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バイエルン王国 Podewils-Lindner-Braunmühl M1858/67 歩兵銃 (#60299) |
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価格(税込)
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表示製作中 \550,000 |
商品番号
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【5277】 |
英 名
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Bavarian Podewils-Lindner-Braunmühl M1858/67 Infantry Rifle |
種 類
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古式銃(無可動) 、単発、ボルト・アクション、一品物、無可動実銃買取品 2018年 春 |
国 名
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帝政ドイツ |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,300mm |
口 径
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13.9mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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表示製作中 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【バイエルン王国 Lindner-Braunmühl M1858/67 歩兵銃について】
普墺戦争が終結した1866-7年頃を境にヨーロッパ列強が旧式となった前装式小銃を後装式小銃に改良したのに足並みを揃えてバイエルン王国が後装式に改造した小銃です。 機関部後方のに見えるレバーがボルト・ハンドルで、このハンドルを操作して薬室に装填します。 普墺戦争(1866年)ではバイエルン王国はM1858 Podewils 前装式小銃を主力小銃として装備しオーストリア側で参戦し、1849年に発明された世界初の量産型後装式であるドライゼ小銃を装備したプロイセン王国に完敗しました。 本銃は主力小銃の後装化に対応するため普墺戦争の翌年に急遽採用されました。 本銃の元となったM1858 Podewils 前装式小銃は全てAmbergバイエルン王国王立造兵廠(Amberger Königlich Bayerischen Gewehrfabrik)で生産されました。 全長1,300mmの歩兵銃です。
バイエルン王国 M1858 前装式小銃を1867年にEdward Lindner(エドワード・リンドナー)とBraunmühl(ブラウンミュール)が考案した改良を加えて後装式に改造した品です。
19世紀末に完成を見たボルトアクション・ライフルのボルト・ハンドルとは異なり、本品のボルト・ハンドルはどちらかと言えばレバーに似た形状をしています。「親指でレバーを押す形でボルトを1/4回転させる」方法が取られています。 1/4回転したボルトはネジ状のロックが外れ後部に引き出されます。 そこに紙製薬莢を装填しました。 紙製薬莢と金属製薬莢の一番大きな違いは、紙製薬莢の薬莢は発射後燃え尽いて排莢する必要が無かったのに対し、金属製薬莢は空薬莢を排莢する必要がありました。本品の特徴として遊底覆が付いており、旧日本軍の小銃と同じようにボルトと連動して装填時に開きます。しかし旧日本軍の遊底覆は砂塵が機関部に入るのを防ぐ事を目的としましたが、本銃の遊底覆は発射ガスの漏れを防ぐ目的と思われます。
1870-71年の普仏戦争ではバイエルン王国は本銃を装備してフランス軍に対して参戦しました。 制式になってから25年も経過していたプロイセン王国のドライゼ小銃は兎も角、フランス軍のシャスポー小銃に比べ前装銃からの改造品であったことから性能が劣る事が判明しました。 英語で「Capping Breech」と呼ばれる、後装銃でありながらも発火(撃発)装置が外部から雷管を被せる操作が必要で、後装式でありながらも装填に時間を要しました。 1869年には完全に新しく設計された金属製薬莢(センターファイア、11×50mmR弾)を使用する後装式のWerder M1869 小銃に取って変わりました。 その為使用期間が限定的で現存数が少ない制式小銃です。 バイエルン王国は普仏戦争ではプロイセン王国の同盟軍として参戦しましたが、新型のWerder M1869 小銃は全部隊が装備していた訳ではなく、多くはPodewils-Linder-Braunmühl M1858/67 歩兵銃を装備していました。 Werder M1869 小銃を装備したのは僅か4個猟兵大隊だけと言われています。
紙製薬莢について
紙製薬莢とは、金属製薬莢が出現する以前に使用されていた紙製の筒に弾頭と発射薬を詰めて一体化したものです。
紙製薬莢の弱点であった強度の問題や、薬莢を薬室内に容易に装填する為にヘット、ラード、蜜蝋などの潤滑剤でコーティングされました。
また潤滑剤を使用する事によって燃え尽きた粉体による銃身内の汚れを軽減する役割を持ちました。 紙製薬莢は実質上ケースレス弾であり、射撃後には殆ど燃焼の残滓がありませんでした。
Lindner-Braunmühl M1858/67 歩兵銃の紙製薬莢について
Lindner-Braunmühl M1858/67 歩兵銃の紙製薬莢は初弾発射後に薬莢のベース部分が薬室内に残りましたが、次弾を発射した際の弾頭がそのベースを前方へ押しやりました。 潤滑剤でコーティングされたベースは銃身内の汚れを軽減したと言われています。 しかしながら、プロイセン王国のドライゼ小銃やフランス軍のシャスポー小銃の紙製薬莢に比べ劣るものと考えられています。(MM)
【本個体の説明】
本品は全長1,310mmの歩兵銃です。 サイド・ロックにはバイエルン王国の王冠の上にAmberg造兵廠製を表すAMBERGの刻印と製造年を表す1860(下二桁の60は?)が入っています。 さく杖は付属していません。 薬室左側面のシリアル No.と銃身後方上部のシリアル No.がマッチしています。 リア・サイトは起倒式で倒した状態(バトル・サイト)で300m(無刻印)、サイトを起こした状態で400m-600m-800mを表す4-6-8の刻印が打たれています。(MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記に追加予定の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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