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【Sold-out】 s3 ベルギー ルフォーショー 6連発 リボルバー (ルフォーショ社ベルギー工場製、#99381)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【5596】
英  名
 Belgian Eugѐne Lefaucheux 6 shot Pinfire Revolver
種  類
 古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 16、東京店在庫品
国  名
 ベルギー / フランス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 287mm
口  径
 11mm
装 弾 数
 6発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ベルギー ルフォーショー 6連発 リボルバー について】
ルフォーショー (Lefaucheux) リボルバーはピン・ファイア式 (カニ目打ち式) の金属製薬莢を使用するリボルバーで、フランス人のユージーン・ルフォーショーによって1854年に考案され、フランス及びベルギーでパテントが取得された後、1860-70年代頃にかけて様々な製品が製造されました。 ピン・ファイア式は従来のパーカッション (管打ち) 式に比べて装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配がなく、迅速に装填が可能といった長所がありました。
ルフォーショー リボルバーは装弾数が5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションが作られた他、銃身長についても3cmほどのラウンド・バレルから15cm以上のオクタゴン・バレルまで様々な長さの物が存在します。 ルフォーショー・リボルバーはその用途も様々で、大型の無骨な軍用モデル以外にも、全体に彫刻の入った小型の護身用モデルまで多数のバリエーションが存在しました。 現存しているルフォーショー・リボルバーの多くにはベルギーのプルーフ・マークが刻印されている個体が多く見られます。 また、王冠の下にメーカー名のイニシャル等が刻印されている個体が多いのもベルギー製ルフォーショーの特徴となっています。
ピン・ファイア式リボルバーは、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、パテントの関係か、アメリカでは殆ど生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞となっており、その後リムファイア方式が登場した後も生産が続けられ、センター・ファイア式が普及する頃までヨーロッパで多種多様な品が作られました。 これらのルフォーショー・リボルバーはヨーロッパを始め、アメリカなど世界各国に輸出されましたが、特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に輸入されました。
ルフォーショー・リボルバーには、形状や刻印のバリエーション等、大量生産品のリボルバーとは違った魅力が有り、世界的に愛好家が数多く存在しています。 また、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイア式は金属製薬莢を使用し、シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかしながら、旧式の金属薬莢を使用し現代実包は使用出来ない為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、日本国内でも古式銃として合法的に所持できます。

【本個体の説明】
本品は口径11mmで6連発のモデルで、ルフォーショー・リボルバーとしては中型に分類されるモデルです。 グリップはルフォーショー・リボルバーの中でも比較的高価なモデルに多く見られるセカンド・タイプと呼ばれる上部が角ばった形状の物が装備されています。 本品はシングル/ダブル・アクションの両方が可能なモデルですが、ハンマーのハーフ・コック位置は元々設けられていません。
本品の銃身基部下面には、王冠の下にEugѐne Lefaucheuxのイニシャルである「EL」の文字が打たれたルフォーショー社のプルーフ刻印が入っている事から、本家ルフォーショー社のベルギー工場で製造された品である事が判ります。 また、シリンダー表面にはやや薄くなり確認し難いものの、楕円形の中に「ELG」の文字が打たれたリェージュのプルーフ・ハウス刻印も確認出来ます。 銃身の薬室左側面にはフランス語で 「E.LEFAUCHEUX, INVR BREVETE」 とルフォーショーのパテントを示す刻印が打たれています。 また、フレーム左側面のトリガー・ガード上部には、シリアルNo.99381が打刻されています。 本体右側面の装弾孔には蝶番によって開閉可能な蓋 (ローディング・ゲート) が設けられています。 また、本品にはエジェクション・ロッドが銃身右下に装着されており、空薬莢を装弾孔から容易に排出出来るようになっています。
木製グリップ右側面に「明治二十□年三□ 福井縣」と刻印が打たれてあり、その当時 (明治20年代以前) から本銃は日本国内にあった事を証明しています。 福井縣 (県) は明治14年 (1881年) に太政官布告により福井市を県庁所在地として設置されたので、刻印の「明治二十□年」と時代的に一致しており、当時福井縣 (県) に本銃が存在していた事を示す歴史的バックグラウンドが判る興味深いものです。 一般的にこのような刻印は「壬申刻印」と呼ばれる「古式銃の一種の戸籍番号」になります。 明治4年に明治陸軍は主力小銃の統一化を図る為、旧藩に残る銃砲の種類、挺数の把握が急務となりました。 翌明治5年 (1872年、壬申) 1月から、太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって、私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時に旧藩は旧家臣に軍用銃を下付した事例が多く見られ、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらの銃はその後市中に大量に出回り私蔵されていました。 銃砲取締規則ではこれらの私蔵されていた銃砲について、管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事が義務付けられました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 この調査は明治20年代頃まで銃砲調査が行われましたが、明治5年 (1872年=壬申) の調査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が壬申の年に行われた事から古式銃に打たれた漢字の刻印をまとめて「壬申刻印」と呼ばれています。 刻印は主に壬申 (1872年) や明治○○年等の年号、(登録) 番号、(登録) 県が打たれています。
本品のシリンダーにはやや薄くなっているものの、植物を象った彫刻が施されています。 銃身やフレーム、シリンダーといった金属部分については全体に時代錆が表れており、やや金属の地肌が表れている箇所が見られる他、一部に朽ち込み痕が見受けられますが、現状では目立った欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 グリップ・フレームやグリップ・エンド、トリガー・ガード周辺にやや目立つ朽ち込みが見受けられます。 木製のグリップ・パネルについても基部付近に植物を象った彫刻が入っており、グリップ部分のチェッカリングも比較的はっきりと残っています。 グリップ・パネルは全体にやや打ち傷が見受けられ、角の部分や取り付け金具周辺の一部に僅かに欠けが見られますが、目立った破損が見受けられず、比較的良好な状態が保たれています。 グリップ・パネルとグリップ・フレームの間にはやや隙間が見られますが、現状では取り付け自体はガタつきもなくしっかりとしています。 グリップ・パネルの取り付けネジ及び飾り金具は後世に手直しが行われていますが、丁寧に仕上げられており殆ど違和感はありません。 作動については完全で、ハンマーはシングル/ダブル・アクションともに問題なく動作し、シリンダーも正常に回転致します。 銃身内は銃口から薬室まで完全に抜けて (通って) おり、ライフリングもはっきりと確認出来ます。 ローディング・ゲートの開閉やロックについては問題なく行う事が可能です。 また、エジェクション・ロッドの作動についても完全で、抜け止めの板バネによるテンションも残っています。
11mm口径ダミー薬莢が6発付属致します。 (新しく作られた真鍮製のケース下方側面にピンを装着しただけの品で、雷管薬や装薬は入っていない安全なダミー品です。 弾頭も付属していません)。
本品は全体に大きな問題は見られない品ですが、ルフォーショー リボルバーとしてはお値打ち価格となっています。 (MM)(KK)

【その他の情報】
平成26年3月11日に東京都教育委員会によって発行された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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