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価格(税込)
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\660,000 |
商品番号
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【5801】 |
英 名
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Vetterli M1870/87 Infantry Rifle (Vetterli-Vitali) |
種 類
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ボルト・アクション、ガゼット Vol. 17、長野倉庫在庫品、Curio Magazine 広告掲載品 |
国 名
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イタリア |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,346mm |
口 径
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10,4mm×47R |
装 弾
数
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4発 |
在 庫
数
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非公開 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ベテェーリ M1870-87 歩兵銃 について】
ベテェーリM1870小銃は、カルカノM1891小銃が採用される以前のイタリア軍の主力小銃です。 基本構造はスイスで開発されたベテェーリ式のボルト・アクション機構に改良を加えたもので、ニードル・ファイアのカルカノM1867小銃の後継として1870年に単発式のベテェーリM1870小銃が開発されました。 M1870はスイス軍用と混同される事が多く、実際にスイス軍のM1870 候補生小銃 (キャデット ライフル) と外観が酷似しています。 M1870はイタリア軍最初の金属薬莢を使用する主力小銃で、Brescia、Terni、Torino、Torre Annunziataの各造兵廠で生産が行われ、リア・サイト後部、オクタゴンの薬室に製造所の刻印が入っています。 その後、列強の主力小銃の連発化に伴い、1887年にはM1870をベースにビタリ式の弾倉を追加して連発式としたM1870/87小銃が開発されました。 同じビタリ式マガジンはオランダ軍のM1871/88 歩兵銃でも使用され、こちらはボーモン・ビタリと呼ばれました。 M1870/87小銃は、スイスのベテェーリ小銃と混同しないように、欧米ではベテェーリ・ビタリと呼ばれています。 更に第一次世界大戦中の1915年には、口径をカルカノM1891小銃と同じ6,5mmへと変更したM1870/87/15と呼ばれるモデルも開発され、主に砲兵や輜重兵等の小銃を主武装としない部隊の防御用として使用されました。 M1870/87/15小銃はM1870/87小銃と口径が異なる為、トリガー・ガード前方に突出したマガジンの形状も変更されています。 (MM)(KK)
【本個体の説明】
本品の薬室左側面にはBrescia造兵廠製を示す刻印が入っている他、薬室上面にはイタリア王国の国章が入っています。 シリアルNo.は薬室右側面とバット・ストック右側面でマッチしています。 バット・ストック右側面には1876年にBrescia造兵廠で打刻された刻印の他、一部判読し辛いものの、1888年もしくは1889年に造兵廠にて再整備された際に打刻されたと思われる刻印も確認出来ます。
本品は全体に使用感も少なく、金属部は若干の小傷や擦れを除いて銃身やトリガー・ガードなど大部分に黒染め仕上げが残った良好な状態が保たれています。 機関部に若干経年による褪色は見られるものの、こちらも目立った錆等は見受けられず、コンディションは良好です。 銃床についても僅かな打ち傷や線傷は見られるもののいずれも最小限で、目立った破損や欠損等は見受けられず、全体に艶のある仕上げが残った良好な状態が保たれています。 傷み易いバット・プレートについても若干の小傷や擦れを除いて目立った変形や朽ち込み等は見られず、銃床への取り付けもガタつきもなくしっかりとしています。 前後スリング・スイベルについては現状固着等も見られず、スムーズに動きます。 また、フロント・バンド及びリア・バンドについても取り付けにガタつきは見られません。 リア・サイトの調整については問題なく行う事が可能です。 オリジナルのさく杖が付属致します。
ベテェーリ M1870-87 歩兵銃の国内輸入数が二挺程と少ない上に海外でも見つける事が出来ない程の製造年代から考えると最高の状態です。 弊社資料室に収蔵されていた特別な品です。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (KK)(MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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