 |
|
|
|
 |
関流 管打式持筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘:江州国友籐兵衛 充俶) |
|
 |
 |
|
 |
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
SOLD OUT |
商品番号
|
【5986】 |
英 名
|
Japanese Seki-style Percussin-lock Gun |
種 類
|
古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品 |
国 名
|
日本 |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
755mm |
口 径
|
15mm |
装 弾
数
|
単発 |
在 庫
数
|
SOLD OUT |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【関流 管打式持筒 (在銘:江州國友藤兵衛 充俶)について】
関流の開祖は上杉家の家臣であった関之信 (関八左衛門) が霞流砲術の奥義を極め、寛永期 (1624〜1644) に関流を称して分家し、現在の千葉県にあった土浦藩の砲術の流派です。 関之信は久留里藩主の土屋氏に仕えました。後に常陸国土浦と江戸で伝承されます。 二代軍兵衛家は土浦藩の鉄砲指南をしていましたが、他藩の藩士にも指南し、門人の中には他藩の大名もいました。
関流の特徴は何と言っても長く台尻まで伸びた「猿渡 (サルワタリ)」と呼ばれる用心金 (トリガー・ガード) で、これは関流の基になった霞流の流れを伝承しています。 また、重量があり丈夫な作りである点についても共通しています。 銃身は柑子のない丸銃身で、胴輪と呼ばれる銅製の環帯によって銃床に固定されており、一部に銃身後部が目釘によって更に固定されている品も見られます。 また、矢袋のある銃には鉄製のかるか (さく杖) が付属するのも特徴となっています。 尚、関流には霞流とは異なり、台尻部に輪足穴 (わそくあな) と呼ばれる穴が設けられています。 このような独自の仕様を持つ関流は全国に広まり、江州の国友やその技術を受け継いだ鉄砲鍛冶にも特注・製作されました。
和銃の軍用銃は大きく分けて官給品である「番筒 (ばんつつ)」と士分以上が持つ私物の「持筒 (もちづつ)で、本品は軍用銃としては高級な作りの「持筒)です。 口径は通常より大きい六匁で中筒に相当します。 六匁とは弾丸重量で口径では16mm弱程度のものを指します。 中筒は細筒 (小筒) に比べて威力が増大しますが、取り扱いが難しい上に高価なので士族もしくは臨時雇いではない主人に仕える足軽が使用しました。 本品は大きさは中筒、出来は持筒です。(MM)(KK)
【本個体の説明】
本品は在銘で「江州國友藤兵衛 充俶」の作品です。 国友藤兵衛は鍛冶工房名で、鉄砲の一大生産地として栄えた江州国友村の鉄砲師家の中で有名な家系です。 「充俶 (じゅうしゅく)」は幕末に優作を残した國友藤兵衛家の中でも上手と言われた名工です。 本品の丸銃身は非常に良く鍛えている事が判る美しい仕上がりで、口径が15mm強に対して銃身は非常に肉厚に作られており、関流の重量があり丈夫な仕様に正しくマッチした出来となっています。 目当ては元目当が千切り透し、先目当については関流特有の風切型となっています。 台木にも台木師の立派な銘「國友亦四郎 昌睦」が墨書きされています。 銃身と台木は幅があり、「縄」の装飾のある二つの銅環で留まっている他、銃身後部が目釘によって銃床に固定される構造となっています。 台木は厚く濃い漆で仕上げられているのも関流の特徴です。 また、カラクリの地板についても雉もも型と呼ばれる独特な形状となっています。
本品の銃身を始めとする金属部は、全体に時代錆が見られ、やや表面錆や若干の朽ち込み痕は見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられずしっかりとした状態が保たれています。 銅輪や引金、胴金といった銅もしくは真鍮製の部品についても適度な時代感の付いた良い雰囲気となっています。 銃床についてもやや小傷や擦れは見受けられるものの、大きな破損や欠損は見受けられず、比較的良好な状態が保たれています。 かるか穴周辺及びカラクリの地板周辺の木部に僅かに欠けが見受けられますが、殆ど気にならないレベルのものです。 胴金後方の銃床左側面、胴金、カラクリの地板にこまかな打ち傷が複数見受けられますが、時代は付いておりこちらもあまり気にならないレベルのものです。 銃身内は銃口から火穴まで抜けています。 パーカッション・ニップルについても目立った欠けや変形は見受けられません。 尾栓は固着しており、現状では取り外しができなくなっています。 銃身は胴輪によって銃床にガタつきもなく固定されています。 銃身後部の目釘を通す金具と銃床の目釘穴の位置は一致しています。 尚、付属の目釘は中央部が欠損しているため、現状目釘による固定は行われていません。 カラクリの作動については完全で、フルコック、ハーフコック共に問題なくかかり、フルコック状態で引金を引くと撃鉄 (ハンマー) がスムーズに落ちます。 付属のかるか (さく杖) についても鉄製となっており、典型的な関流のそれとなっています。
とても簡素な造りであるにも拘らず、その質の良さが直ぐに伝わる逸品です。 これが火縄式であればゆうに倍(50万円)以上の値が付く品です。 とてもお値打ちな品です。 東京店在庫品 (MM)(KK)
【その他の情報】
昭和50年10月2日に兵庫県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンク予定の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
古式銃の返品についてはこちら
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
|
|
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|  |