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メリル M1863 カービン、2nd モデル (無可動古式銃、#18879 ) |
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価格(税込)
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\990,000 |
商品番号
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【5290】 |
英 名
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US Merrill Model 1863 Carbine, 2nd model |
種 類
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古式銃(無可動) 、単発、一品物、ガゼット Vol. 15、ガゼット Vol.18、東京店在庫品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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944mm |
口 径
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.54in. (.54 ミニエー弾) |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【US メリル M1863 カービン、2nd モデルについて】
メリル M1863 カービンは1858年にメリーランド州のバルティモア(Baltimore)のガンスミスで発明家あったジェームス H. メリル(James H. Merrill)によって設計された.54口径の単発後装管打式騎兵銃です。 メリルが設計、製造、若しくは改良を加えた幾つかの銃器の中の一つで米国政府との契約によって南北戦争時にその多くは北軍騎兵隊に納入されましたが、一部が銃器不足に悩む南軍にも納品されました。 北軍では5th New York, 17th Pennsylvania, 1st Wisconsin and 2nd Kentucky Cavalry regimentに配備されました。 Merrill Patent Fire Arms Manufacturing Companyでメリル M1863 カービンは1863年から1865年の間に約14,500挺が生産されました。 Merrill Patent Fire Arms Manufacturing Companyは他の中小銃器メーカーと同じように南北戦争終結後の1866年に倒産しており、メリル カービンの後継モデルは南北戦争後は作られませんでした。
実砲は当時の北軍の正式弾であったミニエー弾頭が付いた紙薬莢で、 南部連合でも同じ弾薬が生産されていました。銃身は24.5インチ(640mm)のラウンド・バレルでバレル・バンド1個で留められてました。 全長は744mmでサイズと基本的形状は当時の騎兵銃としては標準的なものより僅かに短い物でした。 本体左側面の木部に騎兵隊の標準装備であるサドル・リングが付いています。
レシーバー上部のブリーチ・レバーを両サイドのラッチを2cmほど前方にずらしてロックを解除し大きくレバーを後方に上部に起こして装填する特殊な構造でした。ブリーチ・レバーを完全に解放するとブリーチから実包を押し込むプランジャーも連動し後退し、装填が可能になります。 装填後、再度ブリーチ・レバーを前方に戻すとプランジャーが前方に移動して実包をチャンバーに送り込みます。 そして当時の主流である右側面のサイド・ロックにあるハンマーを起こし、ニップルに雷管を被せて射撃可能状態 いなります。
バットストック右側面に真鍮製のパッチ・ボックスが付いて、ブリーチ・レバーにサイドにチェッカーリングの入った三角形に 近い板状のラッチが付いた初期型(1st モデル)と、本と同じパッチ・ボックスが無く丸いボタン型(チェッカーリングは入っていない)は後期型(2nd モデル) と呼ばれています。 (MM)
【本個体の説明】
本品は160年以上前に生産された古式銃としてはとても良い状態の品で、特にウォルナット製の木部は南北戦争当時のオリジナル仕上げが完全に残った非常に美しい品です。 銃身及び他の鉄部はオリジナルの仕上げは落ちているものの、古式銃独特の時代錆が良い感じでついており美しいストックとマッチしています。 真鍮製のバレル・バンド、トリガー・ガード、バット・プレートは近年の手が加えてられない良い黄金色に時代が着いたものです。
レシーバー上部のブリーチ・レバーのラッチを前方にずらしてロックを解除しブリーチ・レバーを完全に解放する事が可能です。 ブリーチから実包を押し込むプランジャーも連動して後退し、再度ブリーチ・レバーを前方に戻すとプランジャーが前方に移動する機能も完全に残っています。 無可動加工の為、薬室は溶接で完全に塞がっており、実包を装填する事は出来ません。
レシーバー上部のブリーチ・レバーの上に「J.H. MERRILL BALTO. (一行目)、PAT. JULY 1858(二行目)」の刻印が打ってあります。 またサイド・プレートの後方(ハンマーの後ろ)に製造年を表す「1864」の年号が、そしてハンマーの前方には「J.H. MERRILL BALTO. (一行目)、PAT. JULY 1858(二行目)、APL. 9 MAY 21-28-61(三行目)」の刻印が打ってあります。 ブリーチ・レバー上の刻印は比較的判読し易いですが、サイド・プレートの刻印は薄くなっています。 ブリーチ・レバー上面後部にはシリアル No.の「18879」が入っています。
またサイド・プレートとこの真鍮製のバレル・バンド、トリガー・ガード、バット・プレートの三点共に「&」の刻印が打ってあります。
リア・サイトはV字型の三段階フリップ式になっており、300ヤードから500ヤードまでの射程があります。 リア・サイトの作動も完全です。 銃口の溶接はマズル・クラウンより1cm以上深く(奥)にあるので、辛うじて三条のライフリングが確認出来ます。 メリル M1863 カービン、2nd モデルは本品が無可動銃として輸入された唯一の品で、 南北戦争時の騎兵銃を集める上で欠かせない一挺です。 (MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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