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英国製 バー・ハンマー ペッパーボックス (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#無)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【5981】
英  名
 English Bar Hammer Pepperbox
種  類
 古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 16
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 19.5mm
口  径
 9mm
装 弾 数
 6発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【英国製 バー・ハンマー ペッパーボックスについて】
本品は1850年代頃に英国で製造されたダブル・アクションのバーハンマー・タイプのペッパーボックス ピストルです。
ペッパーボックス ピストル(Pepper box pistol)とは、シリンダー(回転式弾倉)とバレル(銃身)が一体化(銃身と薬室が一体化)になった黎明期のリボルバー拳銃です。 形状が「コショウ挽き」に似ていることから単にペッパーボックスと呼ばれています。
狭義には1837年にイーサン・アレンがパテントを取った管打ダブル・アクション・オンリーの回転拳銃を指しますが、広義には銃身を3本以上束ねて、それを回転させることによって連射を可能とする銃器(カービンやライフル等の長物も含む)を指します。 形状が「コショウ挽き」に似ている事からペッパーボックスの名称が付いた、西部開拓時代初期の米国で大流行した拳銃の一種です。 一般的には、薬室と一体化した銃身を複数本束ねたものを回転させる事で、装填動作を省略し連射を可能とした銃器の事を指しますが、特にサミュエル・コルトが特許を持っていた、引き金を引くだけで回転連射が可能な「ダブル・アクション機構」を持つ護身用の小型拳銃を指していました。 米国では1830年代後半から1850年代に普及しました。
このペッパーボックスは、複数の独立した銃身を束ねるのではなく、レンコンのような穴を銃身とする一つの塊を鋳造したので頑丈で大量生産が可能でした。
シリンダーとバレルが一体鋳造型である為、口径を大型化すると重心が前方に偏る欠点がありました。 また、シリンダーと一緒に銃身も回転する事から、固定銃身に比較すると命中精度が劣ってしまう点も有り、1850年代後半にはその殆どが姿を消す事になりました。 その他、一発発射すると装填された弾が全弾暴発して発射されてしまう「チェーン・ファイア」を引き起こすと言った問題もペッパーボックスの欠点と言われていました。 しかしながら、この問題はペッパーボックスに限らず、当時のパーカッション式回転拳銃全般が抱えていた不具合でした。 また前方に銃身のないペッパーボックスでは、「チェーン・ファイア」が発生した場合にも全弾が飛び出すだけで、銃本体にはダメージを引き起こさないといった利点もありました。 通常の固定銃身のリボルバーで「チェーン・ファイア」を起こすと致命的なダメージを銃本体と射手に及ぼしましたので、それよりは信頼性がありました。
本品はバーハンマーと呼ばれる、本体中央上部に位置した独特のハンマーがダブル・アクションによって雷管を叩く管打ち式(Percussion)構造になっています。 英国流では90 Boreと呼ばれる.36口径(=9mm)の6連発スムース・ボアです。
バーハンマー・タイプのペッパーボックスは、米国では1837年のEthan Allen のバーハンマーに関するパテントが切れた1860年代初頭頃から、様々なメーカーが製造を始めましたが、英国では1835年頃にバーハンマー・タイプのペッパーボックスが開発された事を皮切りに、1860年までの約25年間に多くのメーカーがバーハンマー ペッパーボックスの製造を行いました。
英国製のバーハンマー ペッパーボックスは製造年代によって、グループIII (1835〜1840)、グループII (1840年代)、グループI (1850〜1860)の3つのグループに大別する事が可能です。 グループIIIは英国製バーハンマーの中でも最も初期の製品で、銃本体には入念な彫刻が施されており、グリップ形状も様々なタイプの物が製造されました。 グループIIは中期に製造された品で、バグ・タイプ・グリップと呼ばれるグリップ下端が丸みを帯びた形状の物が主流となりました。 この グループII は多くの英国のガンスミスによって生産されましたが、ほぼ同一規格になっており1845年頃に生産された品はメーカー名を観ない限りは製造所を特定が出来ませんでした。 また金属部に彫刻はあったもののコストを下げるために全体的には浅い彫刻になっていました。 そしてセーフティなどのオプションもあまり用いられませんでした。 IIIは英国製バーハンマー ペッパーボックスの中でも最も後期に製造された品で、この頃から多くの新興メーカーがペッパーボックス市場に参入しました。 グループIの新興メーカー製の品は製造コストを下げる為、グリップ形状は下端がフラットとなった品が主流となり、グリップ表面には荒いチェッカーが施された物が大半となっていますが、稀にチェッカーのないスムース・タイプの品も存在します。 銃本体に施される彫刻についても従来の製品よりも省力化されており、メーカー名が入っていない製品も数多く存在します。 結論はグループIII (1835〜1840)は試行錯誤された時期で色々な特色を持つ入念に作られた品、グループII (1840年代)は形状やシステムが確立し構造的なクオリティは下げずにコストを下げた品、グループI (1850〜1860)は新興メーカーによる価格競争の末、クオリティをコストを犠牲にしてコストを下げるか、よりクオリティ上げ高級品として差別化を図るかの二極化が進みました。(KK)(MM)

【本個体の説明】
本品はシリンダー表面に打刻されたプルーフ刻印から英国製であることが判りますが、メーカー刻印は入っていません。
本品は1840年〜1850年頃に製造されたグループIIに相当すると思われる個体で、バグ・タイプ・グリップと呼ばれるグリップ下端が丸みを帯びた形状になっています。 ステイン仕上げの木製(ウォルナット製)グリップ右側面にはチェッカーは施されていないスムース・タイプですが左側面は後から入れられたと思われる細い線状の滑り止め加工が施されています。 フレームには唐草模様の彫刻が良く残っており、左側面にスクロール(文字:特にメーカー名や小売店名などを入れる細長い巻物型のスペース)があり中央の部分がブランクになっています。 トリガー・ガード、、バック・ストラップを含むグリップ・フレームの彫刻はフレームに比べ薄くなっています。 全体的なクオリティはグループIIと時代の品としては良い方と思われます。
本品の銃身(シリンダー)、トリガー・ガード、フレーム、バック・ストラップを含むグリップ・フレーム、ハンマーのブルー仕上げは殆ど落ちてしまっていますが、古式銃独特の薄い時代錆が出て良い雰囲気になっています。 ニップルをガードするリング状のカバーの極一部に朽込錆の小さな穴があるのが唯一の欠点です。
シリンダーにバーミンガム(Birmingham) プルーフ・ハウスの刻印が二種類交互に入っています。 一つは1813年から1904年の間に使用されたクロス・ソードの上に王冠、下に「View Mark」を表す「V」が入ったView Markプルーフ刻印です。 もう一つは1813年から1904年の間に黒色火薬を使用する銃身だけに入れられたクロス・ソードの上に王冠、下に「Proof」を表す「P」、左右に「Birmingham」を表す「B」が左に、そして「Company」を表す「C」が右に入ったBirmingham Company Proof刻印です。 同じプルーフ刻印がシリンダー側面に二種類交互に6発分6ヵ所(1ヵ所は殆ど見えません)に打ってあります。 ただしこれらの刻印はかなり小さく目視では文字は中々判別できません。
トリガーを引くとダブル・アクションでハンマーを起き雷管(ニップル)を叩く、完全に作動する状態です。 完全品の英国製ペッパーボックスとしてはお値打ち価格に設定します。 東京店在庫品(MM)

【その他の情報】
昭和45年5月19日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約160年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 無可動実銃とは違い作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂き、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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