません。
撃発機構の作動については完全で、ハーフ・コック及びフル・コックはしっかりと掛かり、ハンマーの動きに合わせてシリンダーが正常に回転します。 また、トリガーを引くとハンマーがスムーズに落ちます。 シリンダー・ストップ・ピンについてもハンマーと連動して正常に機能しており、フル・コック状態でピンがフレーム内から飛び出し、シリンダーが正常な位置でロックされます。 エジェクター・ロッドについても前進位置でロッドを保持する板バネのテンションはしっかりと効いています。 銃身内は銃口から銃身後部まで通っており、ライフリングもはっきりと確認出来ます。 11mm口径ダミー薬莢対応品 (11mm口径のダミー薬莢をシリンダーに6発フル装填した状態で問題なく作動する事を確認済みです。 なおダミー薬莢は本商品には付属しておりません)。
ルフォーショー・リボルバーの中でもM1854 モデルは軍用として幾つかの国で採用された事もあり最も人気のある品で、ルフォーショー・コレクションの中では絶対に外せない品です。 大阪店在庫品 (KK)
【その他の情報】
昭和47年11月17日に山口県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約160年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 無可動実銃とは違い作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、以下の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂き、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文下さい。
詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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