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英領インド スナイダー・エンフィールド MKIII 3 バンド 歩兵銃 (無可動古式銃、#無) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【5267】 |
英 名
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Snider-Enfield MKIII Infantry Rifle for British Indian Army |
種 類
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古式銃(無可動) 、単発 |
国 名
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イギリス / インド |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,405mm (実測) |
口 径
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14,5mm (.577 in.) |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【スナイダー・エンフィールド MKIII 3 バンド 歩兵銃について】
スナイダーまたはスナイドルと呼ばれるボクサー式紙薬莢を使用する後装式小銃です。 スナイドルはスナイダーのオランダ語読みで、英語圏ではスナイダーと呼ばれています。 1864年にイギリス陸軍は前装式のエンフィールド小銃の後装式への改造を公募し、米国人のヤコブ・スナイダー(Jacob Snider)の開発した蝶番式銃尾装置が採用されました。 銃身後部(薬室)の上半分を削り取り、その部分に右側に開く蝶番式ブリーチを付いた機構でした。 可動式ブリーチの中に撃針が組み込まれており、エンフィールド小銃の撃鉄で叩くようになっていました。 その為、撃鉄等の撃発装置はエンフィールド小銃既存の構造をそのまま使用できる事が長所となっています。 このスナイダー式への改造はエンフィールド小銃だけではなく、同じ様な構造の前装式小銃に施されました。
日本でスナイダー小銃を使用したのは薩摩藩が最初と言われていますが、多くの倒幕派諸藩で使用されました。 戊辰戦争でスナイダー小銃が国内で初めて実戦に投入されました。 また会津戦争では僅か10挺のスナイダー小銃が、前装銃を装備した白虎隊の部隊を打ち破るなどの活躍を見せました。 長岡藩や仙台藩などの幕府諸軍によっても使用されました。 新生日本陸軍の誕生とともに、信頼性の高いスナイダー小銃が主力装備となり十三年式村田銃が採用されるまで使用されました。 1894年の日清戦争まで第二線兵器として残されました。
スナイダー・エンフィールド歩兵銃には製造時期によっていくつかのバリエーションが存在し、MKIIIは1869年に英国で採用されたモデルです。 MKIIIは基本構造はそれまでのMKIやMKIIと同様でしたが、ブリーチ・ブロックにスプリングが組み込まれたロッキング・ラッチが追加されているのが特徴です。 またレシーバーについても従来モデルに比べて肉厚の構造となり強化されています。 また、銃身はより強度の高い鋼鉄製に変更されました。 撃鉄の先端はMKII*では窪みが設けられていましたが、MKIIIでは平坦となっています。 それ以外の部分については基本的にMKII*までとほぼ同様で、トリガー・ガードやバット・プレート、側面のネジ留め金具、銃床先端の金具は真鍮製となっています。 リア・サイトは100〜400ヤード及び950ヤードに対応していました。 フロント・サイト・ベースの形状は四角形となっており、P1853銃剣の着剣ラグとしても機能しました。 MKIIIは前装式のエンフィールド銃からの改修品ではなく、当初から後装式のスナイダー銃として製造されました。 (KK)
【本個体の説明】
本品は英領インド向けに製造されたスナイダー・エンフィールドMKIII歩兵銃で、基本的なデザインは英国軍用のMKIIIと同様ですが、薬室上部やリア・サイト・ベース、アッパー・タング、バレル・バンド等にインド系文字が打刻されています。 サイド・プレートには刻印は入っていません。 また、リア・サイトについても英国軍用のように100〜950ヤードまで対応したものではなく、サイト・リーフの長さがリア・サイト・ベース全長の約半分程度となっており、より短距離での射撃のみに対応したものとなっています。 撃鉄先端部分は英国のMKIIIのような平坦な形状ではなく、MKII*までのモデルと同様に窪みのある形状となっています。 トリガー・ガードやバット・プレート、側面のネジ留め金具、銃床先端の金具は真鍮製となっています。 スナイダー・エンフィールドMKIIIには全長が55.25インチ (1,403mm) の3バンド型と48.7インチ (1,237mm) の2バンド型があり、本品は長い方の3バンド型です。 ブリーチ・ブロックを開いた状態で、薬室下半分の壁面上部に打刻された45のNo.が確認出来ます。歩兵銃の特徴である3 バンドの全てに右側面にリテイナー・スプリングが付いています。
本品の銃身やバンド類といった鉄部については、大部分がブラウン・パティーナと呼ばれる薄い茶色の表面錆に覆われており、一部鉄地が出ている部分もありますが手を加えられていないオリジナルの状態です。 ブリーチ・ブロックやサイド・ロックはやや白磨きに近い状態となっており、一部に時代錆が表れているものの、目立った朽ち込み等は見受けられず、こちらも良好な状態が保たれています。 真鍮製のトリガー・ガードやバット・プレート、側面のネジ留め金具、銃床先端の金具については、若干の小傷や擦れは見受けられるものの、目立った変形などは見受けられず、適度な時代感の付いた良い雰囲気となっています。
木部についても若干の打ち傷や擦れは見受けられるものの、目立った破損等は見受けられず、艶の有る仕上げが全体に残った良好な状態が保たれています。 リア・バンド固定用の板バネ前方の木部に僅かな欠けが見受けられるものの、強度的には影響の無いレベルです。
スナイダー・エンフィールドの特徴であるブリーチ・ブロックはオリジナル通り手動回転します。 ブリーチ・ブロックの下部は中心部分に向かって無可動加工の為に削り取られていますが、ブリーチを閉じた状態では外見からは加工は判りません。 MKIIIの特徴であるブリーチ・ブロックのロッキング・ラッチについては問題なく操作可能です。 また、ブリーチ・ブロックを開いた状態で後方に引く事により、エキストラクターがオリジナル通りに後部へ下がります。 ハンマーはメイン・スプリングによるテンションはありませんが前後に動きます。 トリガーのテンションはありません。 オリジナルのさく杖が付属致します。
大阪店在庫品 (KK)(MM)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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