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【TKS/D】和製 スナイドル-エンフィールド 紙薬莢後装式小銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#無)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【6237】
英  名
 Japanese-made Snider-Enfield style Breech-loading Musket
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,295mm
口  径
 17mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【和製 スナイドル-エンフィールド 紙薬莢後装式小銃 について】
幕末に国内の鉄砲鍛冶がスナイドル-エンフィールドの機構に倣って製作した後装式の小銃です。
本銃の原型となったスナイドル-エンフィールド小銃は、ボクサー式紙薬莢を使用する後装式小銃です。 1864年にイギリス陸軍は前装式のエンフィールド小銃の後装式への改造を公募し、米国人のヤコブ・スナイダー (Jacob Snider) の開発した蝶番式銃尾装置が採用されました。 銃身後部 (薬室) の上半分を削り取り、その部分に右側に開く蝶番式ブリーチを付いた機構で、可動式ブリーチの中に撃針が組み込まれており、エンフィールド小銃の撃鉄で叩く構造となっていました。 その為、撃鉄等の撃発装置はエンフィールド小銃既存の構造をそのまま使用できる点が長所となっています。 このスナイドル式への改造は、エンフィールド小銃からだけではなく、他の同様の構造を持つ前装式小銃にも施されました。 スナイドル式の後装システムは、ブリーチ・ブロックを開閉する様子が刻み煙草の容器に似ていた事から、国内では「莨嚢 (ろうのう) 式銃」とも呼ばれました。
本銃はスナイドル式のブリーチ・ブロックを備えた後装式ですが、銃身内はライフリングの無い滑腔銃身となっています。 ライフリングが無い事から射程は短かったと考えられ、照門についても調整機能の無いシンプルなU字型の物が取り付けられています。 ブリーチ・ブロックには独立したロック・レバー類は設けられていませんが、ブリーチ・ブロックを閉じた際には、ブリーチ後方からスプリングによってテンションのかかった突起がブリーチ・ブロック後端の窪みに嵌まり込む為、ブリーチの開閉には一定の力が必要な構造となっています。 尚、銃身左側面後方には、.577口径を表す「25」のゲージ刻印や 製造所検査刻印 (View Mark)、ゲージ・テスト刻印、最終検査刻印 (Definitive Proof Mark)等、典型的なBirmingam銃器製造協会会員のメーカー製の刻印が確認できる事から、銃身はエンフィールド小銃からの流用と考えられますが、銃口部には日本風の装飾が施された柑子が設けられています。 撃鉄やサイド・ロック部については、エンフィールド系ではなく和製ゲベール銃の物に近い形状となっている事から、撃発機構についても国内で製作された事が判ります。 尚、和製ゲベール銃の撃発機構を流用している事から、ハンマーにはハーフ・コック位置が元々設けられていないのもオリジナルのスナイドル-エンフィールド小銃との違いとなっています。 (KK)

【本個体の説明】
本品の銃身や機関部といった金属部は、全体に時代錆が表れている他、やや朽ち込み痕が散見されるものの、大きな破損や欠損等は見られず比較的しっかりとした状態が保たれています。 真鍮製のトリガー・ガードについては若干の小傷以外に目立った変形等は見受けられず、適度な時代感が付いた良い雰囲気となっています。 トリガー・ガード前部に若干の浮きが見られますが、トリガー・ガードの取り付け自体はしっかりとしています。 銃床は和銃らしい雰囲気の木材で製作されており、若干の打ち傷や擦れは見受けられるものの、大きな破損等は見られず、全体にやや艶のある仕上げが残った良好な状態が保たれています。 銃床左側面のロック・プレート付近に接ぎ木による小さな補修痕が見受けられるものの、時代は付いているため殆ど気にならないレベルのものです。 また、銃床下面には長方形型 (約2cm×21,5cm) に一度切り出した木材を再び合わせた後が見られますが、こちらは本銃製作時に行われたものと考えられます。 傷み易いバット・プレート部についてもやや擦れは見受けられるものの、目立った変形やガタつき等は見られず、全体に黒染め仕上げが残っています。 バレル・バンドは仕上げ直しが行われていますが、取り付け自体はガタつきもほとんど見られません。 鉄製のさく杖が付属致します。 銃床自体にはさく杖の抜け止めは設けられていませんが、さく杖の断面が楕円形となっている為、銃床に差し込んだ状態で一定の方向に回転させると抜け難くなります。
ブリーチ・ブロックは手作業によって製作された物と思われ、英国製のスナイドル銃に比べると各部品の隙間がやや大きい作りとなっています。 ブリーチ・ブロックの開閉については問題なく行う事が可能で、ブリーチを開放した状態でブリーチ・ブロックを後方に引く事によりエキストラクターも問題なく作動致します。 ブリーチ・ブロックの下面には判読し辛いものの、4桁のアラビア数字の刻印が確認できます。 撃発機構の作動についても問題なく、フル・コック状態でトリガーを引く事によりハンマーが問題なく落ちます。 尚、ハンマーにはハーフ・コック位置は設けられていません。 銃身内はやや表面錆は見受けられるものの、大きな朽ち込み等はみられず比較的落ち着いた状態となっています。 銃身内は銃口から薬室まで完全に抜けている事を確認済みです。 和製のスナイドル小銃はオリジナルの英国製に比べはるかに現存数が少ない希少品です。 日本国内だけで見ても100挺に1挺あるかどうか、世界的見ると1,000挺に1挺もない日本銃砲史の転換期の遺産とも呼べる品です。 東京店在庫品 (KK)(MM)

【その他の情報】
昭和53年4月20日に岩手県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 銃口から薬室まで通っている事を確認済みです。

古式銃は約150年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 無可動実銃とは異なり、作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただき、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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