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バーンサイド M1864 カービン (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#14198) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【5982】 |
英 名
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Burnside M1864 Carbine, 4th Model |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、レバー・アクション、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 17、東京店在庫品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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990mm |
口 径
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14mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【バーンサイド M1864 カービン について】
アンブローズ・エバレット・バーンサイド准将がアメリカ軍から退役後(州兵の地位は維持)に、自身の名を付けた後装式のバーンサイド・カービンの製造を行いました。
バーンサイドは軍人生活の後は、全米ライフル協会の初代会長を務め、その後もいくつかの会社役員や政治家を務めた有力者で、軍人としてよりはその人望から名士として成功を収めたアメリカではかなりの著名人です。 サイドバーンズという有名な口髭(顎鬚)の名前の由来にもなったということからも、その有名さがわかります。
バーンサイド・カービンは細身の本体でありながら、単発のため大口径でガッチリとした内部構造を持つユニークな銃で、真鍮製カートリッジを使用し、後装銃特有の銃尾からの発射ガス漏れを軽減しているのが最大の特徴です。
この時代では順当なトリガー周りのレバーによる開放閉鎖操作スタイルの後装式単発銃で、トリガーガード自体が操作レバーとなっています。 またトリガーガードの半円に合わせた、半円のロック・リリース・レバーにより、独特でありながら確実で操作性の良さを備えているのも特徴です。
本銃はアメリカの南北戦争でも使用されましたが、軍での採用トラブルや工場の焼失、バーンサイド氏の財政難などから、銃の性能とは別の意味で、バーンサイド氏にとって必ずしも成功とは言えなかった銃でもありました。 そしてその後、時代はいよいよ連発銃の時代となり、連発銃の時代となってからは主力では無いながらも根強く使用された銃でもありました。
バーンサイド カービンは段階的に改良が行われ、製造時期によって大きく4種類に分類する事が可能です。 本品はその中でも南北戦争末期に登場した最後期モデルにあたる4thモデルです。 4thモデル以前のバーンサイド カービンでは、弾薬の装填時にブリーチ・ブロックがフレームに対して下降し過ぎてしまい、装填動作に支障を来す場合が有った他、下がり過ぎたブリーチ・ブロックが機関部から完全に外れてしまう恐れが有りました。 その為、4thモデルでは機関部の開閉が確実かつスムーズに行えるよう、ブリーチ・ブロックのピボット軸が2箇所に増やされているのが特徴です。 また、4thモデルの後期生産型では、機関部右側面の中央にブリーチ・ブロック・ガイドとして機能するネジが新たに追加されており、従来型と容易に識別する事が可能です。 この4thモデル後期生産型は、別名5thモデルとも呼ばれています。 本品はこの最終モデルになります。
【本個体の説明】
本品は機関部右側面中央にネジが追加されたバーンサイド カービン4thモデルの後期型です。 レバーによる機関部の閉鎖開放、またトリガーガード部のロックなど一連の後装の機関部の動きはスムーズかつ確実で全く問題ありません。 ハンマーのハーフコック、フルコックの動きもテンションの強さとスムーズさがあり、コックの際にカキッ!カキッ!と小気味良い音がする程です。 倒立式のリアサイトは元々テンションなどの無い簡易的なものですが、90°起倒させる動きも甘くなってはおりません。 倒立式のリアサイトの上に「5」(500m)と下に「3」(300mm)を表す数字がハッキリと打たれています。
鉄部は古式銃によくある朽ち込み錆はなく、機関部表面の極一部とトリガーガード兼用の操作レバーの多くにはオリジナルのケースハードン仕上げが残っています。 ケースハードン仕上げはブルー仕上げとは異なり鉄を油で焼いた際の黒色より薄い青茶系の色合いになっています。 ケースハードンの特徴として斑な感じがしますがこれがオリジナルの状態です。 銃身は白磨き仕上げになっています。 白磨き仕上げであるので一部に表面的な黒錆がありますが目立った朽込錆等もなくとてもよい状態です。 機関部の動きもしっかりしており時代を含めて考えるとかなり良い状態を保っていると言えます。
シリアル「14198」は銃本体とブリーチ共にしっかり残っており、どちらも一致しています。 また銃のシリアルの上に「BURNSIDE PATENT」と「MODEL OF 1864」の刻印があります。 またサイド・ロック・プレートにも多少読み難いですが「BURNSIDE RIFLE Co.(1行目) PROVIDENCE=R.I.(2行目)」の刻印が入っています。
バット・ストックは比較的明るい色合いです。 ハンドガードはストックに比べると経年使用の痩せと縁(エッヂ)の摩耗が見られますが、大きな傷のないオリジナルの状態です。 バット・ストックの左側面に二ヵ所米軍用であることを示すカトシュ(inspectors cartouche, Ordnance sub-inspection and final inspection marks)が入っています。 このカトシュには「RKW」のイニシャルが入っており、このイニシャルからUS Ordnance Department(米陸軍武器科)の大尉であったRobert K. Whiteleyが検査をした事が判ります。(U.S. Military Arms Inspector Marks, P223 参照) 彼は1838年から1874年の間にOrdnance Departmentに勤務しており、南北戦争中は本品と同じ4th(5th) Model Burnside CarbineとGwyn & Campbell carbineにこのカトシュを打ったことで知られています。 この事からも本品は南北戦争で北軍によって使用された事が証明されます。 またシリアル No.からも北軍のどの騎兵隊で使用されたかも判明する場合もあります。 ハンドガードは痩せている様に感じられますがこれがバーンサイドの特徴です。 バット・ストック下部のスリング・スイベル金具は取り外されて当時の金属製(?)楕円形金具で埋められています。 これは機関部左側面に騎兵用のサドル・リングが付いている為、騎兵隊隊員によって取り外されたものと思われます。 南北戦争当時によく行われた改造です。 銃口から火門まで通っている事を確認済みです。 特に何の問題もなく、南北戦争で使用された事も証明されている品としては非常にお値打ちな価格になっています。(MM)
【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。平成9年3月14日に東京都教育委員会で再交付された銃砲刀剣類登録証付きです。 登録証にも「BURNSIDE」のメーカー名と銃と同一のシリアル No.14198が記載されています。
150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクに追加予定の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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