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ボーモン・ビタリ M1871/88 歩兵銃 (#4167)*  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【509】
英  名
 Dutch Beaumont-Vitali M1871/88 Infantry Rifle
種  類
 ボルト・アクション、無可動実銃買取品 2017年 夏
国  名
 オランダ
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,325mm (実測)
口  径
 11.35mm (11.35mm x 52R Beaumont弾)
装 弾 数
 4発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ボーモン・ビタリ M1871/88 歩兵銃について】
ボーモン 小銃はオランダ軍初の最初から金属薬莢を使用する目的で開発された小銃です。 その当時のオランダ軍は前装管打式小銃をスナイダー(スナイドル)式の後装式に改造(converted)した「Dutch Snider Breech Loading Rifle」を新型小銃が採用されるまでの臨時として使用していました。 ボーモン・ビタリ M1871/88 歩兵銃は1888年に単発のボーモン M1871 歩兵銃にイタリアのVitali式4発固定マガジンを取り付けて連発銃に改良した品です。 この改良は1888年から1890年の間に約6万挺に施されました。 本品はオランダのMaastricht にあったP. Stevens社製の品で、 ボーモン小銃の多くはオランダ政府からの契約でP. Stevens社が生産しました。 ボーモン小銃のボルトとレシーバーはMaastricht 出身のオランダ人エンジニアのEdouard de Beaumontが設計した非常にスッキリしたデザインになっています。 ボルトの形状に特徴があり、コッキング・ピースには摘んで操作する部分がなく、ボルト・ハンドルは球根状になっています。 その為、不発弾が出た場合コッキング・ピースを引いて再撃発する事は出来ませんでした。 ボルト・アクション・ライフルのボルトに使用されるメイン・スプリングには、コイル・スプリングが広く用いられていますが、ボーモン小銃は板状の「V」型のスプリングが用いられています。 このV字状のメイン・スプリングがボルト・ハンドル内組み込まれている為、前述のように大きな球根型をとっています。 またこれにより、ボルト・ハンドルは一体型ではなく左右から2つの部品を合わせる構造となっています。 これは日本の村田銃も参考にしています。 しかしながらこのスプリングの構造はストレート・ボルト・ハンドルのみ適応しており、騎兵や砲兵のように小銃を背負う兵科用の騎兵銃(ボルト・ハンドルが曲がったもの)には使用できませんでした。 そのため当時のオランダ軍はボーモン小銃を歩兵用、そしてレミントン社からライセンス生産したローリング・ブロック カービンを騎兵や砲兵用に採用しました。 更にリア・サイトにも特徴がありリア・サイトのレンジ・マーク(Range marks)と呼ばれる目盛は2から18(100m-1,800m)が左側面に通常通り刻まれていますが、左側面の目盛は上下逆向きに1.5から6.5(50m-650m)に刻まれています。 これは射手が右利きの場合、銃を右または左に倒すだけで目盛が見えてサイトをセット出来ます。これは他の銃ではあまり見られない目盛の表示方法です。 ボーモン・ビタリ M1871/88 歩兵銃は1895年にダッチ・マンリヒャーと呼ばれるM95 小銃(オランダ語名 Geweer M. 95)に置き換えられるまで使用されました。(MM)

【本個体の説明】
本品は刻印から1878年に製造された事が判る貴重な品で、味わいある木製ストックも1878年製とマッチしており、19世紀後半のオランダを代表する歴史的にみても非常に興味深い品です。 金属部(ボルト、銃身など主要部分から小部品まで)は全体的に当時と同じ白磨き仕上げとなった非常に程度の良い状態です。 
レシーバー左側面に二行で製造メーカーである「MAASTRICHT」「P. STEVENS」の刻印が入っていますが、判読が難しいです。 マッチした同じシリアルNo.がレシーバーとボルト各部に打たれており、1888年に改良された時点から同じ組み合わせであった事が判ります。 ストック内側、銃身で隠れるリアバンドと弾倉の中間付近に S706 の刻印、マガジンハウジング上部と、フォロアー後端に 706 S の刻印、フォロアーにはその他王冠に O 、王冠に N の二種類の刻印がございます。 本体側のストックで隠れる部分についても、タング下部に E と T字状の検査刻印、トリガー直後に王冠に D の検査刻印が見られ、トリガー左側面には UGJ、L字状の打刻、トリガー右側面には王冠に F、7、0、王冠に J、S706 の検査刻印、同側面トリガー・スプリング根元にも、極小の王冠に Fの検査刻印が見られます。 銃身下部、薬室入り口付近下部には、銃身側から弾倉へ向かって S、706、王冠に W の順に三行の検査刻印、 レシーバーとの接合部にS706、薬室直下には、H、ND、TT、JD、S、王冠に Q といった判読可能な刻印の他、V字状の刻印と、ハの字状の記号が打刻されています。また、リア・サイト前付近下部にも、王冠に S の刻印が二つと、G、2というように、外から見えない箇所にも膨大な検査刻印が打たれています。  ボルトとレシーバーに「706」の刻印が入っている事からビタリ・マガジンに改良されてから銃本体と改良部分を含め全てマッチしています。(Я)
木部は19世紀の小銃独特の色合いで全体に僅かな小傷、凹み傷がありますが目立つなヒビや欠損などは全く見られません。  バット・ストックにカトウシュ(MAASTRICHT 1878と王冠にWの刻印)がハッキリと入っています。このカトウシュは当時のオランダ国王ウィルム 3 世(King Willem III、在位1849年-1890年) のものです。 傷み易いバット・プレートについてもしっかりとした状態が保たれており、1878年に最初にM1871として作られた時の銃身のシリアル No.と一致しています。 それに加え1890年の刻印が入っています。 このバット・プレートにある1890年の刻印は1890年にビタリ・マガジンにコンバートされた事を表しています。 独特のリア・サイトのエレベーション調整については問題なく行う事が可能です。 また、本体左側面のセーフティ・レバーについても可動致します。 140年以上昔の品で時代なりの僅かな小傷はあれど、保存状態は大変良く、各部共しっかりしている良い品です。 オリジナルのトリガーテンションのある、ボルトが完全に閉鎖した旧加工品です。 オリジナルの金属製さく杖付き。 本品は弊社でも資料として保存して置きたいほどの素晴らしい状態です。 長野倉庫在庫品(MM)

【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合があります。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像(Detail-Photos)を十分ご確認頂いた上でご注文下さい。

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