 |
|
|
|
 |
ジョセフ・ラング リボルビング・ライフル (銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。
Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
|
価格(税込)
|
SOLD OUT |
|
商品番号
|
【5454】 |
|
英 名
|
Joseph Lang Revolving Rifle |
|
種 類
|
古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品 |
|
国 名
|
イギリス |
|
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
|
全 長
|
1,127mm |
|
口 径
|
11mm |
|
装 弾
数
|
6発 |
|
在 庫
数
|
SOLD OUT |
|
画像について
|
画像は現物です。 |
|
コメント
|
【ジョセフ・ラング リボルビング・ライフルについて】
本品はリボルビング・ライフル(カービン)と呼ばれる本来はリボルバーとして作られた拳銃にロング・バレルとバット・ストックを付けてライフルにした非常に珍しい品です。 レミントン M1858 リボルビング・カービンやコルト M1855 リボルビング・カービンが有名で、同じメーカーの拳銃モデルより10倍以上の値打ちがあります。
本品は英国製でコルト社の本体構造とよく似たレシーバーと銃身の組み合わせを取り入れたジョセフ・ラング社の製品です。 1939年にコルト社より発売されたColt Paterson Model 1839 Revolving Carbine(米国ではコルト M1851 ネービー リボルバーの100倍近い市場価格になっています)をかなり意識したデザインになっています。
ジョセフ・ラング(Joseph Lang)はロンドンに工房を持っていたガンスミスです。 最初はガンメーカーでもあったAlexander Wilsonの小売店Wilsons Gun Wearehouseで1821年まで働き、1825年から独立して自身の会社を持ちました。 1825年から1852年までは「Gun & Pistol Repository」という会社名でロンドンのトラファルガー・スクウェアの近くにある「7, Haymarket, London」で営業を行い、1851年のロンドン万博にも出品した記録があります。 1853年から1874年まで二人の息子を加えた「Joseph Lang & Sons」という会社名でトラファルガー・スクウェア至近の「7, Cockspur Street, SW1, London」で営業を行っていました。 Joseph Lang自身は1869年に亡くなっており、息子達がビジネスを引き継いで営業を行っていました。 最終的には「7, Bury Street, St.James, London, SW1 」に移転し1925年にStephen Grand & Sons社に買収されるまでオーナーの代は変わりましたがJoseph Lang & Sons社は継続しました。
本品はジョセフ・ラングガ最も精力的に活動していた1845年頃に製造された最高傑作です。 リボルビング・ライフルならではの大口径11mm(実測12mm弱)の6連発でシングル・アクションのみの構造になっています。 銃身長が664mmのオクタゴン・バレルで素晴らしい20条ライフリングが入っています。 コルトと同じOpen Top (Open Frame)と呼ばれる銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔(くさび)」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 またバレル・ウェッジが抜け落ちないようにウェッジが入る孔の上に小ネジが付いている点などがコルトと全く同じです。 Reciprocating Gas-seal Cylinderと呼ばれるハンマーをリリースすると銃身後部にシリンダー前面が約1.5-2mm填り込んでガス漏れを防ぐ特殊な仕組みになっています。 同時代では米国製のサベージ リボルバーに同じような機能が見られますが、構造が複雑で高価になるため数も少なく珍しいです。 シリンダー本体に対してニップルはほぼ垂直に取り付けられているのもジョセフ・ラング等の特徴です。 ニップルとニップルの間にはチェーン・ファイアを防ぐ壁が設けられていませんので1850年以前のモデルと思われます。 ジョセフ・ラングの1852年型リボルバーには、その壁が付いているのでその前のモデルのリボルバーをカービンにした品です。 現存するジョセフ・ラング・リボルビング・カービン(現時点で全世界において3挺が確認されています。 弊社調べ)の全てが同じように壁のないモデルですので、1852年以降にはジョセフ・ラング社はリボルビング・カービンを生産していないかも知れません。 ジョセフ・ラング社リボルバーのハンマーは独特の長いロング・スパー (long spur)で本体に対して僅かにオフ・センターに取り付けられています。 ローディング・レバーが当初から付いていないことからも1840年代の製品であると裏付けされています。(MM)
【本個体の説明】
希少価値から考えると奇跡的に素晴らしい品で緻密な唐草模様の彫刻の入った機関部はオリジナルのケースハードンと思われる仕上げが良く残っています。 シリンダーにもオリジナルの仕上げが良く残っており、シリンダー後部のエッジも尖ったあまり使用されていないようにも思えます。 しかしながらシリンダーの一ヵ所にあまり目立たない朽込み錆があります。 シリンダーの後部には起点とする「0」の�發�撃たれています(外部からは見えません)。 オクタゴン・バレルの下面にはロンドン・プルーフ・ハウスのプルーフ刻印が二種類(1672年から使用されている王冠に「GP」の組み合わせの黒色火薬プルーフと王冠に「V」のView Mark)が入っています。 また、シリンダー表面にも同じくロンドン・プルーフ・ハウスの刻印が二種類交互に打たれているのが英国製のリボルバーの特徴です(これらの刻印は外部から確認出来ます)。 銃身とトリガーガードは本体に比べ使用感が多少ありブルー仕上げが落ちて一部に時代錆が出ています。 銃口の上部に小さな当たり傷が一ヵ所あります。 銃身の上には1852年以前の住所である(Joseph Lang) 7, Haymarket, Londonとも読める刻印が打たれているようですが現時点では判読が非常に困難です(特殊な器具を使って何とかその可能性が判る程度です)。 トリガーの前にジョセフ・ラング製品の特長である木製のバーティカル・グリップが付いています。 この一部分(グリップの基部左側面)に補修跡が見られます。 ロング・スパー・ハンマーにも彫刻が入っており、更に長いハンマーの後部全体(スパー部分)に緻密なチェッカーリングが入っています。 上質な高級散弾銃を彷彿する高級ウォルナット製のバット・ストックのグリップ部分には緻密で上品なチェッカー・リングが入っています。 チェッカー・リングの先に一ヶ所(欠け)、下部に一ヶ所(当り傷)小さな傷がある他は僅かな使用感があるだけでとても状態が良いものです。 「Shotgun Heel-plate」とも呼ばれる幅広のほぼフラットな鉄製のバット・プレートの極一部にも唐草模様の彫刻が入っています。 銃身の後部上方には精密な3枚羽倒起式のリア・サイト(three folding leaves)が付いており、とても薄い部品で構成されていますが完全に機能します。 フロント・サイトはアリ溝式(dove-tailed fore-sight)の小さなブレッド・タイプです。 作動は完全良好で、ハンマーを起こしてシングル・アクションでシリンダーが非常に歯切れ良くカチカチと回転します。 また、珍しい20条ライフリングについても素晴らしく良好に残っており、パーカッション・ニップルの穴も変形もなく全て通っています。 弊社で扱っている古式銃の中で珍しさではトップ・クラスで程度も良い品です。 東京店在庫品 (MM)
【その他の情報】
昭和60年7月25日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 銃口から薬室まで通っている事を確認済みです。
古式銃は約150年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 無可動実銃とは違い作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂き、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像はこちら
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
| |
