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シュミット・ルビン ZfK31/42 狙撃銃 (#450657)* |
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価格(税込)
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\880,000 |
商品番号
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【5766】 |
英 名
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Schmidt-Rubin ZfK31/42 Sniper Rifle |
種 類
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ボルト・アクション、狙撃銃、ガゼット Vol. 16、東京店在庫品 |
国 名
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スイス |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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1,105mm |
口 径
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7,5mm×55,5 |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【シュミット・ルビンZfK31/42 狙撃銃について】
ZfK31/42 狙撃銃の基となったシュミット・ルビン K31 小銃は、1880年代後半から開発が進められ、スイス軍人のルドルフ・シュミット大佐とエドワルト・ルビン中佐により設計が行われたボルト・アクション ライフルです。 銃本体の設計をシュミット大佐が行い、使用する弾薬はルビン中佐によって設計が行われました。
特に特徴的なのは機関部の閉鎖機構に「ストレート・プル ボルト・アクション」と呼ばれる独自の弾薬装填方式を採用した点で、これにより薬莢の装填排莢及びコッキング操作をボルトの前後一挙動で行う事を可能にしています。 同じようなストレート・プルのマンリッカーとは異なり、ボルト及びそのカバー (筒) 部分を引くとカバー内のボルト部分のみがレールによって90度回転する独特の構造になっています。 しかしながらこのシステムの為、本来「シンプルさと堅牢さを兼ね備えた連発銃」が特徴である他のボルト・アクションのシステムよりも複雑化した他、強度面でも難点が有り、さらに汚れや砂に弱いというウィーク・ポイントも存在しました。 特にボルトの強度不足に関してはモデル・チェンジの度に懸案とされました。 シュミット・ルビンK31小銃は、弾薬に初めて現在の軍用弾であるフルメタル・ジャケットを採用した銃でもあります。 K31小銃はM1911小銃の改良型で、M1889以来の問題点である遊底部の強度の問題が解決された他、歩兵銃を廃止して短小銃モデルのみとなりました。 薬室上部に大きくスイスの国章が刻まれている、スイスを代表する小銃です。
シュミット・ルビンZfK31/42 狙撃銃は、K31 騎兵銃に折り畳み型 (収納式) の光学照準器 (スコープ) を標準装備した狙撃専用銃です。 スイス軍は1918年より光学照準器を装備した軍用銃の研究を開始しましたが、1940年まで実用的な光学照準器自体の開発は進みませんでした。 その中で、Kern社製のロー・マウント・スコープが候補に上がっていました。 ロー・マウントの光学照準器は射手の頭を低く保つ事が出来る利点があり、スイス軍はこの点を重視していました。 1942年になってアイアン・サイトとほぼ同じ高さの折り畳み型の光学照準器を備えたZfK31/42が採用されました。 レシーバー左側面に折り畳み式の1,8倍光学照準器が半永久的に取り付けられており、修理時の取り外しは専門のアーモラー (銃工) が行いました。 光学照準器を使用する際は回転式ペリスコープ型の光学照準器先端を約110°時計回りに回転させて起こし、銃本体に対してオフセットされた位置で使用します。 使用しない時は逆方向に回転させて専用に切れ込みが入れられたストックの親指大の溝に回転部分の1/3弱が収納されます。 兵器廠から出荷される際にゼロイン調整が行われましたが、光学照準器にはウィンデージを調整するノブは設けられていませんでした。 本銃のスコープは小型のペリスコープの一種で、折り畳み式である特殊性の他、その上に小型の1,000mまで目盛りが刻まれたタンジェント・サイトのようなエレベーション調整機構が付いているのが特徴です。 このタンジェント・サイト上でスライダーを前後させると、サイト・リーフ取り付け基部の軸が回転します。 これに連動してスコープ内部の光学系が変化する事によって、視野内の像がレティクルに対して相対的に上下し、エレベーションが変化する構造となっています。 しかしながら、当初の1.8倍率では効果が低かった為、翌年の1943年に2,8倍の光学照準器を装備したZfK31/43 狙撃銃が採用されました。 ZfK31/43 狙撃銃には700mまで目盛りが刻まれたエレベーションが付いている点が異なるだけです。 光学照準の倍率は異なるものの外観は同じですが、エレベーションの目盛りがZfK31/42では1,000m、ZfK 31/43では700mまでとなっている点で判別が可能です。 K31/42はシリアル No.が450001から始まり、トライアル・モデルと呼ばれる最初の100挺はスコープの取り付け方が異なります。 両モデルとも性能的には当時の列強が使用した高倍率の大型スコープに比べ劣っていた為、両モデルの合計生産数は少数 (2,200挺から2,300挺) になっています。 シリアル No.が451100から451200の間でK31/42からK31/43にモデル・チェンジされており、K31/43の最も高いシリアルNo.は452300番台である事から、総生産数は約2,300挺と言われています。 シリアル No.が452300より後の番号で取り外し式のスコープ・マウントが付いた品が数挺確認されていますが、それらは20〜50挺が生産された別の試作品モデルになります。 ZfK31/42とZfK31/43の後にはスイス軍では戦後の1955年に登場したZfK55 (Zielfernrohr Karbiner 55) まで正式に採用された狙撃銃はありません。 狙撃銃のコレクターならば是非ともコレクションに加えたい一挺です。 (MM)(KK)
【本個体の説明】
本品はスコープのエレベーション調整部の目盛りが1,000mまでとなっているZfK31/42狙撃銃です。 本品のシリアルNo.は450657で、シリアルNo.は機関部、銃身、ボルト、ストック、ハンドガード、マガジンで全て一致した非常にオリジナル度の高い品です。 薬室上面にはスイス国章がはっきりと確認できます。
金属部はスコープやマガジン底部、フロント・サイト・ガード周りに若干の小傷や擦れは見受けられるものの、全体に美しいブルー仕上げがほぼ100%残っており、良好な状態が保たれています。 傷み易いバット・プレートは仕様により全体に仕上げが落ちて金属の地肌が表れている他、やや打ち傷は見受けられるものの、目立った朽ち込みや変形等は見られず、しっかりとした状態が保たれています。 バット・プレートの銃床への取り付けについてもガタつきもなくしっかりとしています。 木部は金属部に比べ全体にやや使用感が見受けられ、打ち傷や擦れが散見されますが、目立った破損や欠損は見られず、スイス軍独特の僅かに艶の有るオリジナルの仕上げが大部分に残った雰囲気の良い状態となっています。
リア・サイトの調整やスコープの展開・収納、マガジンの着脱については問題なく行う事が可能です。 スコープ内部は全体にやや曇りが見られる他、視野周辺にカビ痕のようなものが見られますが、大きな破損等は見られず、エレベーション調整によるレティクル位置の変化についても確認できます。 付属のマガジンについても若干の擦れは見受けられるものの、目立った凹みや変形は見られず、良好な状態が保たれています。 マガジン・スプリングは入っています。
トリガーテンションのある、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。(MM)(KK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
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