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【TK2311S/O】シャープス&ハンキンス M1862 騎兵銃 陸軍モデル (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#11482) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【5209】 |
英 名
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Sharps & Hankins M1862 Carbine, Army Model |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、レバー・アクション、登録証付古式銃買取品、資料、ガゼット Vol. 16、東京店在庫品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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994mm |
口 径
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13mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【シャープス&ハンキンス M1862 アーミー・モデル カービン について】
シャープス&ハンキンス M1862 カービンは1860年代にフィラデルフィアのシャープス & ハンキンス(Sharps & Hankins)社で僅か約8,000挺(内6,668挺が合衆国海軍に納入さ
れました)だけが生産されました。 単発の.52口径のリムファイア(縁打式)弾(.56-.52 Spencer)を使用する後装式のカービン(騎兵銃)で、生産期間が1862年から1865年までと、まさに南北戦争の為に作られた銃と言っても過言ではありません。 1861年7月9日に有名なシャープス カービンを設計したクリスチァン シャープス(Christian Sharps, 1811-1874)によって米国の特許が取られた、非常に珍しい画期的な後装式システムを持っています。
1853年にクリスチァン シャープスはSharps Rifle Manufacturing Companyを去った後、フィラデルフィアに移ってC. Sharps & Co.社を設立させ有名な4連発の角張った形の
ペッパーボックスを始め、パーカッション・リボルバー、後装式ピストル、シングル・ショット ライフルの製造をしました。 1862年に新しい共同経営者のウイリアム・ハンキンス(Wiliam Hankins)と共同でSharps & Hankins社を設立させました。
Sharps & Hankins カービンは当初、約24インチ(23 5/8インチ)銃身を備えたモデルは海軍用として設計された為、銃身を塩害から守る為に革製のカバーで銃身全体を覆ってい
ました。 南北戦争が激しくなり陸上兵器の不足から陸軍からも注文が入り約500挺だけが陸軍に納入された記録が残っています。 このアーミー・モデルと呼べれる品には革製
のカバーは最初から取り付けられていませんでした。アーミー・モデルは単に革製カバーがないだけではなく、革製カバーを留めるリングと一体型になっていたフロント・サ
イトが銃身に直接取り付けられていました。 更に騎兵隊用に約5インチ銃身が短い「キャバルリー・カービン」も製造しました。 この銃身長が19インチの「キャバルリー・カ
ービン」は南北戦争中に第11ニューヨーク騎兵連隊で使用されて有名になりました。 南北戦争後の1866年にウイリアム・ハンキンスとの共同経営は破談になって、シャープス
はまたC. Sharps & Co.社を復活させて、1884年の彼の死まで会社は存続しました。
本銃は革製カバーの他に幾つかの特筆すべき特徴があり、構造的にも非常に先進的なアイデアが備わっていました。 まず、後装式の装弾システムはトリガー後部のレバーを下
方に下げる事により、ヒンジとアームをを介して銃身が前方にスライドし、薬室後部が大きく開きます。単純にまたレバーを戻すと銃身は後退して薬室が閉まり、ロアータング付け根のロックによりレバーが固定されます。 フレーム後端のハンマー左側面にスライド式の安全装置を備え、これを前へスライドさせた状態で撃鉄を下ろす事で、撃鉄とファイアリングピンの接触を遮断し、装填状態でも安全に持ち運ぶ事を可能としています。 再び撃鉄を起こすと安全装置も連動して解除され、素早く射撃体勢に移る事が可能です。 スプリングと爪のみという単純で堅牢なエキストラクターの構造は、繊細で複雑な機構となりがちであった同時代のその他の銃とは一線を画しており、我が国でも有名な落下ブリーチ方式のシャープスよりも、迅速で確実な連射が可能でした。 このシステムは非常に信頼性が高く後に民間用の高級猟銃等でこのシステムを使用した品を見ることが出来ます。 しかし、軍用銃としては、このシステムを用いたのは本銃が唯一で、様々な構造の銃が登場した南北戦争時でも最もユニークな構造の一挺と言えるでしょう。 また現在では当たり前のフローティング・ファイアリング・ピンは当時では斬新的なアイデアでした。
【本個体の説明】
木製のバットストックに付いたバット・プレートだけが真鍮製で、他の金属部は全て白磨きのガッチリとした剛性感がある作りで、ガタつきもなく非常にしっかりとした美し
い状態です。 作動も完全でレバーを上下させる事によりスムーズにバレルの前後作動が行えます。 真鍮製のバット・プレートは程よい時代色が付いた美しいものです。 レ
シーバー左側面に「SHARPS PATENT 1859」の刻印、右側面に「SHARPS & HANKINS, PHILADA」の刻印が入っています。アッパータング上面に 11482 のシリアルナンバーが見られ、レバー下面の通常はアームに隠れる部分にも同
様に 11482 の刻印と「S」の検査刻印があります。美しいウォルナット製のバット・ストックは傷の殆どない素晴らしいものです。 バット・ストックの左側面には真鍮製のス
クロールが嵌め込まれており、ここに何か文字を彫刻する予定だったのでしょうか? スクロールは無地のままになっています。 撃鉄の作動もハーフコック、フルコックとも
に完全で、ハーフコック時には確実にトリガーがロックされます。 六条のライフリングも銃口から薬室にかけて大変綺麗に残っています。全体的に状態が素晴らしく、希少価
値も高い南北戦争時のカービンを収集する上で欠かせない一挺です。 本品は国内に現存する唯一のシャープス & ハンキンス M1862 アーミー・モデル カービンと思われます
。 希少価値、完全に作動する特殊構造、素晴らしいコンディションなと三拍子揃った逸品ですが、あまりにも珍しい銃のため国内では知名度が低く、古式銃の相場から見れば
非常にお値打ちと言える価格設定になっています。(MM)(Я)
【その他の情報】
昭和49年11月28日に京都府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 銃口から薬室まで通っている事を確認済みです。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像はこちら
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