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コルト M1860 アーミー リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、木箱付、#71165) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【6223】 |
英 名
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Colt M1860 Army Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 17 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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366mm |
口 径
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12mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1860アーミー・リボルバー について】
コルト M1860アーミー・リボルバーは、サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1860年から1873年まで製造された軍用リボルバーです。
コルト社は1851年に発売した.36口径のコルト M1851 ネービー・リボルバーを基に、.44口径にボア・アップしたモデルをM1860アーミー・リボルバーとして1860年に発売しました。 南北戦争 (1861年-1865年) ではM1851 ネービーと共に主要拳銃として使用されました。 M1860アーミーは全て.44 口径の6連発のモデルです。 Paper Cartridgeと呼ばれる紙に包んだ弾薬を使用しました。 M1860 アーミーのフレームはM1851 ネービーと同サイズですが、シリンダー前部2/3を.44口径に対応するために肉厚にし、ボア・アップしてあります。 そのためにフレームとシリンダーが干渉するのを避ける目的でフレームの一部 (シリンダー下部と接する部分) が一段低くなっています。 M1851 ネービーがオクタゴン・バレルであったのに対して、M1860 アーミーはラウンド・バレルで流線的なデザインになっており、同じフレームを使用してはいますが全く異なるイメージがあります。 しかしながらその基本構造は両モデルとも共通しています。 銃身長7.5インチであった極初期型を除き、M1860 アーミーの銃身長は8インチのみです。 先に発売された.36口径のM1851 ネービーよりも強力な口径から、軍用としてはM1851 ネービーを凌いでいました。 最も大きな販売先はアメリカ政府で20万挺の内、12万7千挺以上 (記録に残っているものだけでも127,156挺) が政府に納入されており、軍用専用と言われている所以です。 米本国のコルト社工場のみで生産されました。
コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 シリンダーには1843年のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) でテキサス海軍がメキシコ海軍を破る場面がエングレービングされています。 蛇足になりますが「M1860 Army Revolver」のモデル名は20世紀になってからコレクターが便宜上付けた名称で、発売当初のコルト社カタログでは「Colt Holster Pistol, Enlarged Caliber」となっています。 尚、「M1851 Navy Revolver」は「Colt Revolving Belt Pistol of Naval Caliber」です。(MM)
【本個体の説明】
本品はM1860の中でもフレーム側面にショルダー・ストック取り付け用スクリューの無い、3 Screw Modelと呼ばれるシビリアン・モデルです。 これは本品のシリアルNo.が71165で、4 Screw Modelと呼ばれる軍用タイプの生産が終了した50,000以降の生産品である事ともマッチしています。 尚、通常シビリアン・モデルでは上記のスクリューの他、ショルダー・ストック基部が嵌るリコイル・シールド部の切り欠きや、ストックを固定する為のグリップ・フレーム下部の溝が省略されていますが、本品にはこれらの切り欠きや溝が追加されています。 本品のシリアルNo.は銃身、フレーム、トリガー・ガード、グリップ・フレームでマッチしています。 また、シリンダー表面にも見えづらいですがけがきによりフレームと同じシリアルNo.が書かれています。 シリンダー軸のシリアルNo.は116の部分のみ確認できます。 シリンダー表面のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) の場面のエングレービングはほぼ完全に消えており、「SEPT. 10TH 1850」の部分のみ辛うじて判読可能です。 フレーム左側面には「COLTS PATENT」の刻印がはっきりと残っています。
本品のフレームや銃身、シリンダーといった金属部はやや時代錆や僅かな朽ち込みが表れているものの、現状では比較的落ち着いた色合いの良い雰囲気となっています。 真鍮製のトリガー・ガードについてもやや打ち傷等は見られるものの、大きな変形等は見受けられず適度な時代感が付いています。 洋銀のフロント・サイト・ブレードについても若干の打ち傷の他は大きな変形は見られません。 付属のオリジナルのウォールナット・グリップは、全体にやや打ち傷や角の部分に擦れは見られるものの、大きな破損や欠損等は見られず、適度な使用感のある良い雰囲気となっています。 グリップ右側面には本銃の最後のオーナーによって彫られたと思われる「H.Stevens 1890」の手彫りの文字が浅く入っています。 グリップの角等に極小の欠けが見られる他、グリップ上部とフレームとの間には僅かに隙間が見られますが、グリップ・フレームへの取り付けについてはガタつきもなくしっかりとしています。
本品は銃身基部下方が僅かに削られているため、銃本体を下から見ると極僅かな隙間が見えますが、銃身とフレームにガタつきは見られません。 バレル・ウェッジの取り付け穴が拡大されており、ウェッジもそれに合わせて大きな物が取り付けられています。 ウェッジが大きくなっている事から、他にも摩耗してサイズが変わっている箇所がある事も考えられますが、現状ではフレームや銃身のガタつきもなくしっかりとしており見た目も悪くありません。 作動については問題なく、ハンマーのハーフ・コック及びフル・コックもしっかりと掛かります。 フル・コック位置でトリガーを引くことによりハンマーがスムーズに落ちます。 銃身内は一部に表面錆は見られるものの、ライフリングもはっきりと残っており銃口から薬室まで完全に抜けています。 シリンダーのパーカッション・ニップルについても大きな欠けや変形等は見受けられず、良好な状態が保たれています。
上記のように一部手を加えられている箇所が見られる為、人気のあるM1860 アーミー モデルとしてはお値打ち価格に設定しています。 現状では全体にカッチリとしたコンディションで古式銃としても良い時代が付いており、手頃な価格帯で登録証付古式銃のコルトの人気モデルをお捜しの方にはお勧めの一品です。
銃本体がぴったりと収まるオリジナルの木箱が付属致します。 木箱内には真鍮製のコルト純正モールダー、ニップル・レンチ、James Dixon & Sons製フラスコ、クリーニング・ロッド、オイラー、木製パーカッション・ニップル・ケース、Kynoch製パーカッション・キャップ缶が付属致します。 尚、木箱用の鍵は付属致しません。 木箱は全体に適度な使用感が見受けられ、やや打ち傷や線傷が散見されるものの、大きな破損や欠損等は見受けられず、製造された時代を考慮すれば総じて良好な状態が保たれています。 内部の布張りについても若干の経年による傷みや褪色は見受けられるものの、各コンパートメントの隔壁に大きな破損等も見られず、概ね良好な状態が保たれています。 また、右隅のコンパートメント用の蓋も付属しています。この木箱と付属品だけでも50万円以上の値打ちがあります。
東京店在庫品 (KK)
【その他の情報】
昭和49年12月18日に大阪府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンク予定の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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