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エンフィールド P1860 2バンド 小銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、TOWER 1867) (金)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【6333】
英  名
 Enfield Pattern 1860 2 Band Rifle
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,206mm
口  径
 16mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【エンフィールド P1860 2バンド 小銃について】
原型はエンフィールド Pattern 1853 ライフルで、イギリスのエンフィールド造兵廠で開発されたライフリングのある前装式の小銃(施条銃、Rifled Musket)です。 フランスで開発・実用化されたミニエー弾のパテント1851年に英軍需省が取得し、これに改良を加えたエンフィールド弾を使用します。 ミニエー弾は1836年にロンドンの有名なガンスミスであったウィリアム・グリーナー (William Greener) が開発したドングリ型鉛製の弾頭 (プリチェット弾) が原型で、底部に窪みがあり木片で埋められていました。 ミニエーはこの弾頭の周囲に凸型の溝をつけ、底部の木片をコルクに変更しました。 ミニエー弾は、16世紀には既に開発されていたライフリングを銃身内に施した銃と組み合わせて使用されました。 ミニエー弾は発射時の圧力で押し込まれたコルクが鉛弾の底部を外側に膨張させ、弾頭周囲の溝の凸部がライフリングに食い込んで密着して圧力の漏れを防ぎ、ライフリングによる回転を弾頭に与える事に成功しました。 これにより滑腔式小銃では有効射程が50から100ヤードほどしかなかったのに対し、ミニエー弾を使用する小銃では300ヤード (約270m)、最大射程は1000ヤード (約914m) にまで延びました。 尚、実際にエンフィールド 3バンド歩兵銃のリア・サイトの目盛りは1,000ヤードまで設定されていました。 弾頭と装薬 (黒色火薬) は紙製薬筒に包まれており、表面が蜜蝋と動物性油脂の混合物でコーティングされていました。 この弾薬は命中性能が向上しただけではなく、高速で回転した弾頭が体内で変形し致命的な銃創となりました。 また、汚れた動物性油脂にまみれた弾頭が感染症を引き起こし、負傷兵にさらなるダメージを与えました。
日本でも幕末に大量のエンフィールド銃が輸入され、滑腔式であったゲベール銃に対して圧倒的な威力を発揮しました。 日本ではエンフィールドが訛ってエンピロール銃とも呼ばれた他、サイド・プレートにTOWERの刻印が入っている事から、通称タワー・ライフルや漢字で鳥羽 (トバ=タワー) ライフルと呼ばれる事もありました。
Tower軍用刻印はロンドン塔にあった英国政府の銃砲検査機関で軍用として耐えうる品質検査された証です。 同じエンフィールド小銃でもTOWERの刻印の代わりに民間メーカー刻印だけが入っている品もあります。 通常は王冠刻印のみのBirminghamで製造された品の多くが米国に送られ南北戦争に於いて両軍で使用されました。 英国国営造兵廠製か国営造兵廠コントラクト製の品には王冠の下に「V.R」の刻印が入っています。 当時の英国はBirminghamとLondonに集中しており、この王冠はBirmingam銃器製造協会会員のメーカーで製造された品です。 一方、Londonにあったメーカーで作られた品には通常この王冠はなく、メーカー名が入っていました。
エンフィールド Pattern 1853ライフルから更なる改良が施され、Pattern 1856、Pattern 1858、Pattern 1859、Pattern 1860、Pattern 1861といったモデルが採用されました。 エンフィールド小銃は大きく分けて銃身長が短い2バンドと長い3バンド、そしてカービン・モデルを始め多くのバリエーションが製造されました。
Pattern 1856は.577口径のエンフィールド小銃としては初の短小銃 (2バンド) モデルで、33インチ (84cm) の銃身が装備されていましたが、登場時期が遅かったため当時英国が参加していたクリミア戦争に投入される事はありませんでした。 Pattern 1856短小銃は戦列歩兵連隊や小銃旅団、第60連隊、ケープ植民地軍、王立カナダ小銃連隊といった部隊のあらゆる下士官に支給されました。 Pattern 1856小銃のライフリングや弾薬はPattern 1853小銃の物と同様でしたが、銃身がより肉薄となっており、重いヤタガン銃剣を装着すると銃身が曲がってしまう恐れがあった他、連続射撃後に銃身周囲に陽炎が発生するといった欠点が有りました。 Pattern 1856 Type II (No.2) とも呼ばれるPattern 1858はPattern 1856の改良型で、銃身自体はP1856と同じ物が使用されていましたが、ストックがより長い物へと変更された他、P1856では銃身に設けられていた着剣ラグがフロント・バンドへと移される等の強化が行われています。 英国海軍は1858年にPattern 1856小銃と同様のモデルを採用しましたが、この海軍モデルでは銃身がPattern 1856小銃に比べて肉厚となった他、ライフリング条数が3条から5条となり、ライフリング・ピッチも1:48インチとより転度の大きなものに変更されており、命中精度が向上していました。 その後、英国陸軍でもこの海軍モデルと同様のモデルを1860年に採用しました。 この陸軍モデルは海軍モデルと異なり、トリガー・ガードやバット・プレート、ノーズ・キャップ等が真鍮製ではなくケースハードン仕上げの鉄製となっていました。 また、海軍モデルではリア・スリング・スイベルがトリガー・ガード前方に設けられていたのに対し、陸軍モデルではトリガー・ガードよりも後方に取り付けられている点も異なります。 本品は英国陸軍 P1860小銃と思われます。 この尚、1858年以降に製造された全てのエンフィールド小銃及び短小銃では、銃身内のライフリングの深さが薬室から銃口に向かって浅くなる方式 (Progressive Depth Rifling) へと変更されました。 (MM)(KK)

【本個体の説明】
本品は銃身が2本の鉄製バンドで銃床に留められている2バンド小銃で、ノーズ・キャップやトリガー・ガードも鉄製となっています。 また、銃身内のライフリングがない事から、英国陸軍 P1860小銃を維新の動乱の後に猟銃用に改造した品と思われます。 そのため銃身の着剣ラグとリア・サイトは省略されています。
金属部全体的に落ち着いた時代錆、浅い朽ち込みは満遍なく見受けられますが、古式銃としては平均以上の程度と思われます。 サイド・プレートの王冠の刻印と「TOWER 1867」の刻印はかなりハッキリと判読できます。 ハンマー (撃鉄) 前方の「TOWER」刻印は国営銃砲検査機関の検査刻印で、「1867」は1867年製を表します。 本品はハンマー (撃鉄) 後方にVR刻印のない王冠の刻印が入っている事から、輸出用に作られた品と推測されます。 銃身の後部左側面に英国のBirminghamのプルーフ刻印や.577口径を表す「25」のゲージ刻印が確認出来ます。 本品はリア・サイトが省略されていますが、元々付いていた形跡も見られず違和感はありません。 木部は全体的に明るい色合いのオリジナルの艶と色を大変よく残しており全体的の程度が良く見えます。 銃床のバット・プレートは日本に輸入されてから省略されています。 しかしながら、元々バット・プレートが取り付けられていたバット・ストック後部を上手く成形してあり、違和感が全くありません。 (幕末の専門職人の仕事と思われます)。 木製銃床は全体にやや打ち傷等が見受けられるほか、バット・ストック上部には全周にかけてやや目立つひびが見受けられますが、現状では強度的に比較的しっかりとした状態が保たれています。 トリガー・ガード後部のロア・タング後部を留めるネジが一本代用品となっており、ネジ頭が平らに成形されている為、現状では取り外しが出来なくなっています。 フロント・バンド及びリア・バンドの取り付けについてはガタつきもなくしっかりとしています。 銃身は銃口から銃身後部まで抜けており、尾栓も取り外し可能です。 パーカッション・ニップルは本体に比べてやや時代が下るものの、大きな変形や欠けは見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 機関部はハーフ・コックとフル・コック共に問題なく作動し、ハンマーを起こした状態でトリガーを引くとハンマーがスムーズに落ちます。 ハンマーは落とした状態で左右にややガタつきが見られますが、ハーフ及びフル・コック状態ではガタつきは見られません。 さく杖は付属致しません。
バット・プレートを省略されている点などマイナス面がありますので、お値打ち価格に設定されています. 木部の美しさもあり、全体定期な見た目の良い一品です。(MM)(KK)

【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。無可動実銃ではありません 平成3年2月20日に岩手県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。

古式銃は150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。
通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

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