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【TKS/D】シャープス M1863 騎兵銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#99939)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【5978】
英  名
 Sharps M1863 Carbine
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、レバー・アクション、登録証付古式銃買取品、資料、ガゼット Vol. 16、東京店在庫品
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 993mm
口  径
 13mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
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コメント
 【シャープス M1863 騎兵銃 について】
シャープス ライフル/カービン (騎兵銃) は、クリスティアン・シャープスによって1840年代に設計された南北戦争時の代表的なライフルの一つです。 当時、シャープス銃のシンプルで堅牢なメカニズムは高い命中精度を誇り、非常に高い信頼性を得ていました。 本銃はその頑強なシステムを使用して、後にバッファロー・ライフルと呼ばれるビッグゲーム・ハンティングでも通用する大口径弾薬を使用可能な銃が製作された事でも有名です。 西部開拓時代を代表する銃として、スペンサー銃と並び現在でも人気の非常に高い銃の1つです。
本銃はアンダー・レバー式で、レバーを下方に引くことによって、ブリーチ・ブロックが垂直に下降して薬室が開きます。 その状態で後部より紙薬莢またはリネン薬莢を装填し、右側面に付いたハンマーがブリーチ・ブロックの右上のニップルに載った雷管を叩いて発火させる後装外火式管打銃となっています。 これは19世紀中期から用いられた初期の後装方式で、ハンマーはこのアンダー・レバーとは連動しておらず独立しており、レバーを下げる動作とは別に行います。 日本でも幕末にシャープス銃が輸入されており古くは「底碪式」と呼ばれました。 「底碪」とはブリーチ・ブロックを指します。 「槓桿」と兼用になった用心鉄は、英語でアンダー・レバーと呼ばれます。
シャープス銃は連発銃以前の銃でありながら、金属薬莢への換装が行われ使用し続けられた19世紀後半のアメリカ製銃器を象徴する銃でもありました。 特に騎兵銃はアメリカの南北両陣営の騎兵隊で使用された事から非常に人気も高い銃です。 また、金属薬莢時代にも使用され為、バリエーションが非常に多いのも特徴です。
シャープス ライフル/カービンは大きく「Slant Breech (傾斜型ブリーチ、M1851、M1852、M1853、M1855)」と「Straight Breech (垂直型ブリーチ)」の二種類に分けられます。 「Straight Breech (垂直型ブリーチ)」にはNew Model 1859 (M1859)、New Model 1863 (M1863)、New Model 1865 (M1865) の三種類が存在し、それぞれ銃身後部上方 (リアサイト後方) にモデル名が刻印されています。 これらの全てのモデルは南北戦争で使用され、特にM1863はほぼ全てが軍用であったと言っても過言ではありません。 カービン・モデルは1863年から1865年まで60,000挺が製造されました。 各モデル名はシリアル No.からも推測でき、M1863 カービンはシリアルNo.の範囲が75,000から140,000までの概ね65,000挺となっています。 尚、M1863の中には、バット・ストック右側面に鉄製のパッチ・ボックスと呼ばれるコンパートメントが設けられたモデルも製造されました。 (KK)

【本個体の説明】
本品のアッパー・タング上面にはシリアルNo.99939が入っている他、ハンドガードを外した銃身下面にも同じシリアルNo.が入っています。 このシリアルNo.は、M1863 カービンのシリアルNo.の範囲の間に収まっている事から、銃身、機関部共にオリジナルのM1863 カービンの物である事が分かります。
本品は、ローレンス・ペレット・システム (Lawrence Pellet Primer System) と呼ばれる、ペレット・プライマーがハンマーと連動して自動的にセットされるシステムがオリジナルのまま完全に残った極めて希少な品です。 1859年に特許が取得されたローレンス・ペレット・システムは、通常のパーカッション・キャップに比べて発火が不確実であり、またプライマーの装填操作も煩雑であった事から、大半が取り外されてしまいました。 その為、国内外に現存するシャープス銃において、このシステムが残っている個体は殆ど見られません。
本品の機関部右側面にはやや朽ち込み痕によって見え辛くなっているものの、ローレンス・ペレット・システムのパテントを示す「R.S.LAWRENCE PAT APRIL 12TH 1859」及び「C.SHARPS' PAT OCT.5TH 1852」のシャープスのパテント刻印が確認できます。 尚、機関部左側面の「C.SHARPS' PAT SEPT. 12TH 1848」のシャープスのパテント刻印や銃身上面の「SHARPS RIFLE MANUFG. CO HARTFORD CONN」のメーカー刻印及び「NEW MODEL 1865」のモデル名刻印は現状では朽ち込み痕により確認が難しくなっています。
金属部は全体に時代錆が表れており、朽ち込み痕等が見受けられますが、大きな破損や欠損等は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 銃身は前方の半分に仕上げ直しが行われており、この部分のみ金属表面のコンディションが異なっています。 木製ハンドガード及びストックについては、全体にやや打ち傷等が見受けられるものの、大きな破損や欠損等は見受けられず、オリジナルの光沢の有る仕上げも比較的残っています。 ハンドガードの角や機関部周辺の木部に若干の欠けは見受けられるものの、現状では強度的にしっかりとした状態が保たれています。 バット・ストック基部上面のアッパー・タングとの取り付け部付近に木部の補修痕が見受けられます。

本品の銃床部には「壬申十六番」「五百六十番」「飾磨縣」の刻印が見られます。 「壬申刻印」は古式銃の一種の戸籍番号とも呼ばれるもので、明治5年(1872年)に明治新政府の命令で国内にあった銃砲調査が行われました。 明治4年に6鎮台に分けられた明治陸軍は主力小銃の統一化を図る為、旧藩の銃砲の種類、挺数の把握が急務となり、明治5年 (1872年=壬申) に始まり、明治20年頃まで行われました。 明治5年 (1872年=壬申) の検査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が「壬申刻印」です。  本品に入っている「飾磨縣(しかまけん)」とは1871年(明治4年)11月9日に播磨国を管轄するために姫路県から改称される形で設置された県で、現在の兵庫県南西部にあたります。 飾磨県は1876年(明治9年)8月21日に第2次府県統合により兵庫県に合併され廃止されており、本品に入っている明治5年 (1872年) に打刻された壬申刻印の時期とも整合性が取れています。

バット・プレート部は全体に朽ち込みが見受けられますが、銃床への取り付けについてはガタつきもなくしっかりとしています。 本品はレバーによるブリーチ・ブロックの開閉については完全で、「Breech Block Opening Lever」とも呼ばれるアンダー・レバーを引き下ろす事によりブリーチが下降し、戻せばブリーチがスムーズに上昇します。 アンダー・レバーを固定する「レバー・ロック」は、後方にをそのままスライドさせるだけで解除できます。 また、アンダー・レバーをロックする場合はロック後部の突起を押しながら前身させます。 この機構もオリジナル通り完全に作動します。 撃発機構の作動も完全で、フル・コック及びハーフ・コックはしっかりと掛かり、フルコックの状態で引金を引くとスムーズにハンマーがリリースされます。 特徴的なローレンス・ペレット・システムについても部品が完全に残っており、ハンマーと連動してペレット・プライマーを送り出す機構や、装填したペレット・プライマーが本体から飛び出さないようロックするレバーについても機能しています。 パーカッション・ニップルはやや朽ち込みが見られ、現状ではブリーチ・ブロックに固着していますが、大きな欠けや変形は見られません。 ブリーチ・ブロックのヒンジ・ピン・レバーを留めるプランジャーが欠品していますが、ヒンジ・ピン・レバー自体は容易には回転しない為、現状では作動に影響はありません。 銃身内についても表面錆や朽ち込みが見られますが、ライフリングは辛うじて確認できます。 銃口から薬室まで完全に抜けている事を確認済みです。 リア・サイトの起倒・調整操作については問題なく行う事が可能です。
シャープス系小銃は有名な割には国内現存数が少なく、弊社でも全般的に入荷の極端に少ない品です。 その中でも完全に残ったオリジナルのローレンス・ペレット・システムが残った品は貴重です。(MM)(KK)

【その他の情報】
平成9年6月11日に富山県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約160年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 無可動実銃とは違い作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂き、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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