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【TK0770S/D】備前式 雷火銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘:惣巻張 備前長船住横山辰右衛門祐信作) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【6238】 |
英 名
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Japanese Pill-lock Rifle, Bizen-style |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,320mm |
口 径
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14mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【備前式 雷火銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘:惣巻張 備前長船住横山辰右衛門祐信作) について】
従来の火縄銃を改修して雷汞薬 (雷粒) により撃発可能とした雷火銃です。 本銃のような様式の雷火銃は、主に山陽地方の銃工によって製作された事から備前式雷火銃とも呼ばれます。
一般に備前式と呼ばれる雷火銃は、火縄銃の基本的な構成はほぼそのままに、火挟に撃針がろう付け等によって追加されている他、弾金のスプリング・テンションが助金 (補助バネ) 等を用いて高められています。 また、通常の火蓋に加えて撃針が不意に落下して撃発する事を防止するための槌受と呼ばれる安全装置が追加されており、射撃時にはこの槌受のツマミを引く事により、火蓋も同時に開く構造となっていました。 槌受は火蓋のみを解除した後に単独で解除する事も可能な構造となっています。 これらの雷火式への改修は火縄銃の基本構造に部品を追加する形で行われている為、必要に応じて元の火縄銃の形態に復元する事も可能となっていました。
本品の銃身には「備前長船住横山辰右衛門祐信」の銘が入っています。 辰右衛門祐信は横山藤四郎祐定に始まる備前鉄砲鍛冶の四代目に当たり、刀工でもあった備前鍛冶の代表的な人物です。 祐信は全国鉄砲鍛冶銘鑑 (P.298) にも掲載されています。 本品の銃口は備前筒に特有の備前柑子と呼ばれる丸みを帯びた形状となっています。 また、火挟みは鉄製、カラクリ金具も鉄製の物が取り付けられている等、典型的な備前筒の作りとなっています。 (KK)
【本個体の説明】
本品の銃身を含む鉄部分は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 古式銃全体から見ても十分許容範囲内の時代錆です。 銃床に隠れる銃身下面にはやや表面錆や朽ち込みが見受けられますが、大きな破損や欠損等は見受けられず比較的しっかりとした状態が保たれています。 木製の銃床については全体にやや小傷や擦れが見受けられますが、大部分にオリジナルの艶のある仕上げが残っています。 銃床内部の銃口側に長さ20cm程のひびが見受けられる他、銃床内部の目釘金具の収まる穴の周辺にヘアライン・クラックが見受けられますが、現状では強度的に比較的しっかりとした状態が保たれています。 銃口側のかるか穴下部の銃床の合わせ目にはやや隙間が見られます。 銃床内部には墨書きにより台木製作者の銘が入っていますが、現状では判読が難しくなっています。 銃身と銃床の目釘穴の位置は3カ所とも一致しています。
銃身内は銃口から火穴まで抜けている事を確認済みです。 また、尾栓は現状では固着しており取り外しはできなくなっています。 カラクリの地板はやや銃床への嵌め込みが甘い印象ですが、カラクリの作動については問題なく、撃鉄を起こした状態で引金を引く事により、撃鉄がスムーズに落ちます。 助金が内蔵されている為、撃鉄のスプリング・テンションは通常の火縄銃に比べて大きくなっています。 火蓋や槌受の開閉についても問題なく行う事が可能です。 かるか (さく杖) は付属しておりません。 雷火銃は火縄銃に比べはるかに現存数が少ない希少品です。 日本国内だけで見ても100挺に1挺あるかどうか、海外では Japanese Pill-lock Rifle として珍重されています。
東京店在庫品 (KK)
【その他の情報】
平成2年12月20日に長野県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 無可動実銃とは異なり、作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただき、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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