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ホイットニー ポケット リボルバー 1st モデル(5th Type、銃砲刀剣類登録証付古式銃、#1849) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【5431】 |
英 名
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Whitney Pocket Model Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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237mm |
口 径
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8mm |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ホイットニー ポケット・モデル リボルバーについて】
ホイットニー ポケット・モデル リボルバーはエリ・ホイットニー社(Eli Whitney)で1850年代後半から1860年前半に約32,500丁が製造され、 南北戦争で将校の護身用として使用されました。 エリ・ホイットニー社は国内での知名度は低いですが、1840年代後半には機械による量産体制を導入しており、自社工場を持たないコルト社の下請け工場として1847年には1,000丁の .44口径リボルバー(コルト ドラグーン 3rd type)をコルト社に納品したことでも知られています。 この機械による大量生産工法は当時熟練工でなくても生産に従事でき、職人技を必要としない画期的なシステムでした。
ホイットニー社は1850年代後半からコルト社のネービーに対抗できる軍用拳銃の開発に取り組みました。 そしてネービー・モデル リボルバーを開発しました。 基本設計はレミントン社の軍用リボルバーを参考にしていましたがローディング・レバーはレミントンの特許で使用できませんでした。 コルト社のパーカッション・リボルバーは銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造でしたが、ホイットニー社のリボルバーは、レミントン社と同じ“Top-strap”と呼ばれる一体型フレームを使用しました。 1st モデルは一体型フレームでもレミントンほど頑丈には作られていませんでした。 その後2nd モデルになってからフレームはレミントンのコピーと言ってよいほど似ていました。 シリンダーをまたいで銃身からフレームまでを一体になっている一体型フレーム(Solid Frame)の耐久性はコルト社製に比べ優れており、精度も良く好評でした。
ホイットニー ネービー・モデル リボルバーと同時にネービー・モデルを忠実にスケール・ダウンしたポケット・モデルも生産され、それが本モデルです。 ホイットニー ポケット・モデルには製造時期により大きく分けて1stモデルと2ndモデルが存在しますが、本品はローディング・レバー・ラッチがネジ留めとなっている1stモデルの中でも、シリアルNo.が1500番以降の1st Model, 5th typeと呼ばれる最終型です。 1stモデルはフレームやトリガー・ガードの形状についても2ndモデルとは異なっています。 1st Model, 5th typeは基本的には4thタイプと同様ですが、グリップとフレームの境界部分の形状が従来の角形ではなく、円形に変更されているのが特徴です。 本品は3,5インチのオクタゴン・バレルで.31口径の5連発モデルです。
レミントン社製品と比べてホイットニー社の1st モデルはポケット(ネービー共に)はシリンダーを外すのに時間がかかる点がありましたが、2nd モデルになってからはその問題点が解消され、製造数は少ないものの南北戦争では非常にポピュラーなリボルバーになりました。 本品は1st モデルのため、シリンダーを取り外す際には小型のドライバーが必要でした。 しかしながら1st モデルは生産数が少ないため、米国でも高値で取引されています。(KK)(MM))
【本個体の説明】
本銃は全体的に後世の手が殆ど加えられていないオリジナル性の高い品です。 シリアルNo.は銃身、フレーム(トリガー・ガードで隠れている部分)、シリンダー(取り外して確認できる後部)、トリガー・ガード(裏面)、ローディング・レバー、グリップ両裏面が全て1849でマッチしています。 シリンダーにはロール・エングレービングと呼ばれる工法で発売当初から比較的彫刻が薄い「イーグル」「シールド(紋章)」「ライオン」のモチーフが入っていますが、現状では何とか図柄が判別できる状態です。 しかしながらこのロール・エングレービングが消えてしまっている品が多い中ではこれでも良く残っている個体といえます。 銃身上部の刻印はやや薄くなっているものの「E.WHITNEY N.HAVEN」の刻印が確認出来ます。 「N. HAVEN」の文字は斜体になっていない初期型タイプとなっています。
本品の金属部分についてはフレームやグリップ・フレーム等の一部に表面仕上げが薄くなっている箇所が見受けられるものの、全体的にグレー・パティーナと呼ばれる時代錆が出ており、適度な時代感の付いたとても良い雰囲気となっています。 ハンマーやフレーム、シリンダー表面には僅かに点状の朽ち込み痕が見受けられるものの、全体としては目立った破損等は見受けられずしっかりとした状態が保たれています。 真鍮製のトリガー・ガードについても、目立った破損や変形は見受けられず、良い時代感が付いています。 ウォールナット製のグリップについても若干の小傷や擦れは見受けられるものの、こちらも目立った破損等は見られず、オリジナルの艶の有るニス仕上げが残った良好な状態が保たれています。 本品の作動は完全良好で、ハンマーを起こすとシリンダーが歯切れ良く回転する他、ハーフ・コックもしっかりとかかります。 また、フル・コック状態ではシリンダーが定位置でしっかりとロックされます。 真鍮製のフロント・サイトについても変形等は見られません。 トリガー・ガード後部のフレーム下面に点状の打ち傷が見られるものの、殆ど目立たないレベルです。 シリンダーのパーカッション・ニップルはやや時代が下る物が付いていますが、銃全体の雰囲気にマッチしており殆ど違和感はありません。
ホイットニーはレミントンやコルトなどの有名ブランド品より当初からの製造数も少なく、国内に入っている数も圧倒的に少ないので各種古式拳銃を収集されている方には是非お勧めしたい逸品です。 特にポケット・モデルは輸入数が少なく国内に現存している数は全てのモデルを合計しても5挺もないと思われます。 また、本品はオール・マッチング No.かつ各部の仕様が1st モデル, 5th Typeで揃っているため、特に稀少となっています。 東京店在庫品 (KK)(MM)
【その他の情報】
昭和47年11月29日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 銃口から薬室まで通っている事を確認済みです。
古式銃は約150年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 無可動実銃とは違い作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂き、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像はこちら
ホイットニー ポケットについての詳しいブログはこちら
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