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ルフォーショー・フランコット ポケット・リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#94266、ダミー薬莢付) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【5402】 |
英 名
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Belgian Lefaucheux-Francotte 6 shot Pocket Pinfire Revolver |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品 |
国 名
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ベルギー |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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185mm |
口 径
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8mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ルフォーショー・フランコット ポケット リボルバー について】
ルフォーショー(ル・フォーショウ=Lefaucheux)はフランス人のカジミール ルフォーショー(Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式(カニ目打ち式)の金属製薬莢を使用するリボルバーでフランス、ベルギーでパテントを取って1860-70年代に多種多様な品が製造されました。 本品はベルギーのリェージュ製です。 ルフォーショー リボルバーは5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションがあります。 銃身も3cmほどのラウンド・バレルから15cm以上のオクタゴン・バレルまで色々な銃身長がありました。 本品は8.5cmのオクタゴン・バレル・モデルです。 また用途も色々で、大型の無骨な軍用モデルもあれば、全体に彫刻の入った小型の護身用までバリエーションが豊富です。 ピン・ファイア式の生産はパテントの関係でしょうか、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、アメリカでは殆ど生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞で、リム・ファイア式が普及されるまで、ヨーロッパを始め、アメリカなど世界各国に輸出されました。 特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に入っています。
本品はベルギーのリェージュ(Liege)で1810年にRue Mont Saint Martin 61, Liegeで創業した有名なオーガスト・フランコット社(August Francotte社)製です。 フランコット社はルフォーショーのピンファイアに改良を加えルフォーショー・フランコット (Lefaucheux-Francotte)として売り出しました。 スウェーデン軍用の11mm口径 M1871 騎兵拳銃、デンマーク軍用の10mm口径 M1882 騎兵拳銃も製造しました。 フランコット社は1850年頃から第一次大戦前まで非常に手広くビジネスをしていました。 小売業にも力を入れており1890年頃までに150種類以上のリボルバーを販売していました。フランコット社が小売りをした銃には「王冠にAF」のプルーフ刻印を打ってあり、いくつかのベルギー製ルフォーショー・リボルバーに、その刻印が見られます。
ルフォーショー リボルバーはバリエーションが多く、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイアは日本ではカニ目打ち式と呼ばれる最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション(菅打ち式)に比べて装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配もない長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかし現代実包が使用出来ない旧式の金属薬莢を使用する為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、国内で古式銃として合法的に所持できます。
【本個体の説明】
本銃は小型の「ポケット・モデル」と呼ばれるダブル/シングル・アクションの品です。 女性のポーチにも収まるように小型化され、トリガー・ガードが当初からなく、トリガーも折り畳めるようになっています。 右側面の装弾孔にはピースメーカーのような蓋 (Loading Gate) が付いており、その当時ポピュラーだった管打式拳銃より遥かに早く装弾が可能で、装薬や弾頭、雷管が脱落する恐れがないといった長所がありました。 銃そのものは小型ですが、非常にしっかりとした造りとなっています。 エジェクション・ロッドが銃身右下に装着されており、空薬莢を装弾孔から容易に排出出来るようになっています。 フレーム左側面にはフランコット社製ルフォーショーに特徴的な板バネ状のセーフティが取り付けられています。
本品の銃身上方にはやや見え辛くなっているものの、フランス語で「A.Francotte A Liege」のリェージュ製のフランコット社のメーカー名が刻まれています。 また、銃身後方左側面にフランス語で「LEFAUCHEUX Invr BREVETE (=Lefaucheux Patent: ルフォーショー・パテント)」の刻印が入っています。 フレーム右側面にはフランコット社の「王冠にAF」のプルーフ刻印が打たれています。 ここまでメーカー情報がある品は珍しくなっております。 また、シリンダー側面にもリエージュのプルーフ・ハウス刻印(楕円形の中にE.L.G=Liege Epreuveの文字と星のマーク)が入っている他、シリンダー表面には「茨城縣 二千三百八十三番」の刻印が入っています。 また、フレーム左側面からヨーク相当部分にかけて94266のシリアルNo.が打刻されている他、ヨーク前面にも761の数字が打刻されています。 フレーム及びシリンダー側面には植物を象った彫刻が施されています。
本品の金属部分は全体に時代錆が表れており一部に朽ち込み痕が散見されますが、再仕上げされていないオリジナルの状態で、目立った破損等は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 エジェクション・ロッドは銃本体に比べると時代錆や朽ち込みも少なく、全体にやや赤みがかったブルー仕上げの物が取り付けられています。 作動については完全良好で、ハンマーを起こしてシングル・アクションとして、またそのままトリガーを引いてダブル・アクションとしても、いずれもシリンダーが歯切れ良く回転します。 オリジナルのウォールナット製グリップについては全体にやや使用感が見受けられ、一部にチェッカリングが摩耗している箇所が見受けられるものの、目立った割れや欠けなどは見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 銃身内のライフリングも比較的良く残っており最後まで(全て)抜けています。
7mm口径ダミー薬莢が付属致します。 (新しく作られた真鍮製のケース下方側面にピンを装着しただけの品で、雷管薬や装薬は入っていない安全なダミー品です。 弾頭も付属していません)。 東京店在庫品 (KK)
【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 平成29年5月16日に静岡県教育委員会で交付されたばかりの銃砲刀剣類登録証付きです。
160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記の詳細画像(Detailed Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像はこちら
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