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オランダ M1842 管打式歩兵銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【5110】 |
英 名
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Dutch M1842 Percussion Infantry Rifle |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol. 15 |
国 名
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オランダ |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,381mm |
口 径
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18.2mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【オランダ製 ゲベール 管打式小銃 について】
ゲベールとはオランダ語で小銃を意味し、幕末では洋式前装式小銃の固有名詞になっていました。 古いものでは火打ち式(フリント・ロック=燧石式)の撃発装置が付いた品もありましたが、多くが管打ち式(パーカッション・ロック)に改造されました。 オランダ軍用歩兵銃は元々フランス軍が1670年に採用したフリント・ロック式小銃を1777年にオランダ軍も採用したものが原型です。 19世紀に入ってフリント・ロックの撃発機構をパーカッション・ロックに変わりました。 オランダ軍では前装管打式滑腔銃ではマイナー・チェンジはされていますが基本的には同じような形状をしており、本品のようにモデル名が決まっていない品もあります。オランダ軍用の特徴はニップルが付く薬室右上部が補強の為に盛り上がっており、それをコピーした和製ゲベールの多くは同じような盛り上がりがあります。
当時の日本では同じパーカッション式ではライフリングのない前装式滑腔銃をゲベールと呼び、ライフリングのある前装式施条銃は使用弾薬によって当時はミニエー銃、またはエンピール銃(=エンフィールド銃)、鳥羽銃(鳥羽=タワー、タワー造兵廠で製造されたエンフィールド銃)と呼びました。 本品は前装式滑腔銃で、銃身が約1,000mmと長い3バンドの歩兵銃型です。(MM)
【本個体の説明】
本品は幕末に日本で作られた和製ゲベール銃の原型になった品です。 国内に残る軍用の和製ゲベール銃の殆どが本個体と殆ど変わらない形状になっており、その意味でも原型となったオリジナルのモデルは貴重な品です。 オランダ軍用である根拠はアッパー・タングのモデル名で「M1842」の文字が入っていることです。 オランダ軍用でも当時はスイスやフランス同様に銃製造の先進国であったベルギー製も多い中、本品はオランダ製の刻印が入っています。 サイド・ロックのハンマー前上方に製造所の刻印が確認出来ます。 当時のオランダでは製造所は二文字のアルファベットで表しており、本品は「PS」と読める文字が入っています。(現時点ではこの二文字がどこの造兵廠か判明していません。 因みに「HL」はDelft Armouryを表します。 二文字の下に「55」の年号があり1855年製である事が判ります。
銃身、機関部、サイドロックを始めとする金属部は古式銃らしい表面的な時代黒錆が付いており一見黒々とした当時の仕上げのように見えます。 極一部にその黒錆が取れて地鉄が現れています。 時代が経たないと付かない古式銃のage patinaと呼ばれる黒錆は落とさずに、この状態で保存される事をお勧めします。 この黒錆は表面的なもので鉄部の表面に触れてみてもザラザラする事もなく、滑らかな状態です。 通常は傷みやすい薬室周りも綺麗です。 木製ストックは全体的に傷を補修した後、ラッカー系の塗料で仕上げ直しされています。 極一部に塗装の剥げた部分があります。 バット・ストック部には仕上げ直しする前に付いた当たり傷(緩やかな凹み)があります。 バット・ストックの右側面にはオランダ軍の円形(経約3cm)最終検査刻印が入っていますが、再仕上げの際に消えてしまっています。 本来であればこの円形刻印の中央に王冠に「W」の文字、製造所、製造年号が入っています。 トリガー前のスイベルは固着して動きません。
機関部はフルコック、ハーフコック共に気持ちが良いほどカチカチと問題なく作動致します。 銃口から火門まで通っている事を確認済みです。 オリジナルの金属製さく杖 (ラム・ロッド) が付属致します。 東京店在庫品 (MM)
【その他の情報】
登録証が付いて可動する実物の古式銃です。無可動実銃ではありません。平成25年7月29日に大阪府教育委員会で再交付された銃砲刀剣類登録証付きです。 比較的最近の厳しい登録審査に合格した品です。
古式銃は約150年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 無可動実銃とは違い作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂き、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文下さい。 詳しくは本HPのメニュ・バーにある「Ordering Terms(ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。
詳細画像はこちら
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