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スミス M1861 カービン 1st モデル (無可動古式銃、#10936)  
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価格(税込)
 \880,000
商品番号
 【5291】
英  名
 Smith M1861 Carbine, 1st Model by Massachusetts Arms Co.
種  類
 古式銃(無可動) 、単発、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2022年 秋
国  名
 アメリカ合衆国
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 994mm
口  径
 .50in (.50 Smith)
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【スミス M1861 カービン 1st モデル について】
スミス カービンは、1857年6月23日にニューヨーク州のバターミルク・フォールス (Buttermilk Falls) の医師であったギルバート・スミス (Gilbert Smith) によってパテントが取得された、.50口径の後装管打式騎兵銃です。 1850年代後半の米軍用小銃トライアルで成功を収め、南北戦争では様々な騎兵隊や砲兵隊で使用されました。 幾つかの文献ではM1857のモデル名で呼ばれますが、これは採用年ではなくパテントを所得した年号であり、あまり一般的ではありません。 また、軍に正式採用された1861年がモデル名とされる事もあります。 実際には1857年よりも後の1861年から1865年の南北戦争中だけ生産されました。 戦後は生産が中止されましたが、戦争中に配備された銃は、戦後も元兵士達に払い下げられて使用されました。
スミス カービンは、マサチューセッツ州のチコピー・フォールス (Chicopee Falls) にあったマサチューセッツ・アームズ・カンパニー (Massachusetts Arms Company) とThe American Arms Company、同じくマサチューセッツ州のスプリングフィールド (Springfield) にあったThe American Machine Worksの三社で生産されました。 販売はメリーランド州のボルチモア (Baltimore) にあったPoultney & Trimble社が手掛け、製造会社名は必ずレシーバーに刻印が入っており、時には販売元の刻印もレシーバーに入っていました。 「SMITH'S PATENT, JUNE 23, 1857」のパテント取得年月日もレシーバーに入っています。
スミス カービンは、トリガー・ガード内のトリガー前方に設けられたリフター (Lifter) またはリフティング・レバー (Lifting Lever) と呼ばれる真鍮製のラッチ・レバーを上方に押し上げる事により、レシーバーと銃身を接続する上面のトップ・ストラップ (Top Strap) と呼ばれる棒状の部品の後部が持ち上がります。 これにより、トップ・ストラップによってロックされていたレシーバーと銃身が中折れ (ブレーク・オープン) し、レシーバー内のブリーチに前方から装填する事が可能となる、特殊な構造になっています。 また、弾薬についても非常に特殊で、ラバー・カートリッジ (Rubber Cartridge) と呼ばれる、ケース (薬莢) がゴム製となっており、ブリーチ内でガス圧によって密閉される.50 Smith弾を使用しました。 この弾薬は、不発の際に弾薬をブリーチ内から取り出すのが難しいという欠点がありました。 しかしながら、軽量でシンプルな構造から、上記3社で1861年から1865年の間に合計30,000挺強が生産され、その殆どが合衆国政府に納品されて南北戦争で使用されました。
スミス カービンには1st モデルと2nd モデルがあり、1st モデルはハンドガードを留めるバンドにスリング・スイベルが設けられており、バット・ストック下面にもスリング・スイベルを備えています。 これは銃を背負って携帯する騎兵隊を始めとする乗馬兵科だけではなく、砲兵など他の兵科でも使用出来る事を想定したものでした。 そのため、米国では1st モデルが「Artillery Models (砲兵モデル)」と呼ばれ、スリング・スイベルが付いていない2nd モデルが「Cavalry Models (騎兵モデル)」と呼ばれます。 1st モデルは、僅か約11,000挺のみが1863年8月までに生産され、殆どが南北戦中に消耗されました。 2nd モデルは、他の米国製カービン (騎兵銃) と同じように、レシーバー左側面にサドル・リングが装備され、前後のスリング・スイベルが廃されました。
スミス カービンを装備した北軍の騎兵隊は、マサチューセッツ第1騎兵隊、第6及び第9オハイオ騎兵隊、コネチカット第1騎兵隊、第7及び第17ペンシルベニア騎兵隊、第7及び第11イリノイ騎兵隊、第3ウェストバージニア騎兵隊でした。 特に1st モデルを装備した事で有名なのはコネチカット第1騎兵隊と第17ペンシルベニア騎兵隊でした。 南北戦争初期に優勢だった南軍が、北軍から捕獲したスミス カービン 1st モデルを騎兵隊用の制式兵器として使用したのは良く知られています。 1st モデルは南北戦争後期に生産された2nd モデルに比べて希少価値が高い物になっています。 本銃は南軍騎兵隊が制式に使用したカービンとして米国において特に人気の高い品です。 (MM)(KK)

【本個体の説明】
本品は軍用銃としては唯一といえる珍しい構造を持つスミス カービンの中でも、1863年以前に製造された1st モデルで、スリング・スイベルがハンドガードを留めるバンドと銃床下部に設けられています。
レシーバー左側面上部には販売元のPoultney & Trimble社の刻印「ADDRESS, POULTNEY & TRIMBLE. BALTIMORE U.S.A.」が入っており、「SMITH'S PATENT, JUNE 23, 1857」のパテント刻印がその下に入っています。 また、それらの刻印の前方には、マサチューセッツ州のチコピー・フォールス (Chicopee Falls) にあった製造会社であるマサチューセッツ・アームズ・カンパニー (Massachusetts Arms Company) の刻印「MANUFACTURED BY (一行目)、MASS. ARMS CO. (二行目)、CHICOPEE FALLS. (三行目)」がはっきりと入っています。 前後にブレイク・オープンする銃身の下部とレシーバー下部にはマッチしたシリアル No.が入っています。
レシーバー部分は僅かな朽ち込み錆の跡がありますが、オリジナルのケース・ハードン仕上げが良く残った程度の良い品です。 銃身を始めとする他の金属部分には古式銃独特の黒い表面錆が表れており若干の表面錆後が見受けられるものの、十分許容範囲で、古式銃だけが持つ時代感が出ています。 ハンドガードとバット・ストックは同程度の暗めの色合いで、僅かに経年の使用痕と小傷が見受けられます。 ハンドガードの一部にはプロによる欠けの修理が施されており、外部からは殆ど判らないほど巧みに復元されています。 しかしながら、完全な修理であっても当初の強度には及びませんので、ハンドガードを取り外す際には慎重な取り扱いが必要です。 バット・プレートについても、全体に時代錆が表れており、やや打ち傷や若干の表面錆が見られる他、角の部分等に一部金属の地肌が表れている箇所が見受けられるものの、目立った変形や腐食等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。
トリガー・ガード内の真鍮製のラッチ・レバーを上方に押すと、レシーバーと銃身を接続する上面のトップ・ストラップ後部を持ち上がり、レシーバー前部が中折れして薬室が開き、無可動実銃ではありますが水平二連ショットガンのようなブレイク・オープン操作が楽しめます。 構造上、機関部の前後に僅かながたつきが見られますが、殆ど気にならないレベルのものです。 リア・サイトの起倒・調整については問題なく行うことが可能ですが、リア・サイトの距離目盛は表面錆により殆ど確認出来なくなっています。 薬室は溶接による無可動加工が施され、完全に埋められているため装填は出来ませんが、スミス カービンだけの特殊な後装式機能を体験出来ます。 ハンマーのテンションはありますが、トリガーとの連動はなく、銃を水平にしてコックしてもロックはされません。
スミス M1861 カービン 1st モデルは、南北戦争時の騎兵銃を集める上で欠かせない一挺です。 (MM)(KK)

【その他の情報】

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