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SMLE No.1 Mk III 小銃 (#S55575)  
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価格(税込)
 \275,000
商品番号
 【5325】
英  名
 Short, Magazine Lee-Enfield Rifle No.1 Mk III
種  類
 ボルト・アクション、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2025年 冬
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦〜第二次大戦
全  長
 1,118mm(実測)
口  径
 .303in.
装 弾 数
 10発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【SMLE No.1 Mk III 小銃 について】
SMLE No.1 Mk III小銃は、SMLE No.1 Mk Iを改良して1907年に英軍制式となったボルト・アクション・ライフルで、第一次、第二次両大戦を通じて使用されました。 SMLEとはShort Magazine Lee-Enfieldを意味します。 SMLE小銃はボルトのロッキング・ラグが同時期の他のボルト・アクション・ライフルと比較して後部に配置されていた為、ボルト・ストロークが短くなり、速射性に優れていました。 SMLE No.1 Mk IIIではリア・サイトが簡略化された他、No.1 Mk Iではボルト・ヘッドに設けられていたクリップ・チャージャー機能が本体側に移されました。 また、ハンドガードやマガジンのデザインも変更され、薬室形状も高初速の尖頭弾であるMKVII弾を使用出来るよう改良が加えられています。 Mk III*はMk IIIの製造コストを下げる為に一部を改良したモデルで、第一次世界大戦中の1915年に登場しました。 Mk IIIに装備されていたマガジン・カットオフ機能が廃止された他、長距離射撃用のボレー・サイトやリア・サイトのウインデージ調整機能も省略されています。 また、コッキング・ピースの形状も円形から滑り止め溝の付いた板状に変更されました。 イギリスでの製造は1943年まで行われましたが、インド、オーストラリアでは50年代まで生産が続けられました。
SMLE No.1小銃はその後、第二次世界大戦中期以降のイギリス軍主力小銃となったNo.4小銃への更新が徐々に行われました。 No.4小銃ではリア・サイトが機関部後方へと移された他、着剣ラグも延長された銃口部へと移されましたが、内実は大きな変更は見られません。 最終的にはFALの英国仕様であるL1A1が採用されるまで、シリーズを通して実に約60年間主力小銃であり続けた英軍を代表する名銃です。 (KK Updated)

【本個体の説明】
本品のシリアルNo.はS55575で、バット・カラー右側面には王冠及びGeorgius Rexを示す「G R」の刻印及び1918の刻印が入っている事から、本品が1918年に製造された事が判ります。 また、銃床前部下面にはR40250のシリアルNo.の他、ブロード・アロー刻印やEDの刻印が入っています。 本品のバット・ストック左側面には「FAG 51」の刻印が打刻されている事から、イタリアのFabbrica d'Armi di Gardone (ガルドーネ造兵廠) で1951年に再整備された品である事が窺えます。 尚、ノーズ・キャップのシリアルNo.はS41581となっています。
本品は全体に適度な使用感が見受けられ、金属部はやや打ち傷や経年による褪色の他、一部表面錆痕が見受けられるものの、目立った欠損等は見られず、表面仕上げも比較的良好に残っています。 木製銃床についても、やや打ち傷や線傷が見られる他、前部アッパー・ハンドガード後端及び後部アッパー・ハンドガード前部に一部ヘアライン・クラックが見られますが、こちらも大きな破損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 アッパー・ハンドガードはやや明るい色合いとなっていますが、大きな違和感は感じられません。 真鍮製のバット・プレートは全体に磨かれた状態で、下部にやや痩せが生じており、銃床との間に隙間が見られますが、取り付け自体はがたつきもなくしっかりとしています。 ストック内コンパートメントの蓋の開閉については問題なく行う事が可能です。 マガジンの着脱やリア・サイトの調整についても問題なく行う事が可能です。 尚、マガジン・スプリングは入っています。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (KK)

【その他の情報】

無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。

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