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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【5971】 |
英 名
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Japanese Pill-lock Carbine |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 16 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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953mm |
口 径
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14mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【傍装 (ぼうそう) 雷火銃 (無銘) について】
信州松代の銃工であった片井京助直徹が文政年間に製作した早打鉄砲を嘉永年間に更に発展させて考案したと言われる、雷粒薬を使用して撃発を行う雷火銃の一種です。
銃身右側面には特徴的な真鍮製の雷粒ケースが設けられており、ケース先端部分を後方に押し込む事により火蓋が開き、雷粒ケース内から雷粒が火皿に入る構造となっています。 火蓋はスプリングのテンションにより軽く閉じられる構造となっており、内部には撃針が設けられています。 発射時には撃鉄が火蓋の上面を叩くことによって火蓋内部の撃針が雷粒を撃発する構造となっています。 本銃には他にも迅速な連続射撃を行う為の工夫が随所に見られ、撃鉄は銃把右側面に設けられた板状のレバーを押し下げる事により、グリップから手を放す事なくコッキング操作を行う事が可能となっています。 また、銃口部は特殊な漏斗型となっており、弾薬を迅速に装填する事が可能となっている他、銃口先端下部には回転式の真鍮製かるか (さく杖) が取り付けられています。 かるかは先端を折り曲げてループさせる事により掴みやすい形状となっている他、蝶番によって銃身先端部に固定されており、馬上等で使用する際の紛失を防いでいるものと思われます。 また、銃床内部の板バネによってかるかの先端がロックされ銃口を下に向けた際にも抜けない凝った作りとなっています。
本品は全長が953mmの馬上筒タイプで、銃床左側面にはスライド式のサドル・リングが設けられています。 銃身は丸銃身で、二箇所の目釘座によって銃床に取り付けられています。 先目当は杉形、元目当は千切透しとなっており、引き金は用心金の付いた輪引金タイプとなっています。 (KK)
【本個体の説明】
本品の銃身基部上面には丸に花茗荷 (稲垣茗荷) の家紋が銀象嵌により入っています。 花茗荷の家紋は家康の直臣であった稲垣家で使用された家紋と同じ物です。 稲垣家は三河国発祥で、慶長5年の上杉征伐時には稲垣長茂が上野国大胡城を守備し、慶長6年に大名となって上野国に一万石を領し、その後子孫が志摩国鳥羽城五万石を領したと伝えられています。 本品もその家紋から稲垣家からの発注により製作された品である可能性が考えられます。 銃身は一部に若干の表面錆や僅かな朽ち込み痕は見受けられるものの、目立った破損や欠損等は見受けられず、比較的良好な状態が保たれています。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けています。 銃床については若干の小傷や線傷は見受けられるものの、大きな破損や欠損は見受けられず、全体に良好な状態が保たれています。 銃床下部のかるかを収納した際にかるか先端が位置する箇所周辺にやや欠けが見受けられますが、銃床の強度的にはしっかりとした状態が保たれています。 銃床後部右側面の芝引き周辺の角の部分がやや削れていますが、色味は落ち着いており、殆ど気にならないレベルの物です。 また、銃床先端部には長さ3cm程度のヘアライン・クラックが二箇所見受けられますが、強度的には殆ど影響のないレベルのものです。 銃床下部の目釘による固定穴及び銃床の目釘穴の位置は二箇所とも一致しています。 尚、目釘は付属しておりません。 雷粒ケース取り付け部周辺の木部に若干の欠けやヘアライン・クラックが見られますが、こちらも強度的には影響のないレベルの物です。 雷粒ケースの取り付けに僅かなぐらつきが見られますが、特徴的な雷粒の装填操作は問題なく行う事が可能です。 また、撃鉄を起こすためのレバー操作についても問題なく行う事が可能で、撃鉄を起こした状態で引金を引くと撃鉄が勢い良く落ちます。 尾栓は抜けそうですが本品の歴史的価値を考慮して無理な力は加えておらず、尾栓の脱着確認は行っていません。
本品は国内に現存する和銃の中でも特に珍しい品で、その特殊な雷粒装填システムも含めて非常に興味深い品です。 東京店在庫品 (KK)
【その他の情報】
平成5年11月11日に福井県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンク予定の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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