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和製管打式 ゲベール銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、二千五六)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【5471】
英  名
 Japanese made Percussion Rifle
種  類
 古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品
国  名
 日本 / オランダ
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,352mm
口  径
 18mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【和製管打式ゲベール銃 について】
和製ゲベール小銃とは、幕末に日本で倣作された前装滑腔銃のことです。 古いものでは火打ち式 (フリント・ロック=燧石式) の撃発装置が付いた品もありましたが、日本で倣作された品の多くは本品と同じ管打ち式 (パーカッション・ロック) です。 ゲベールとはオランダ語で小銃を意味し、幕末では洋式前装式小銃の固有名詞になっていました。 フランス軍が1670年に採用したフリント・ロック式小銃を改良した小銃を1777年にオランダ軍も採用し、そのタイプの銃を天保二年 (1832年) に長崎の高島秋帆が輸入したのが始まりです。 そのタイプと言うのは当時ヨーロッパ諸国は概ね同じようなタイプの小銃を制式化しており、M○○○○を輸入したとモデル名までは断定できません。 当時欧米諸国で唯一日本と貿易ができたオランダが輸出したので、その際の言葉 (オランダ語) のゲベール (小銃) が一般化しました。 よって当時輸入されたゲベール銃は必ずしもオランダ製小銃であったとは言えません。 NHK大河ドラマ「八重の桜 (一巻)」で幼少の八重が兄の使うフリント・ロック式小銃を見て何かと聞いたときに、兄が「ゲベール (銃) だ」と答えたように使われていました。 あくまでもドラマの中でのやり取りですが洋式小銃=ゲベール銃というのが一般的だったのではないでしょうか。
弘化年間 (1844ー47年) に雷管式が日本に伝わると従来のフリント・ロックはパーカッションに改造されました。 また日本で倣作された品の殆どがこのパーカッション式です。 本銃のその内の一挺です。 同じパーカッション式でも、ライフリングのない前装滑腔銃をゲベールと呼び、ライフリングのある前装施条銃は使用弾薬によって当時はミニエー銃、またはエンピール銃 (=エンフィールド銃)、鳥羽銃 (鳥羽=タワー、タワー刻印が入ったエンフィールド銃) と呼ばれました。 これらの銃は文久年間 (1861-64年) 頃に輸入されましたが、形状が良く似ていたので日本では混同されており、はっきりとエンフィールドとミニエーの違いを区別するようになったのは慶応三年 (1867年) 頃と言われています。
日本製のゲベール銃は日本各地の (火縄銃を作っていた) 銃工によって作られたので一挺一挺に差異があります。 しかしながら原型となったのが1840年頃に作られたオランダ製コロニアル マスケットではないかと言われています。 国内で発見される和製ゲベール銃に一定の共通点が見られるので「幕末期にどのような形で同一規格のゲベール銃が作られたか?」が今後の研究課題となるでしょう。

【本個体の説明】
本品は銃身の長い歩兵銃タイプで通称「3 バンド」と呼ばれ、19世紀前半における列強の主力小銃と同じ長さの品です。 その後ライフリングのある「前装施条銃」となり銃身が短くなっても命中率が上がったため、全長がやや短い「2 バンド」と呼ばれる短小銃も欧米諸国で採用され始めました。 体格に劣る当時の日本人は「3 バンド」より「2 バンド」を多く輸入しました。 しかしながら、幕末期に日本国内で製造された小銃は「前装滑腔銃」でしたので、命中率を確保するためには「3 バンド」の銃身長が必要とされました。
本品の銃身は銃口から薬室前部までが円形のラウンド・バレルで、薬室付近のみ八角形のオクタゴン・バレルとなっています。 フロント・サイトは真鍮製のフロント・バンド上部に設けられており、リア・サイトは銃身後部のアッパー・タング上面に設けられています。 銃身上面に小さく「二千五六」の刻印が確認出来る他、銃身下面やトリガー・ガード後方から伸びている真鍮製の金具には「正 二十一」の刻印が確認出来ます。
本品の銃身や機関部といった鉄部は全体的に黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では普通でした。 鉄部表面には一部に僅かな朽ち込み痕が見受けられるものの、目立った破損等は見受けられず、しっかりとした状態が保たれています。 唯一、ハンマー先端部分に僅かに欠けが見受けられますが、破損しやすいパーカッション・ニップルについては目立った欠損等は見られません。
本品の各バレル・バンドやトリガー・ガード、バット・プレートはいずれも真鍮製で材質が揃っており、若干の小傷は見受けられるものの、目立った変形等は見受けられず、適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。 トリガー・ガードの取り付けは僅かにガタつきが生じていますが、殆ど気にならないレベルです。 トリガー・ガード前部のリア・スリング・スイベルは錆で固着しており前後に動かなくなっています。
本品の木部については、若干の打ち傷や擦れは見受けられるものの、全体に艶の有る仕上げが残っています。 リア・バンド後部の銃床両側面及び下面にそれぞれ長さ9cm前後のひびが生じておりますが、現状ではこれ以上ひびが広がる事はないものと考えられ、銃床全体としてはしっかりとした強度が保たれています。 また、アッパー・タング後方の銃床上面にも長さ2cm程のヘアライン・クラックが見受けられますが、こちらも強度的には影響の無いレベルです。
銃身先端近く下部には和製ゲベール銃としては珍しい、銃剣をロックさせるための小さな突起が設けられています。 機関部はフルコック、ハーフコック共に問題なく作動致します。 銃口から火門まで通っている事を確認済みです。 オリジナルのさく杖 (ラム・ロッド) が付属致します。 東京店在庫品 (KK)

【その他の情報】
昭和48年6月7日発行の東京都教育委員会の銃砲刀剣類登録証が付いている可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、後日下記にリンクされる詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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