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テリーズ・パテント 後装管打式歩兵銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#10945)  
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価格(税込)
 \1,320,000
商品番号
 【5470】
英  名
 Terry's Patent Breech-loading Percussion Infantry Rifle
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品、ガゼット Vol.19
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,270mm
口  径
 13mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【テリーズ・パテント 後装管打式歩兵銃について】
ウィリアム テリーが1856年4月7日に取得したパテントに基づいて製造された、初期の後装式のシステムを持つ管打ち式小銃です。 使用弾薬は防水の紙製薬包ですが、撃発はパーカッション・キャップによって行われる構造となっています。 このパテントでは独自構造のボルト及び弾薬を使用しており、弾頭は硝化した紙製薬包の中に発射薬とともに封入されており、薬室内の密閉性を高めるため、グリースが塗られたフェルト製のワッドが薬包底面に取り付けられていました。 テリーズ・パテント後装管打式歩兵銃の装填時には、まず始めに機関部右側面に設けられたボルトと連結している操作レバーを手前に引き起こします。 これによりレバーのロックが解除され、レバーを上方に約80°回転させる事が可能となります。 レバーを上方に回転させると、尾栓内部に設けられたロッキング・ラグの嵌合が解かれ、ボルトをレバーごと後退させて薬室を開放し、薬室右側面から弾薬を装填する事が可能となります。
パテント取得の翌年にウィリアム テリーはバートラム カリッシャーと提携関係を結び、英国の後装式騎兵銃トライアルに新型小銃を提出しました。 1858年12月にテリーズ・パテント後装管打式騎兵銃は限定的に採用となり、軍からの発注分の全ての騎兵銃は第18軽騎兵連隊に支給されました。 これらの最初に製造されたテリーズ・パテント後装管打式騎兵銃は「タイプ I」と呼ばれ、口径が.26-Bore (.568 in) で、ライフリングは3条となっていました。 また、スリング取り付け金具は銃床の左側面に取り付けられていました。 第18軽騎兵連隊に支給されたテリーズ・パテント後装管打式騎兵銃の正確な挺数については不明ですが、一説によると700〜1,000挺が支給されたとも言われています。 これらの騎兵銃は1864年まで使用され、再整備された後南アフリカのケープ植民地軍に再支給され、1870年頃まで使用されました。 タイプ Iの後継となる新型のテリーズ・パテント後装管打式騎兵銃が1860年11月採用された「タイプ II」と呼ばれるモデルです。 タイプ IIでは口径が30-Bore (.539 in) に拡大された他、ライフリングも5条に増やされています。 また、リア・バンドが廃止された代わりに、ウェッジによって銃身中間部を銃床に固定する方式となりました。 リア・サイトについても、タイプ Iでは複数のリア・サイト・リーフを組み合わせた構造でしたが、タイプ IIではP1861砲兵銃の物に類似したデザインのエンフィールド・タイプに変更されています。 また、銃床も薄型の軽量なデザインに変更されており、全長が1インチ短縮されました。 タイプ IIは1860年から1861年にかけて英国政府向けに製造され、大部分がニュージーランドの植民地軍やオーストラリアの植民地警察向けに支給されました。 テリーズ・パテント後装管打式騎兵銃の最終モデルが1861年に採用された「タイプ III」と呼ばれるモデルです。 タイプ IIIではバドレーのパテントによる新型のバレル・バンドが取り付けられており、フロント・スリング・スイベルが廃止されました。
テリーズ・パテント後装管打式小銃は米国の南北戦争において主に南軍により多数使用されましたが、制式採用は行われませんでした。 テリーズ・パテント後装管打式小銃は、南軍の将軍であるJ・E・B・スチュアートやアメリカ連合国大統領であったジェファーソン・デイヴィスも使用していたと言われています。
1860年代以降は紙製薬莢に代わり金属製薬莢が一般的となり、同時期の多くの後装式小銃では金属製薬莢が使用できるよう改修されましたが、テリーズ・パテント後装管打式小銃の基本設計は金属製薬莢への改修には対応できなかったため、同社は1870年に廃業する事となりました。
カリッシャー & テリー社は英軍や植民地向けの軍用銃に加えて、民間向けとして軍用モデルやスポーツ・モデルの小銃も製造していました。 同社が製造した小銃の正確な生産数は不明ですが、当時の在庫状況や現存している数少ない個体等から、総生産数は5,000挺から10,000挺程度と言われています。 (KK)

【本個体の説明】
本品は銃身中間部と銃床がウェッジにより固定されており、フロント・バンド下部にスリング・スイベルが設けられた歩兵銃モデルです。 リア・サイトはエンフィールド・タイプの物が装備されており、銃身先端付近の右側面には銃剣の着剣ラグが設けられている事から、軍用として製造された品であると考えられます。 本品の銃身上面には「TERRY'S PATENT」のパテント刻印の他、口径を示す「30 BORE」の刻印、そして「BREECH LOADING ARMOURY Co. LIMITED LONDON」のメーカー刻印が入っています。 銃身を取り外した裏面には、口径を示す「30」の数字の他、「T.W」の刻印、そして銃身を製造したと思われる「J.R.COOPER」のメーカー刻印が入っています。 銃身下面には他にも、王冠の下にBPの文字が入った刻印の他、クロスソードの上に王冠が描かれた刻印の二種類のバーミンガム・プルーフハウスの刻印が入っています。 銃身や尾栓、薬室開放時に操作するレバーには10945のシリアルNo.が入っています。 サイド・ロック・プレートには「TOWER 1866」の刻印が入っています。Tower軍用刻印はロンドン塔にあった英国政府の銃砲検査機関において、軍用として耐えうる品質を有しているか検査を受けた証です。
本品の銃身や機関部といった鉄部は白磨き仕上げとなっており、全体に時代錆や細かな朽ち込み痕が見受けられるものの、目立った破損や欠損等は見受けられず、しっかりとした状態が保たれています。 トリガー・ガード、バット・プレート、エンド・キャップ(ストックの先端)は真鍮製で、こちらも若干の小傷や擦れは見受けられるものの、大きな変形などは見られず適度な時代の付いた良い雰囲気となっています。 木部についても若干の小傷は見受けられるものの、目立った破損等は見られず、艶の有る仕上げが全体に残った良好な状態が保たれています。 銃床後端上部のバット・プレート取り付け部周辺の木部表面に僅かに摩耗が見受けられますが、適度な時代がついた落ち着いた色合いとなっており、ほとんど目立たないレベルです。
本品は特徴的な後装式の装填機構の作動についても完全で、独特の装填メカニズムを楽しむ事が出来ます。 撃発機構についても問題なく作動し、ハーフ・コック及びフル・コック位置でのロックもしっかりと掛かります。 また、リア・サイトの調整操作についても問題なく行う事が可能です。 銃身は銃口から薬室まで完全に通っており、銃身内部のライフリングも良好に残っています。 テリーズ・パテント後装管打式騎兵銃は現存数が極めて少なく、日本国内のみならず海外においても非常に希少な品となっています。 オリジナルのクリーニング・ロッドが付属致します。 福井県大野市歴史博物館収蔵品と同型の品。 (KK)

【その他の情報】
平成12年9月21日発行の香川県教育委員会の銃砲刀剣類登録証が付いている可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、後日下記にリンクされる詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

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