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コルト M1855 サイド・ハンマー ポケット リボルバー (Model 2、銃砲刀剣類登録証付古式銃、#2874) |
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価格(税込)
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\3,080,000 |
商品番号
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【5196】 |
英 名
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Colt M1855 Side Hammer Root Pocket Revolver, Model 2 |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、✕ |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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220mm |
口 径
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7mm (.28 cal.) |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1855 サイド・ハンマー ポケット リボルバー (Model 2) について】
コルト M1855 サイド・ハンマー ポケット リボルバーは、コネチカット州ハートフォードにあったサミュエル・コルト社 (Colt Patent Firearms Company、現在のColt Firearms社) が製造した、「Cap and Ball」と呼ばれる管打ち式のリボルバーで、独特な形状をしています。 コルト社の銃器デザイナー (Elisha K. Root) の名前から、本銃は米国では「Root Model」と呼ばれており、数あるコルト製パーカッション・リボルバーの中でも本モデルが唯一のソリッド・フレーム (=一体型フレーム) のモデルです。 パターソン以来、バック・ストラップとは別部品となっていた真鍮製 (一部鉄製) のトリガー・ガードを廃し、ポケット・リボルバーとしてのコンパクトさを求め、トリガー・ガードは備えていません。 また、構造的にはシリンダー・ピンをフレームの後部から抜き出してシリンダーを取り外す特殊なもので、内部部品の取外しは、フレーム左側面の1円硬貨大の円形プレートを取り外して行います。 トリガー・ガードが無いため、トリガー・ガード・ストラップも備えておらず、代わりに一体型の木製グリップでグリップ前方も包まれた「Wraparound Grip」と呼ばれる独特の構造となっています。 尚、銃身下部にはローディング・レバーを備えています。
コルト M1855 サイド・ハンマー ポケット リボルバーは、1855年より1873年にかけて、.28口径の前期型 (1st Series) 及び.31口径の後期型 (2nd Series) の二種類のモデルが製造されました。 1st Seriesは1855年から1861年にかけて26,000挺、2nd Seriesは1860年から1873年にかけて14,000挺が生産されましたが、それぞれのシリーズについて製造時期により仕様の異なる複数のバリエーションが存在し、下記のように分類されます。
1st Series (1855-1861)
・Model 1: .28口径, 3 7/16in. オクタゴン・バレル, ラウンド・シリンダー (Cabin & Indianエングレービング)
・Model 1A: .28口径, 3 7/16in. オクタゴン・バレル, ラウンド・シリンダー (Cabin & Indianエングレービング) ※キャップ・カットアウト大型化
・Model 2: .28口径, 3 1/2in. オクタゴン・バレル, ラウンド・シリンダー (Cabin & Indianエングレービング) ※ローディング・レバー円形化
・Model 2A: .28口径, 3 1/2in. オクタゴン・バレル, ラウンド・シリンダー (Cabin & Indianエングレービング) ※シリンダー軸ピンの構造変更
・Model 3: .28口径, 3 1/2in. オクタゴン・バレル, フルーテッド・シリンダー
2nd Series (1860-1873)
・Model 3A: .31口径, 3 1/2in. オクタゴン・バレル, フルーテッド・シリンダー
・Model 4: .31口径, 3 1/2in. オクタゴン・バレル, フルーテッド・シリンダー ※トップ・ストラップとフレーム下部の左右面削り込み
・Model 5: .31口径, 3 1/2in. ラウンド・バレル, フルーテッド・シリンダー
・Model 5A: .31口径, 4 1/2in. ラウンド・バレル, フルーテッド・シリンダー
・Model 6: .31口径, 3 1/2in. ラウンド・バレル, ラウンド・シリンダー (Stagecoach Holdupエングレービング)
・Model 6A: .31口径, 4 1/2in. ラウンド・バレル, ラウンド・シリンダー (Stagecoach Holdupエングレービング)
・Model 7: .31口径, 3 1/2in. ラウンド・バレル, ラウンド・シリンダー (Stagecoach Holdupエングレービング) ※シリンダー軸ピンの固定方法変更
・Model 7A: .31口径, 4 1/2in. ラウンド・バレル, ラウンド・シリンダー (Stagecoach Holdupエングレービング)
本品は.28口径で3 1/2インチのオクタゴン・バレル及びラウンド・シリンダー、円形のローディング・レバーを備えた、1st SeriesのModel 2に分類される品です。 (KK Updated)
【本個体の説明】
本品は.28口径で3 1/2インチのオクタゴン・バレル及びラウンド・シリンダー、円形のローディング・レバーを備えた、1st SeriesのModel 2に分類される品です。 シリンダーにはCabin & Indianと呼ばれる場面のロール・エングレービングが確認出来ます。 Model 2は1st Series (.28口径) の内、シリアルNo.が476から25,000までの品が該当し、本品もそのシリアルNo.レンジに収まっています。
本品のシリアルNo.は2874で、銃身下部、シリンダー、グリップ・ストラップの底部でマッチしており、シリアル No.から、生産初年度である1855年 (安政2年) の生産品であることが判ります。 その製造年から考えると南北戦争で将校の私物として使用された可能性が十分ある品です。 コルト M1855 サイド・ハンマー ポケット リボルバーは元々製造数が少なく昭和40年代後半の古式銃が海外から輸入出来た当時でも輸入総数が桁違いに少ない希少価値がある品です。
作動は完全で、ハンマーを起こすとシリンダーが歯切れ良く回転します。 金属部全体的にブルー仕上げが落ちて、鉄地が出て銀色のようになっていますが、オリジナルの状態です。 オリジナルの木製 (ウォールナット製) グリップは、コルト社製としては珍しいバーニッシュ仕上げ (Varnished Walnut) で、オリジナルで美しい完全品 (右側面後方の角が僅かに欠けています) です。 銃身の上に細かい文字で「COLT'S PT 1855」のパテント刻印とともに、「ADDRESS COL. COLT HARTFORD CT. U.S.A.」と二行で入っています。 シリンダーの彫刻は元々薄いもので、本品は何とか図柄が判明出来ますので、普通程度の彫刻の残り具合と言えます。 銃身内はライフリングが深く刻まれており最後まで (全て) 抜けています。 本品は銃身基部付近のフレーム左側面に設けられたシリンダー軸取り外し用のラッチが現状機能しておらず、シリンダー軸及びシリンダーの取り外しは出来なくなっています。
ソリッド・フレームのため、コルト製パーカッション・リボルバーとしてはとてもタイトな作りとなっており、ガタの全くない非常にしっかりとした品です。 コルト パターソンを除くとデザイン的にもコルト社製パーカッション・リボルバーとしては独特のデザインですので、コルト社製古式銃コレクションには欠かせない一品です。 希少価値を考えると非常にお値打ち価格の一挺です。 (MM)(KK)
【その他の情報】
昭和47年4月13日に京都府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 銃口から薬室まで通っている事を確認済みです。
古式銃は約160年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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