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スナイドル-エンフィールド MKII 紙薬莢後装式小銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#無)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【5983】
英  名
 Snider-Enfield MKII Breech-loading Rifle
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,243mm
口  径
 15mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【スナイドル-エンフィールド MKII 紙薬莢後装式小銃 について】
スナイドルまたはスナイダーと呼ばれる、ボクサー式紙薬莢を使用する後装式小銃です。 スナイドルはスナイダーのオランダ語読みで、英語圏ではスナイダーと呼ばれています。
1864年にイギリス陸軍は前装式のエンフィールド小銃の後装式への改造を公募し、米国人のヤコブ・スナイダー (Jacob Snider) の開発した蝶番式銃尾装置が採用されました。 銃身後部 (薬室) の上半分を削り取り、その部分に右側に開く蝶番式ブリーチを付いた機構で、可動式ブリーチの中に撃針が組み込まれており、エンフィールド小銃の撃鉄で叩く構造となっていました。 その為、撃鉄等の撃発装置はエンフィールド小銃既存の構造をそのまま使用できる点が長所となっています。 このスナイドル式への改造は、エンフィールド小銃からだけではなく、他の同様の構造を持つ前装式小銃にも施されました。
英国軍用銃の例に漏れず、量産されたスナイドル銃には大きく分けてMk I、Mk II、Mk IIIの3タイプが存在し、さらにその中に細かなバリエーションが存在します。 この内、Mk I及びMk IIは既存のエンフィールド銃を改造してスナイドル銃にしたものですが、Mk IIIは元々スナイドル銃として新規に製造されたタイプです。
Mk Iは1866年に制式となったスナイドル銃の最初の量産型で、スナイドル式のブリーチ機構が追加された他、ベースであるエンフィールド銃からハンマー形状が変更されました。 その他、メイン・スプリングのテンションを弱くする等、細かな改良が加えられています。
Mk I*はMk Iタイプのスナイドル銃に使用されていた初期のMk I弾薬使用時に事故が発生した為、改良型のMk II弾薬に対応できるよう薬室後部の弾薬のリムが収まる部分の形状を改造したモデルです。 Mk I*は薬室形状以外は基本的にMk Iと同一となっています。
Mk II*はMk I*と同時期に登場したタイプで、Mk Iの改造品ではなく新規にエンフィールドから改修されたモデルです。 薬室の形状はMk I*と同じですが、次のMk II**に見られるような小改良は行われていません。
Mk II**はMk I*やMk II*と同時期に登場したタイプで、スナイドル銃の中でも最も一般的なタイプです。 薬室後部の形状はMk I*やMk II*と同様ですが、エキストラクター形状が改良された他、ブリーチ・ブロック下面がより円形に近い形状に変更されました。 また、ブリーチ・ブロックの大型化に伴い、ブリーチ収納部の形状も変更されています。 この他、ファイアリング・ピン・ニップルが僅かに短縮され、ハンマー先端も窪んだ形状に変更されました。
Mk IIIは1869年に登場したタイプで、従来の様なエンフィールド銃からの改造品ではなく、当初からスナイドル銃として製造されたモデルです。 ブリーチ・ブロックの左側面にバネを内蔵したロック機が追加された他、ブリーチ収納部の下部が強化されています。 ハンマー先端はMk II**の窪みのある形状から、平坦な形状に変更されています。 また、銃身の材質が通常の鉄から鋼鉄製に変更されました。
日本でスナイドル小銃を最初に使用したのは薩摩藩と言われていますが、他にも多くの倒幕派諸藩で使用されました。 戊辰戦争ではスナイドル小銃が国内で初めて実戦に投入されました。 また、会津戦争では僅か10挺のスナイドル小銃が、前装銃を装備した白虎隊の部隊を打ち破るなどの活躍を見せました。 その他、長岡藩や仙台藩などの幕府諸軍によっても使用されました。 信頼性の高いスナイドル小銃は新生日本陸軍の誕生と共にその主力装備となり、十三年式村田銃が採用されるまで使用され、その後も1894年の日清戦争まで二線級兵器として残されました。 (KK)

【本個体の説明】
本品はエンフィールド銃を改修してスナイドル銃のブリーチ・メカニズムを組み込んで製造されたMk IIモデルで、機関部側面のサイド・プレート部分に「TOWER」の軍用刻印や製造年号の他、英国Birminghamで製造された事を示す王冠刻印が入っています。 「TOWER」軍用刻印はロンドン塔にあった英国政府の銃砲検査機関で軍用として耐えうる品質検査された証で、同じスナイドル小銃でも「TOWER」の刻印の代わりに民間メーカー刻印だけが入っている品も存在します。 また、当時の英国の銃器製造者はBirminghamとLondonに集中しており、王冠刻印はBirmingam銃器製造協会会員の会社で製造された品である事を示す物です。 通常は王冠刻印のみの品は輸出用と言われており、英国国営造兵廠製もしくは国営造兵廠コントラクト製の品には王冠の下に「V.R」の刻印が入っています。 一方、Londonにあったメーカーで作られた品には通常この王冠はなく、メーカー名の刻印が入っていました。
本品の銃身基部右側面には桜の刻印の他、「兵 大」と読める漢字の刻印が入っています。 また、アッパー・タング上面にも丸の中に「支」の漢字が入った刻印が確認できます。 銃身や薬室、ブリーチ・ブロックには非常に判読し辛いものの、バーミンガムのプルーフ刻印と思われる刻印が確認できます。 本品の金属部は全体に時代錆が表れており、大部分に細かな朽ち込み痕が見受けられるものの、大きな破損や欠損は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 木部についても若干の打ち傷は見受けられるものの、大きな破損や欠損は見られず、オリジナルの艶のある仕上げも残った比較的良好な状態が保たれています。 リア・スリング・スイベル取り付け基部の前後にひびを補修した痕跡が見受けられますが、現状では強度的に影響のないレベルのものです。 バット・プレートは取り付けネジの頭部に腐食が見受けられるものの、バット・プレート自体は大きな変形等は見受けられず、銃床への取り付けもガタつきもなくしっかりとしています。 撃鉄はハーフ・コック及びフル・コック共に問題なくかかり、撃鉄を起こした状態で引鉄を引くとスムーズにリリースされます。 リア・サイトの起倒・調整やブリーチ・ブロックの開閉、エキストラクターの操作についても問題なく行う事が可能です。 銃身内は銃口から薬室まで完全に抜けている事を確認済みです。 銃身内はやや表面錆が見受けられるものの、ライフリングも比較的残っています。 オリジナルのさく杖が付属致します。 また、商品のメイン画像には写っていませんが、ニップル・ガード及びそれに繋がるチェーンが付属致します。
大阪店在庫品 (KK)

【その他の情報】
昭和63年10月20日に兵庫県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンク予定の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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