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ベテェーリ M1878 歩兵銃 (#200863) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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\440,000 |
商品番号
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【516】 |
英 名
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Swiss Vetterli M1878 Infantry Rifle |
種 類
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古式銃(無可動) 、ボルト・アクション、ガゼット Vol. 16 |
国 名
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スイス |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,320mm(実測) |
口 径
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10,4mm (10,4 x 38mm Swiss Rimfire弾) |
装 弾
数
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12発 |
在 庫
数
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非公開 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ベテェーリ M1878 歩兵銃について】
ベテェーリ ライフルは1869年から1890年までスイス軍の制式小銃としてスイス軍の中立を支えてきました。
ベテェーリ・システムの特徴は当時(1860年代)としては画期的なボルトとマガジンを含む給弾装置にあります。 ベテェーリの給弾装着はウィンチェスター M1866のような給弾エレベーターとチューブ・マガジンになっており、ボルトは独自の形状でレシーバー上の大きなチューブ型内に収まっています。 レシーバー右側面には装弾用の楕円型の孔が開いていますが、その孔から侵入するゴミを防ぐカバーは付いたモデルと付かないモデルがあります(ウィンチェスターとは異なる構造のカバーです)。ベテェーリのボルトは正式なターン・ボルトではなく、ボルト・カラーと呼ばれるチューブ型の部品がボルト・ハンドルと一体になっており、ハンドルと一緒に回転しますが、ボルト自身は回転しません。 通常はボルトの先端にあるロッキング・ラグはボルト・カラー後部に二つの三角形の突起としてロッキング・ラグがありボルトの後退を防ぎます。またボルト後部にあるプレス製のチューブ型メイン・スプリング・カバーとそれにねじ込み式になったボルト・キャップが付いています。 それらの中に太くて短いメイン スプリングが入っています。 ボルト・アクション・ライフルでこのような形状のメインスプリングはベテェーリだけのものです。 これらはコッキング・ハンドルとは連動しておらず、コッキング・ハンドルを回転しても動きません。 ボルト・ハンドルを起こしてボルトを引くとエキストラクターが空薬莢を薬室から引き出し、ボルト内部の撃針はバネの張力を得てボルト内部後方でコックされ、トリガーを引く事によって撃針がリリースされます。 正確に言うとボルト内後部に下がるのはストライカーと呼ばれる撃針のような棒で(出っ張り)が上下に出ています。 その前方正面が「U」字形になったリム・ファイア用の撃針(Twin-prong firing pin)が別部品で付いています。 この「U」の字の出っ張りが薬莢(10,4 x 38R)の底部両端(縁)を打撃して縁に内蔵された発火薬(Priming compound)が点火します。
マガジンはウィンチェスターと同じように銃身と平行に装着されていますが全て完全にハンドル・ガード内部に収まっており、外部からは見えず、ウィンチェスター ライフルの弱点の一つであったマガジンの外部からの損傷による給弾システムの不具合は比較的起こりませんでした。
ベテェーリ M1878 歩兵銃 は1878年4月30日スイス軍によって採用されました。 全長は52,2inch(mm)で銃身長は33,8inch(mm)でした。 基本的にはM1871 歩兵銃からの改良モデルでシステムには全く変わりはありませんでした。 後部バレル・バンドを廃止し、中央(センター)バンドとノーズ・キャップ(フロント・バンド)の二ヶ所 + キー(楔)でハンド・ガード(フォアエンド)を固定します。 ノーズ・キャップ(フロント・バンド)の右側面に「モーゼル型」の着剣装置が付き、刃の上部2/3にノコギリの刃が付くM1878 サーベル銃剣が装着出来るようになっています。 バット・プレートはM1871 Stutzer Rifleと同じ深くカーブして肩にフィットする手の込んだ品を採用しました。 ハンドガード後方のチェッカーリングがなくなってスムーズになっています。 新しく兵士がエレベーションを調整し易いM1878と呼ばれる大型のタンジェント・リア・サイトを採用しています。目盛は225mから1,200mになっています。 装弾孔カバーと給弾エレベーター持ち上げ補助メカニズムは付いたものと付いていないものが混在しています。 マガジンの装弾数は12発なりました。レシーバー左側面にメーカー名(一行目)、所在地名(一行目)、シリアル No.名(一行目)、 M78のモデル名(一行目)の刻印が入ります。
小銃(歩兵銃と猟兵銃)の総生産数は1878年から1881年の間に約100,000挺がEidgenossische Waffefabrik,Bernで生産されました。
【本個体の説明】
本品は、木部・金属部共に素晴らしいコンディションを保っており、スイス特有の上質の仕上げを感じ取ることができます。 シリアル#200863は機関部、薬室の他ノーズ・キャップ、リア・サイト・ベース、リア・サイト・リーフ、リア・バンド、ブリーチ、トリガー、ボルト・キャップ、トリガー・ガード、バット・プレートで「863」となっており、外見上確認できるシリアルは全て一致しているオリジナル性の高い品です。 また機関部左側面には「WAFFENBRIK BERN M.78」の刻印が見受けられ、各部にスイスの十字にアルファべット「M」「V」「O」「N」と多数の刻印が見受けられます。
金属部は、その殆どにスイスらしい鮮やかなブルーイングがはっきりと残っています。 擦れやすいリア・サイトや、バット・プレートの角張った部分、機関部の一部やさく杖に銀地っぽくなっている箇所も見受けられますが、銃身やバンド、機関部側面などは小傷も少なく、申し分の無いコンディションと言えます。スリング・スイベルが前後とも若干変形していますが、スムーズに動き、スリングの取り付けも充分可能と見られます。 さく杖もスムーズに着脱でき、差し込んだ所でねじ込むことでタイトに固定できます。
木部も、金属部と同様良い状態を保っています。 仕上げの艶は大変鮮やかで、製造されてからの年月を踏まえると最高のコンディションと言えます。 やはりほんの僅かな小傷こそありますが、特筆すべきダメージも見受けられない印象です。 強いて言うならば、グリップ左側面に3cmほどひびのようなものが見受けられますが、表面的なもので強度的な心配はまずありません。
リア・サイトもスムーズに可動し、がたつきはありません。 トリガーとの連動は有りませんが、ボルト・ハンドルを起こすまで楽しむことが出来ます。 トリガー・テンションのある、ボルトが閉じた状態で固定された加工です。 オリジナルのさく杖が付属します。 長野倉庫在庫品(YS)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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